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鑑定団お宝発掘に蝶の収集家の方が出たのですが標本箱に同じ蝶を何10匹も入れる必要があるのでしょうか、しかも綺麗な標本を作るためわざわざ採取した卵を飼育して生体になってから標本にすると
言っていました何故1匹ではだめなのでしょうか、とても無駄な殺生に思えるのですが?

A 回答 (2件)

私は収集家ではありませんけれど、主に「見栄え」と「入手難度」の兼ね合いでしょう。


まず「見栄え」の点ですが、大きい額へポツンと一匹だけだとパッと見に寂しいものですし、
小さい額ばかりだと標本を飾っているのか額縁を飾っているのか分からなくなります。
そして「入手難度」ですが、生息数が少なかったり大量捕獲が難しかったりすれば、いくら
見栄えが悪くても数を揃える事が出来ず、1~数匹で標本を作るほかありません。
言い換えると、人工飼育で大量に揃える事が出来れば、同じ蝶を何十匹も入れた綺麗な標本
を作る事が「可能になる」のです。
つまり、どうしても大量でなくてはいけない必要があるからやっている訳ではなく、その方
が見栄えが良くて尚且つそれが可能だからやっているだけなのです。

図鑑的な意味で作るのであれば、確かに同じ種類の蝶を大量に収めるのは無駄かも知れない
ですけれど、標本は「美術品・展示物」という側面もありますので、「見栄え」が重要にな
ってくるのですね。
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この回答へのお礼

回答有難うございました。

お礼日時:2017/02/01 11:44

私は、蝶の収集家ではありませんが、切手の収集をしていますから、同じ蝶をたくさん集める気持ちはよく分かります。



切手収集にもいろんなタイプの人がいます。たとえば、これまでに発行されたすべての切手(全種類)を集めたい、記念切手を集めたい、あるテーマに沿った図柄の切手を集めたい、同じ切手の変化を調べたい、などなどいろいろです。すべての切手を集めたいというのは、昔は、もっとも盛んで、切手収集の王道ぐらいに言われていましたが、現在では、国の数も増えたし、それぞれの国での歴史も長くなって、事実上個人ですべてを集める不可能ですから、自分の好みにしたがってテーマを考えて集めています。私は、一番お金のかからないものということで、普通切手を集めています。そんなもの、何が面白いのだといわれますが、最近は、チェックが厳しいというか管理体制がしっかりしているのか機械の導入の成果なのか分かりませんが、バラエティがなくなっていますし、バラエティが出るくらい長く同じ切手を発行しなくなっているように思います。昔といっても昭和50年代以前には、結構バラエティがありました。あまり変化はしないものでも、ずっと集めていると、そのバラエティを見つけて、オーやったー!という気分になります。

蝶でも、同じようなことがあると思います。大きいのや小さいの、色が濃いもの薄いもの。模様が少し違っているのなど、変異があると思います。最終場所の違いによる変異もあると思います(場合によっては、新種とまでは行かなくても、その地域に特有の亜種の発見、ということになるかもしれませんし)。ですから、同じ種でも、多く集めたくなると思います。

蝶ではありませんが、蛾を長年採集して、環境変化に応じて微小進化を証明(といえるかは微妙ですが)した事例があります(主眼は、逆で、環境浄化のことだったかもしれません)。イギリスの工業都市リバープールで、蛾の薄茶色の羽の色が、工業が盛んになり石炭を多量に燃やして煤煙が多く出た時代には黒っぽくなり、その後煤煙規制が強化され空気が澄んできたら、元に戻ってきたそうです。煤煙によって、蛾が止まる壁が黒っぽくなり、薄い色の羽の蛾は虫を餌とする鳥に捕まりやすくなり、黒っぽい蛾のほうが多く生き延びて子孫を増やし、煤煙規制によって、黒っぽいものの優位性がなくなって元に戻ってきた、ということだそうです。このようなことは、一匹の蛾だけでは分からなかったことでしょう。長年、同じ種の蛾を採集し続けた結果分かったことだと思います。
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この回答へのお礼

回答有難うございました。

お礼日時:2017/02/01 11:46

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