プロが教えるわが家の防犯対策術!

ウーパールーパーは水の量を減らしていくと陸上生活できる肺呼吸に変わり見た目もイモリみたいになるそうですが、
水中から陸上への生態変化した後、
また水の量を増やしていったら水中への対応し鰓呼吸に戻るのでしょうか?
googleで検索しても答えが見つからなかったため、
生物に詳しい方宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

戻りません。


ウーパールーパーことアホロートルは、メキシコサラマンダーという陸生種のネオテニー(幼形成熟)の変異体で、
オタマジャクシのままカエルにならないで水中を過ごす個体をアホロートルと呼び、陸に住むメキシコサラマンダーと遺伝子構造的には同じ個体です。
だから、カエルを水に沈めてもオタマジャクシには戻らない。
写真が陸生のメキシコサラマンダー。白いウーパールーパーはアルビノですので、陸に上がると気持ち悪い。

メキシコの特定地域だけ、寒暖が激しく水辺環境的にも陸に上がりにくい地域でアホロートルは発生し、1851年のロンドン博覧会で展示された、探検家によってソミチルコ湖から持ち帰られた3匹のアホロートルが繁殖した末裔だけが、現代の世界中で販売されている白や黄色や黒のウーパールーパーであり、
150年間、水槽内での近親交配で遺伝子が固定されており、野生種は茶色のブチ柄で違う姿をしています。
日本でもワシントン条約で輸入禁止になっているので20年以上海外の個体が入ってきていません。ドイツとかアメリカでも結構飼われているのですが、大きさも顔形も全く違う進化をしています。Wikiに載っている写真はドイツ個体ってわかるくらい。

またメキシコには他の湖にもネオテニーのサンショウウオがいて、アンダーソンサラマンダーとかファイヤーサラマンダーのアホロートルもおり、エラがあり四肢が生えている姿は同じですが、違う柄をしていますし、非常に高額で販売されています。
「ウーパールーパーは水の量を減らしていくと」の回答画像1
    • good
    • 1
この回答へのお礼

詳しく回答していただきありがとうございました‼︎
なるほど、カエルがオタマジャクシに戻らない理論ですね、納得です。

お礼日時:2017/12/25 07:20

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!