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神宮大麻頒布始祭を執り行う意義を教えて下さい
神主さんではないので普通の人にもわかりやすく教えていただけると
ありがたいです。

A 回答 (2件)

明治以前、日本では伊勢神宮だけではなく大きな神社では御師や巫女さんが全国を巡りお祓いと神社のお札(大麻)を手渡ししていました。

神社というのは藩や有力者から支援を受けさらに自立経営もしていたのです。明治新政府は徳川幕府が重視した仏教を排し、神道を国教にするために一律管理しようと御師制度を廃止しました。
すると全国の信徒は大麻を授かることができなくなります。そこで明治天皇のご発案(表向きだけです)で、全国の神社を通じて伊勢神宮の大麻(神宮大麻)を配布するようにしたのです。
実は明治になるまで伊勢神宮は皇室の先祖でありながら、さほど神社の身分も高くはなかったのですが、明治新政府は天照大神(伊勢神宮)を中心とした神道国家にしようとしたのです。なので神宮大麻だけを配布性にしたわけです。
これにより伊勢神宮で製作された神宮大麻は日本中の神社神道の神社に配布され、そこから氏子総代の手によって各町内の協力者を経て家に配布されます。明治時代は全世帯が対象でしたが、後に明治政府から信教の自由が発布され、さらに戦後には神社本庁が設立されて希望者だけになりました。
この各神社から氏子総代に神宮大麻が手渡される儀式が「神宮大麻頒布始祭」です。
意義と言われてもね。一つの儀式でしかありません。祭祀が神道の基本であり全てですから。
例えば郵便局でも年賀状では出発式やるでしょ。あれと同じことです。日本だけじゃなくリオオリンピックでもブラジルからIOCを経て日本にオリンピック旗の授受の儀式があったでしょ。あれと同じようなものです。単に閉会後郵送で日本に送ったって構いはしないんでしょうけどね。やはり儀式としてやることで自分たちに対する意識の変化と周囲に対するアピールがあると思うんですよ。
末端ではどうかと言えば、例えば我が家にも神棚があり、町会の担当者から神宮大麻と氏神大麻などを配布されますけど、普通に担当者から「今年も配布されました、お願いします」と封筒を渡され「ありがとうございます」と受け取るだけですけどね。
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