有責配偶者から調停された場合の進め方

Question

有責配偶者から調停を申し込まれたかたの体験談が聞きたいです。

有責配偶者である夫が調停の申立人です。

離婚にはお互い合意してます。
協議離婚にも合意したにも関わらず、慰謝料と養育費について夫は「払いたくない」と言い、一方的に調停にすると言ったきり、私の電話やメールは無視しています。

経緯を簡単に説明すると
夫のモラハラ、家事育児への非協力、浪費、暴力、子供への愛情の希薄から離婚を申し入れました。

・婚姻期間1年
・子供は０歳

今年10月に別居を開始。
翌月協議をしようとこちらの条件を書面で出したところ、夫は話し合いではなく弁護士に行きました。
「行く前に話し合いが先ではないか」という私の言葉は無視しました。
翌週、夫は「話し合いをしたい」と私を呼び出し、応じました。
「第三者が介入したって、夫婦の問題なのだからどちらかが納得しない」「弁護士は立てない。」「協議離婚する。」と合意しました。
後日私が話し合いをしたいと言うと、「調停にする」と言い出しました。
「私は協議離婚に合意したはず。」と言いましたが、夫は応じませんでした。
その翌日、内容証明にて協議離婚申し入れをしました。
しかし、夫は「弁護士に任せてるから」と話し合いに応じませんでした。
調停にすると言われてから二週間経ちますが、通達は来ていません。

夫は
・自分の話をし、妻の話は聞かなかった。
・協議離婚の合意をしたにも関わらず調停を申し込んだ
・弁護士は立てないと約束したにも関わらず弁護士を立てた

私は
・何度も話し合いを申し出た

この場合、どのように調停が進められると予想されますか？


調停委員と話す際、まずは「夫はこう言ってます」と言われるのでしょうか？
また、「協議離婚にしたい」と言うと、そこで話は終わりになるのでしょうか？
離婚の経緯や条件など言った上で「一方的に調停にされた。協議離婚にしたい」と言ったほうがいいのでしょうか？


夫は私の話ではなく、第三者の話しか聞き入れません。
（それが第一の離婚理由ですが、相変わらず話を聞こうとしないので、慰謝料や養育費の減額する気はありません）
養育費全額一括支払いをさせることができれば調停でもいいですが、きっと調停委員は相場にするよう言われると思います。

私の主張としては
・私が養育しているのだから、費用は全額夫が払うべき。
・相場は養育費3万だが、総額1,000万にも満たない。
・子供が大学を卒業するまですべて公立で（衣食学併せて）3,000万。
・養育して残業できない分、夫が多く払うべき。（最低2,000万）
・そもそも離婚しなかったとして私は年収103万、私は自分の生活費を稼いだに過ぎない。
・養育費3,000万は妥当。
・この調停に至った経緯からもわかるとおり、夫に反省の色が伺えないことから慰謝料100万は妥当。
・夫はギャンブルの浪費癖があることから養育費を後々払えないという恐れが高いため、一括支払いを申し出る。


批判的なコメントは控えて、アドバイス程度に留めてもらえると助かります。
また、有責者から調停を申し込まれた時の体験談など、教えてもらえると助かります。

中年紳士 · Accepted Answer

●一つは別居後の夫の行動について、調停に持ってくるのは意味がないのでしょうか？

↑あなたの誠実さとご主人の不誠実な性格を対させたり表すエピソードはいいです。

●離婚理由の「私の話を一切聞かない」「電話もメールも無視」「自分の都合で連絡する」が盛り込まれています。一番調停委員に話しやすい段取りなのですが、それよりも婚姻中の話を２～３話して「親から見ても心身悪くする前に離婚したほうがいいと言われるほどだった」と言う方がいいですか？

↑ご主人の性格・人柄を表すものはいいです。調停はそれ（ご主人の無茶な言動）に耐えられなくなった結果である。と、言うように持って行けばいいでしょう。

●そういう私的制裁と捉えられる増額ではなく、LINEの履歴や日記を読み返した結果、100万に相当すると考えた。とするほうが、調停委員に悪い印象は与えないですよね。

↑これでいいと思います。

●二つは夫が申立人で調停が始まった場合です。夫の話をまず聞いて、私の話を聞きに来ると思います。そこで「旦那さんはこう言っていますよ」に、その場で返事するのではなく「次回返答いたします」と言って、私の話をして終了でもいいのでしょうか？

↑最初の段階ではご主人の主張の不正確な点をいっておく方がいいです。可能なら、あなたとご主人が知り合い結婚され、その結婚生活の実態。そして、今回夫婦の不和の原因。調停で話し合うことになって原因。つまり、あなたとご主人のこれまでの歴史をまとめて文書にして、第1回の調停の数日前に、担当書記官宛てに出しておくといいです。あなたの意見を予め調停委員及び裁判官、書記官に知っておいてもらうのです。

中年紳士 · Answer

度々恐縮です。又、他の方にも恐縮です。
最後に、せっかく陳述書をお書きになっているのですが、40字36行では読んでくれるかどうか分かりません。暇ならある程度読んでくれるでしょうが忙しいと余り眼を通してくれない可能性があります。

陳述書は、A4用紙 1枚に26行、1行の文字数は35文字、文字のポイントは12ポイント、改行は1行開ける方法で改行しても良いです。こう言う書式で書いた書面は裁判所に提出する書類の書式に合致しています。何度も済みません。

桜良sakura · Answer

あなたが調停は嫌でも相手が調停をだせば出頭しなければなりません。弁護士が入れば、あなたは直接は旦那さんと話しあえません。
調停になると、あなたの言い分は通らないと思います。あなたが旦那有責と言っても慰謝料をとれるものと言ったら、暴力くらいです。しかし、診断書などがないと旦那がやっていないといえば、証拠になりません。(うたがわしきは罰せずなので)モラハラは、あなたが精神的にうつ病になるなどの診断書が必要です。浪費は、何に給料を使うかは価値観なので対象にならないと思います。子供への愛情の希薄も性格の違いなので対象になりません。唯一、もらえるのは養育費のみです。養育費は、年収によって決めると旦那さんがいえば、あなたの希望額はかなわないでしょう。多分、一括は旦那さんが承諾しないと思うし、それを強制できないのでむりでしょう。
ベストは、暴力をされたときに警察に傷害罪でうったえると診断書をとることでした。前科がつくので、必ず、こちらの意見が通る可能性が高くなります。あなたから、離婚したいのでなく、相手から離婚したいと思わせることで希望額がとれることもあります。別居をしている間は婚姻費用(あなたが無職なら離婚日までの生活費)がもらえます。財産分与も半分もらえます。(婚姻期間の貯蓄)

中年紳士 · Answer

●自分は要求する額だけのことをされた。と自信を持てばいいんですね。

↑その通りです。

●例え話の件ですが、理解の確認をお願いします。
私が「夫はギャンブルの浪費癖があることから養育費を後々払えないという恐れが高いため、一括支払いを申し出る。」というのは、夫側に寄った発言。

↑ご主人側に寄った発言ではありません。あなたが希望する発言です。

●私が「夫は昨年の8月、通帳残高３円であった事実から計画的に支払いをする能力はないと考える」「私が手続きをして強制執行という嫌な思いをしないために一括支払いを申し出る」のほうがいい。ということでしょうか？

↑このご質問もあなたがより有利だと思われることを主張すべきです。その主張の根拠もです。

●また、常識が慰謝料80万だからと80万で開始すると30万に減額されてしまう。だから200万にしておけば相手からしても100万下がって100万になれば妥協できる。ということでしょうか？

↑金額については予め減額を予測しての要求ではなく、これこれの理由によりいくらいくら要求する。というように主張します。その主張の根拠を明確にしておくことをお勧めします。

先ほどの仮の話は1㍍というように距離を使って相手とあなたの立ち位置を説明しました。その1㍍という距離をお金に換えるとより分かり安いと思います。彼は一銭も支払いたくない立場ですので0円の位置に立っているとします。あなたは支払ってもらいたい立場で100万円の位置に立って交渉すると仮定します。

しかし、あなたは相手の事情とか要求の主張に自信が持てないものですから世間体を気にして、100万円よりも下げた70万円の位置に立って相手と交渉した場合の中間点は35万円です。100万円の場合の中間点は50万円です。したがいまして、あなたは請求の根拠をシッカリ立てた上で希望の金額を請求すればいい、ということを言いたかったのです。

調停では、あなたに無茶苦茶なことをいう調停委員もいます。そこでひるんではいけないのです。調停委員も中間点（妥協点）を見つけるためにひどいことも言います。そんなとき感情的になってはいけません。そういうときは、私は自信を持って要求しています。しかし、調停委員さんがその様におっしゃるのなら、今一度考えて次回に今の件はお返事させて頂きます。と、言って帰るのです。

そして、次回に前回言われたことについて、あなたは正しい（要求の正当性）事を何かの資料、又は法律を探して調停の場で言うのです。そうするとほとんどの場合あなたの主張は取り入れられるケースが多いのです。調停委員も落としどころが見つかるのです。（あなたが見つけてくれた。）だから、最初の主張は曲げてはいけないのです。（予め法律で決まっていることは別です。）粘り強く調停委員と交渉です。

ご主人に請求する金銭についての考え方は、ギャンブルとお金の問題、貧困問題、母子家庭問題などの客観性とあなたの個別性を絡ませて主張していく方が説得力があるように思います。失礼しました。

中年紳士 · Answer

養育費の一括払いを希望される理由を調停の際に調停員に言いましょう。事情は理解してもらっても養育費の支払い方法の制度が、調停進行の上で原則月払い。と、なっていますので、その原則をあなたの希望理由で崩せるかどうかです。しかし、言わないと損ですので言いましょう。

そして、慰謝料も請求しましょう。あなたの場合、慰謝料は請求出来ます。慰謝料は「不倫」「DV」等を配偶者が働きそれが原因で離婚に至った場合のみ慰謝料を請求出来る。と、理解している人があります。これはネットの間違った情報を信じている人の意見です。あなたの場合、堂々と慰謝料その他の請求をしましょう。調停委員に何を言われてもです。

調停のコツは、あなたが中立的な立場、つまり当事者であるにもかかわらず常識的な判断では自分の意見はどの様に受け止められるのだろうか、という様に自分の要求を人ごとのようにある距離を置いて（遠慮して）考えると失敗します。

例えばですが、あなたと相手の主張の隔たりは距離にして1㍍の隔たりがある。と、仮定します。あなたが常識とか彼の言うだろうと言うことを予め予測して意見を述べると、その意見を述べる立ち位置は相手に25㌢から30㌢よったところから始めることになります。

そういう状態で妥協をみた場合、本来なら1㍍の中間点（妥協点）が50㌢の所なのに、相手側に最初から30㌢寄ったところから話を始めると中間点は35㌢の所になります。つまり、あなたは彼よりに15㌢寄ったところで妥協する事になります。主張は自分の立ち位置に立ってしましょう。と、いうことです。余計なことまで言って失礼しました。

pg8mw · Answer

まずは、整理です。
あなたと彼の場合、離婚の合意は出来ている。あなたは、夫側を婚姻の継続を難しくさせた有責者だとして慰謝料を請求しているけれど、その根拠は曖昧で不確かです。ですので、夫が有責者であると認められる可能性は極めて低いという事が、予想されます。それでも、あなたが慰謝料を請求するのなら、夫側が調停に申し立てをするのは妥当な事ですよ。
何故に、あなたの慰謝料請求の根拠が曖昧かと申し上げますとね。この質問内容にある離婚請求事由が、婚姻を継続し難い事由に当て嵌まらないからです。婚姻関係の維持とは、夫婦の生活の維持なのですよ。人の生活とは自然発生的に常に様々な問題があるものなのです。その問題に対して、どう対処するかが責任問題なのであり、夫婦であれば、当事者同士の課題なのですが、あなた自身も努力する事を諦めましたよね。問題に対処するべき責任がある夫も確かに努力しなかった。そして、あなたも努力したくないのです。だから、離婚なのでしょう。であれば、有責者配偶者は夫であるという結論は出し難いと言えます。
養育費については、あなたが請求権を持つのではなく、子供自身にその権利があるのです。養育費の請求については、あなたは親権者としての子供の代理人に過ぎない。なので子供の請求権利以上に請求出来る筈もないのです。あなたが子供の養育者並びに親権者である事は、あなた自身の選択なのですよ。自分の選択については、あなた自身が責任を取るしかないのです。あなたが養育の為に残業出来ないのは、あなた自身の問題であって、子供の父親の問題ではないのです。夫婦であれば、夫婦はお互いの社会的な経済的な問題について助け合う義務がありますけれど、離婚するのですから、あなたの生活の問題を助ける義務は、離婚する夫、子供の父親にはないのです。
そして調停には出向くしかない事です。出向かないのであれば慰謝料についても、養育費についても保留です。離婚慰謝料請求の裁判をするにしても、調停を経過しないと裁判は出来ない。協議についても、両者が協議をする意志がないと協議出来ないし、協議の合意も離婚をするその時その瞬間にないと出来る筈もない。あなたが一方的に協議を申し入れる事は出来ないのです。相手側が断ればそれまでの事なのですよ。あなた自身の意向が重要であると同時に、夫自身の意向も重要だからです。
慰謝料の請求は難しいという事は、先に難しいと申し上げました。養育費の一括請求ですが、これも難しい。父親である彼に、あなたの提示額のような養育費を一括で支払える程の資質があるのなら、彼が浪費家であるという根拠がなくなるからです。つまり、慰謝料請求の根拠もなくなるし、養育費の一括請求の根拠もなくなるのです。あなたの要求には矛盾があるという事です。
あなたのように、自分の要求の矛盾に気付けない人は、プロの助けを得る方が賢明ですよ。あなたも弁護士に依頼するべきです。

中年紳士 · Answer

調停前のご夫婦の協議離婚にしようとか弁護士は立てないとかを反故にしたとかどうのこうのは全く関係ありません。離婚調停を待ってもご主人の方から申し立てがないのなら、あなたが離婚をする気があるのなら、あとは離婚条件ですのであなたから調停を申し立てればいいではありませんか。

ご主人が有責ならそれを証明しなければなりません。お書きになっているご主人の有責についてですが、この場合離婚を申し立てられないようになる有責かどうか難しいです。逆に、離婚をした方が配偶者と子どもさんは平和で安心した暮らしが可能になる確率が高いように思います。この場合の有責の利用の仕方は、離婚の原因はご主人の素行（性向）に原因がある。と、いう位置づけがいいように思います。その方があなたは有利に離婚条件を進めることが可能になります。

養育費は原則、月払いです。余程義務者がお金を持っていて今支払ってもらわないと無くなってしまうとか、海外に出かけるとかのことが無い限り分割になります。不安なら、保証人を付けてもらうように話しましょう。養育費は算定表の枠内で決められます。あなたの希望だけは言っておいてもいいです。それと、毎月の養育費とは別に子どもさんの成長に合わせて、又は、予期せぬ出費が発生したときに、義務者に連絡して支払ってもらうように調停調書に書いてもらいましょう。積極的な姿勢で調停にのぞみましょう。

有責配偶者から調停された場合の進め方

●一つは別居後の夫の行動について、調停に持ってくるのは意味がないのでしょうか？

度々恐縮です。

あなたが調停は嫌でも相手が調停をだせば出頭しなければなりません。

●自分は要求する額だけのことをされた。

養育費の一括払いを希望される理由を調停の際に調停員に言いましょう。

まずは、整理です。

調停前のご夫婦の協議離婚にしようとか弁護士は立てないとかを反故にしたとかどうのこうのは全く関係ありません。

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