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排卵検査薬の陽性反応と実際の排卵のタイミングについて



先日もご質問させていただき、一部重複する部分がありますが、詳しい方、教えていただければと思います。

排卵検査薬でLHサージの上昇をとらえてから実際に排卵が起きるまでの時間ってどれくらいになりますか?
個人差のあることとは思いますが、いろいろな方の経験談を知りたいです。

D15とD16で陽性反応は出て、タイミングを取ったのですが
後日D19に、エコーで卵巣を診てもらったら18ミリ前後の卵胞があると指摘されました。
診て貰ったのは不妊治療専門の医院ではなく普通の産婦人科です。

卵胞のチェックを受けるのが今回が初めてでして、どう理解したらよいのか分かりません。

2個の卵胞があったのか、排卵してなかったのか、黄体化するものなのか。。
いろんな情報があって困っています。

エコー写真は受け取っていませんが、
内診時に見えたのは、黒い丸の中に小さな白い丸が1つ、という様子です。

同じような経験をお持ちの方、ぜひ教えてください。

A 回答 (1件)

長文になります。


しっかり、読んでみてください。

日本産婦人科学会誌に、排卵検査薬の陽性反応と排卵の関係について記述されています。

参考URL(日産婦誌59巻4号より)
http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5904-045.pdf

(2)LH(随時尿)
排卵前の LH サージを検出する目的で簡易尿中 LH 測定法が普及している。
LH サージの持続時間は約48時間(上昇14時間,ピーク時間14時間,下降時間20時間)であり,排卵は LH サージの開始35時間後から44時間後の間に起きると考えられている。
血中 LHサージと尿中 LH サージとのタイムラグは数時間であり,ほぼ一致するとされる。
20mIUml を超えた場合,LH サージの開始と考えられるが,単回の測定ではピーク,下降期と区別がつかない。
そのため連日の測定あるいは卵胞径のモニタリングといった方法と組み合わせるのが望ましい。

参考URL(排卵現象のメカニズムおよびその異常 日産婦誌52巻11号より)
http://www.jsog.or.jp/PDF/52/5211-403.pdf

1.LHサージ
エストロゲンは,卵胞の発育期には下垂体の LHおよび卵胞刺激ホルモン(FSH)にネガティブフィードバック作用をもつが,排卵期前の高濃度上昇する時期にはポジティブフィードバック作用を示す。
成熟卵胞からエストラジオール(E2)が高濃度産生され,血中濃度が上昇すると,このポジティブフィードバック作用により LHサージが引き起こされる.LHサージ開始の24~36時間後,ピークの10~12時間後に排卵が起こる。

参考URL(排卵予知診断法 日産婦誌51巻12号より)
http://www.jsog.or.jp/PDF/51/5112-505.pdf

LH サージをとらえる定性キットは数社から市販されており,患者自身が自宅で検査することも可能である。
比較的規則正しい周期で排卵が起こる症例では,排卵日時期をねらって自宅で検査を行い,これのみで排卵予知を行うことも可能であるが,周期ごとに排卵日が変化する症例では,コストなどの点で,経腟超音波断層法との併用が望ましい。
通常,20~50mIUml の感度で尿中 LH をとらえることができ,陽性化後,1~2日以内に排卵する。
正確な LH サージをとらえるには朝夕 2 回の検査が望ましい。

参考URL(排卵予知診断法 日産婦誌51巻12号より)
http://www.jsog.or.jp/PDF/51/5112-505.pdf

排卵は LH サージ開始から34~38時間後,LH がピークとなる時点より10~12時間後,エストラジオールのピークから24~36時間後に起こるとされている。

専門誌でも排卵検査薬が陽性反応を示してから、実際に排卵されるまでの時間が微妙に違っています。
しかし、陽性反応を示してから排卵が起きるのは間違いないようです。

LHサージについて!
これまでLHサージは排卵周期に一度だけだと考えられていましたが、本論文は、LHサージは何度も起きると報告しています。
ニュージーランド、オーストラリア、チリの3カ国から、生理周期が正常(平均28日)で、妊娠出産経験のある健康な女性62名(平均年齢34歳、妊娠回数平均3.6回)を登録し、尿中の女性ホルモン濃度を毎日測定しました。
LHピークは2~3日に1回のペースで2~4回認めらてたそうです。
参考URL
http://humrep.oxfordjournals.org/content/28/12/3 …
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24170744

自然排卵時の卵胞の大きさは排卵前には21.7±3.6mm(18.1mm~25.3mm) になると言われています。

お医者さんのサイトで、卵巣をエコーで観察している時にどの様に見えて判断しているかが載っていましたのでコピペしておきます。

卵胞の直径が約18~20mmのサイズに育った状態が「成熟卵胞」と考えられますが、
この頃になるとエストロゲンの作用により子宮頚管からの粘液が増え子宮内膜はその厚みを増し、受精着床への準備が進みます。

診察室における超音波検査でモニター画面に映し出される「丸く黒い影」は「卵子」そのものではありません。
我々は内部に液体を貯留した「卵胞」を見ているだけであり、その中に存在する卵子は極めて小さなもので、超音波では捉えることはできないのです。
従って「排卵」といってもそれは卵子が放出されたという「目撃証言」ではなく「現状証拠」より、排卵が起こったであろう事を推測しているに過ぎません。

排卵前のピンと張りつめた卵胞は排卵後には形が崩れ消失したり、逆に内部に血液が貯留して腫大して見えます(これを出血黄体といいます)。
また子宮の内膜は排卵前の「リーフ状(葉っぱのように見える)」から白っぽい色調への変化が起こります。
血液検査では黄体ホルモンの分泌がみられ、基礎体温は上昇します。また人によっては排卵痛と排卵出血を自覚する人もいます。
このようにして排卵が起こったことの診断は総合的に行われるのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2018/02/07 06:11

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