
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
刺激的なご質問です。
たとえば、「あさまし」をいくつかの古語辞典で調べると、動詞「あさむ」に対応する形容詞などと説明しています。
同様のケースを思いつくままに列挙してみます。
かかやく(輝)ーかかやかし
くるふ(狂)-くるはし→くるほし
なつく(懐)-なつかし
なやむ(悩)ーなやまし
ねたむ(妬)ーねたまし
なげく(嘆)ーなげかし
わづらふ(煩)-わづらはし
はらだつ(腹立)-はらだたし
そして
よろこぶーよろこばし
上記形容詞の語幹は四段動詞の未然形の形です。
動詞の未然形は、「つく(築)」の未然形「つか」が「塚」であるように、古くは名詞相当の働きも持っていたようです。
ところで、「をんなし(女)」という形容詞があります。名詞「をんな」に形容詞活用語尾がついて形容詞化したものでしょう。
「よろこばし」と「をんなし」、形容詞の作り方としては同趣ではないかと考えます。
上記の形容詞がみなシク活用であることも興味深いですね。
No.3
- 回答日時:
形容詞と動詞との間には明らかにつながりがあると思われるものがたくさんありますが、そこに法則性のようなものがあるのでしょうか。
しかし、あったとしても、それは単純なものではありません。例をあげてみましょう。親しむ←→親しい 悲しむ←→悲しい 懐かしむ←→懐かしい 恨む←→恨めしい
う(い)つくしむ←→うつくしい
喜ぶ←→喜ばしい 嘆く←→嘆かわしい 慕う←→慕わしい
痛い←→痛がる 悲しい←→悲しがる 嬉しい←→嬉しがる (「がる」は接尾語)
No.2の方がおっしゃるように、本来形容詞と動詞のつながりは古語の時代にできたものと思われます。また、古語の時代に区別があった「ク活用」と「シク活用」は現代語では区別がなくなりましたが、「ク活用」は性質・状態を表し、「シク活用」は心情的なものを表していました。(ただし、厳密にな区別ではありません)
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