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キングレコードの子会社のSevenseasレーベルでは,ミルバ,イベット・ジローなどのヨーロッパのシャンソン・カンツォーネ系の優れたCDをかつて発売してました。最近では見かけないのですが(気のせいかもしれませんが),現在もCDを発売しているでしょうか。もし発売しているようでしたら,発売カタログの入手先などご存知ではないでしょうか。近年ヨーロッパ系の優れたアーチストの作品がなぜか疎んじられる傾向にあるようでとても由々しきことと感じております。詳しい方とうかご回答をお寄せくださいませ。

A 回答 (2件)

回答とはちょっと違うかもしれませんが、


SEVENSEASというのは、キングレコード独自の洋楽レーベルではなかったのでしょうか。主にヨーロッパの独立レーベルというか、メジャー規模というほどでもないレーベルの音源を買い取って、このレーベル名で発売していたように思うのですが。

今、手元に'68年当時のキングレコードのカタログがありますが、この中のセブンシーズ・レーベル名義のレコードを見ると、
ドイツのオイロ・ディスク、
イタリアのテレディスク、リコルディ
フランスのリヴィエラ等の原盤を使用しています。
(フランスでもバークレーなんかは、セブンシーズではなくそのまま取り扱っていました。)
あの当時大量に出ていたサントラ音源なんかも、各地の小レーベルのものを使っていたかと思います。また日本人ものでも、当時洋楽扱い(和製ポップス)で、歌謡曲との差別化を図っていたGSなんかは、このセブンシーズ・レーベルからリリースしていました。

以前ほどリリースが活発ではなくなってきているのは、ひとつにはこの辺のレーベルの権利関係が、メジャー傘下の問題もあって、ころころ入れ替わることが多いことにも関係しているのではないかと思います。また、60年代に関していえば、一般的に海外への憧れというのは、アメリカではなくヨーロッパに向いていましたし、映画等の評価でも「おフランス」の風を重視していたように思います。日本の本格派(?)と呼ばれる歌手でも、海外の音楽祭というと「サンレモ」でしたし。

何故か疎んじられるというよりも、70年代前半までに見られたヨーロッパ偏重志向が薄らいで、その反動が一気にアメリカやイギリスへ行ってしまった結果ではないでしょうか。勿論、営利産業であるレコード会社としては、そうした購買層の意識の変化に抗ってまで、小レーベルの良質作品ばかりを出し続けるなんて真似は出来ないでしょう。「WORLD」という括りで各国の音楽を捉えるにしても、現在のようなプリミティヴ至上主義のような批評のあり方では、こうした傾向はなかなか変えられないでしょうね。
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この回答へのお礼

貴重な資料をもとにご回答を頂きまして,ありがとうございます。大変参考になりました。
(蛇足)セリーヌ・ディオンやマライア・キャリーなどほんの一部のアーティストだけが突出して売れるのが,日本の購買層の意識なんでしょうか。(笑)セリーヌ・ディオンの仏語,グロリア・エステファンのスペイン語などが,広い音楽圏への関心を導く架け橋になってくれれば良いと常々感じている次第でございます。

お礼日時:2001/06/24 18:40

うーん、きっちり確認したワケではありませんが、最近でも出ているのでは?


気になって、ちょっとHMVのサイトで検索かけてみましたが、例えば、

Matia Bazarの新譜
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=920398

Milva / Stark Sein
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=711412

等、キングレコードさんがちゃんと国内盤をリリースしているようです。
Sevenseas名義かどうかは確認できませんが。

あと、既にご存じかも知れませんが、キングレコードさんのサイトでカタログ検索出来ます。
http://www.kingrecords.co.jp/

>近年ヨーロッパ系の優れたアーチストの作品がなぜか疎んじられる傾向にあるようで
でも、それは今に始まったことでもないような.....。(笑)

以上、あやふや情報ではありますが、ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

細かい情報提供ありがとうございました。深く感謝いたします。新作が発売されているとのこと大変参考になりました。かつて発売されていたものはほとんどが廃盤となっているようでした。

お礼日時:2001/06/24 18:49

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