英語は男女を厳格に区分し、三人称の代名詞として「he/she」は必ず使い分けますし、職業でも「fireman」「policeman」のように男性を指す単語が多いです。
一方、日本語で「彼・彼女」はあまり使わない(恋人の意味になってしまう)ですし、職業でも「消防士・警察官」と言った単語は性別に関しては中立です(せいぜい、「看護婦」「産婆」くらいでしょう)。なお、フランス語やドイツ語は名詞ですら男性名詞・女性名詞があります。
言語はその国・社会が生まれた文化や背景を色濃く残すものです。つまり、近代以前の西洋は男女を厳格に区別(女性差別も当然あったでしょう)し、それがあまりにも酷かったためにウーマンリブ運動や女性解放運動が起きたわけです。
一方、日本は江戸時代以前は男女の区別を付けていなかった(つまり、差別も少なかった)ので、日本語でも男女の区別はあまり付けませんし、最低限必要な区別以外はやってこなかったということではないでしょうか。
No.13
- 回答日時:
「差別」と「謙譲表現」の区別もついてないのかね?(笑)
二人称も例示したけど、現代語でも「お前」「貴様」とかあるけど?
He/Sheは区別だし。
理解力が無いなら、質問するなって・・。
じゃあいいよ。
君が正しい。
その珍説をもって、世渡りすりゃいい。
No.12
- 回答日時:
単語の例示がたった2種類4個だけで信じろというのはさすがに無理があります。
例示が数十種類で単語数百個ぐらいはないとこの理論を受け入れるのは無理でしょう。しかも、持論に適合する例を選んでいるだけで、持論に合致しない例は全く触れられていません。
例えば、三人称についてのみ触れられていて一人称・二人称についてはノータッチのというのは無理があります。
firemanというのも、そもそも女性のfiremanが少ないので例示としてはかなり偏っています。
仮説を証明するためには「その仮説を否定しようとすること」が必要です。
つまり自分で立てた仮説を自分で否定するのです。そのためには仮説に当てはまらない例をたくさん集めて比較してみる必要があります。その過程を経て初めて証明に至ります。
あなたの頭の中にはたくさんの例が浮かんでいるのかもしれません。しかし、少なくともここには書かれていないので私達はそれを知ることができません。
No.11ベストアンサー
- 回答日時:
日本の文化は伝統的に欧米やイスラム教のように女性を差別してはいません。
だから言葉の性質も全く違います。ただ、男女が「同じ」というのはやはり近代以前は難しかったようで、日本は差別はしていませんが、区別はしています。
・奥様について
奥様が「差別」だと考えている人たちは「主人・奥」を比較して、主人が表にいて女は奥に控えているから「差別的」と捉えているようですが、そもそもそれが間違いです。
本来の対比としては「殿・奥」が正しく、殿という言葉は「しんがり」つまり一番最後ということです。
欧米の社会というのは古代から「男だけが個人権をもつ『人』」であって、女はその付属物であり、子供も付属物、さらには同じ男でも奴隷などは「所有物」という扱いでした。
男は責任と義務を有した『人』であり、女子供や奴隷は「義務がないから責任もない」もので、だから「男がすべてを管理し、保護する」ものでした。
この時の「責任と義務」は具体的には「徴兵に応じられるかどうか」で、戦争で戦って自分の付属者(要するに家族と奴隷と財産)を守れるものだけが「権利者としての人」だったのです。
日本はこれとちがって男女ともに権利者でありました。これは律令制で口分田を男女ともに配布し、男性には防人や庸などの肉体労働もありましたが、女性には庸布のなどの仕事があてがわれ、男女で「役割分担」はあったものの「男女ともに納税する権利者」という概念が確立していきます。
鎌倉時代になると、武士による戦争が激しくなり、当然ですが女性は戦争に参加しないのが原則になります。しかし、男女とも権利者(義務者)という概念は変わらず、領主の召集に人数が足りない場合、女性も参戦していたようです。幕末の資料によれば足軽の3割が女性だった、というものもあります。
欧米では女性が徴兵されることはなかったのですが、日本では女性も参戦したのです。
しかし、女性も参戦するとなると、その地域の軍隊が全滅した後、地域運営の担い手が居なくなってしまいます。欧米は徴兵するにも「村の半分の男性だけ」という形で行い、父親が戦死すれば伯父などが父権を握って妻や子供たちを保護するのが一般的でした。
日本ではそもそも「妻」の役割が地域で強く、男がいなくても田畑の開墾はともかく、家計運営や地域の運営は女性たちだけで担っていたのです。ですから戦国時代に日本に来た宣教師たちは「女性が読み書きできること」に非常に驚いています。
このような男女の社会分担が殿・奥の始まりで、だから日本は今でも女性が家計を握るのが一般的で、世界中で家計を女性が行う国は日本ぐらいしかありません。「奥様」は「家庭運営を行い、地域の運営にも責任をもつ女性の尊称」だったのです。
またこれが転じて江戸時代の「大奥」などにつながっていくわけですが、大奥もハーレムという性格を有しながら世界的に珍しい機能を持っています。それは「大奥の女官たちが、大奥の会計や総務などの業務を行った」ということです。
日本人は「当たり前」として気にもしないかもしれませんが「女は男の付属物」であり現代でも男性が家計を握るのが一般的な世界の多くの国では「ハーレムの運営を女性自身で行う」というのはありえないことです。なぜならハーレムの女性は半奴隷状態であり幽閉され男性に管理されていたのに対して、日本では「女性たちが率先してハーレムを運営していた」ということになるからです。
この違いはとても大きく、だからこそ「日本では欧米のように女性が差別されていたわけではない」ということになるのです。
・漢字とひらがなについて
平安時代になると女性がひらがなによって文学を作りだしていきます。女性は主にひらがなしか学びませんでしたが、これは差別でもなんでもなく「漢字は公文書のためのもの」だったからです。男性が行う公務は「漢字」の世界であり、女性たちが書く恋文などは「ひらがな」の世界であったといえます。
これは役割の区別から出たものであり差別ではありません。逆に漢字では私文学を書くことはできず、だからこそ土佐日記は「「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり」として、男性である紀貫之が私文学をひらがなで書く際に「女性」を騙っているのです。当時の男性の日記は業務日報の性格が強く、自分の気持ちを書くことはできませんでした。男性のほうもけっして「自由」ではなかったのです。
そしてなにより、この時代に「女性が文字を書ける」ということが、世界的に見て非常に珍しいことであったといえます。日本の女性の識字率は常に世界中の平均を圧倒的に上回るものであり、これは「女性が男性と伍して社会に貢献してた」からでもあるわけです。(だから本当は平安女性も漢字の読み書きはある程度できたはずです。ただ公文書の性格が強いから書かなかった、ということです)
と前提が長くなってしまいましたが、このような日本の男女関係が言葉に影響を与えないわけがありません。
日本語の名詞の特徴は「実に名詞があいまいである」ということに尽きるでしょう。男性名詞・女性名詞のような区分けだけでなく、単数・複数などの区分けも定冠詞もありません。
日本語は「誰が」ということにあまり重きを置かない言語なのです。
逆に日本語は主語である「私」は非常にたくさんの種類があります。そしてこの主語は「相手との相関関係」によって決まります。日本語は相手に対しての自分がどのような立ち位置にあるのか、によって主語が変化するという珍しい特徴をもっていて、男だろうが女だろうが「相手との関係性」によって変わってしまうのです。
質問者様が提示している「He/She」と「彼/彼女」の対比は非常に示唆に富んでいます。日本語で「彼/彼女」を使うのは、恋人同士をあらわすのはそれが「相手との関係性が性的な分業を意味する場合」だからです。
ですから日本語には欧米言語のような「厳密に男女を区分けする文法」はない、と言っていいでしょう。
また「fireman」「policeman」のような単語は、欧米では女性差別の象徴とされています。なぜなら「これらの社会的役割に女性を排除している象徴」だからです。
欧米では女性解放運動が始まるまで「社会的に必要な仕事は男性しかできない」のが当たり前だったからです。徴兵される軍人だけでなく、警察官や役人さらには政治家なども「男だけ」の世界でした。だから議長を表す英語も「Chairman」であり近年になってから「Chairperson」に変更しています。これは「役人や政治家に女性もなれるようになったから」です。
この点において、日本も近代に限定すればやや女性差別的なものがあります。それは近代が女性差別的な欧米文化を取り入れたものだったこと、近代軍は欧米と同様「男性だけの徴兵制」にしたことです。
日本が近代的な軍隊や法律さらに法体系を整備した明治初期は当然ですが、西洋文明を模倣しました。この時に重要だった第一定義は「社会は男が運営するものであり、その代り男子は徴兵される。その義務を果たすモノには権利として運営権である選挙権と被選挙権が与えられる」というものでした。
ですから、近代民主主義国家を作りあげる過程で、日本にはなかった父権主義にて家長制を導入したのです。その結果「奥」という言葉が、まるで無権利の象徴のようになったのですが、しかし実態としての女性の権利は家計権などに残っており、日本語もそれほど変化しなかった、ということです。
ということで、日本語には男女の区別をするメカニズムは全く無いといっていいぐらいです。
No.10
- 回答日時:
性別だけではなく、数についても複数形ってのがあります。
日本語で表現してみれば、①男達(複数)②3人の男、③3人の男達、。
数詞を伴っても、③の様な表現が必要、②の表現はなし?、日本語では「達」ですが、男の複数形なるものが必要。
漢字と言う表意文字の存在、またはそれを容易に受け入れられた、文化?。
デジタル式かアナログ式かの、違いと似ているようにも感じます。
No.9
- 回答日時:
> 日本は江戸時代以前は男女の区別を付けていなかった
何を言ってるやら・・。
トンチンカンにもほどがある珍説だ。
そもそも、日本語は「人称代名詞(特に一人称)が世界一多い」とも言われ。
天皇のみが使用する「朕」を筆頭に、人称代名詞で立場や地位関係とか、職業が判るほど、メチャクチャ差別的。
「麿」「余」「吾輩」「拙者」「それがし」「みども」「手前」「俺」「僕」「おいら」「儂」「小生」・・・
「拙僧(愚僧)/御坊」「本官/貴官」「先生」
「陛下,殿下,閣下,殿 ⇔ その方,そち,そなた,お前,下郎」
英語などでは、ほぼ「Ⅰ」「You」の世界。
すなわち、「近代以前の西洋は男女を厳格に区別」なんてしてないよ。
一方、再び日本語に戻り、日本の人称代名詞はこれほど多彩なのに、女性の人称代名詞は極端に少ない。(私,妾,わらわ・・など)
それはなぜか?
圧倒的な男権社会であって、「女は女」と言う程度だから。
極論すれば、区別にも値しない立場。
貴族や武家の家系図などでも、女児は「女」などと記載されるだけで、名前さえ残されないケースも多々ある。
蔑視表現の「お前」「下郎」などでさえ、基本は男に対する二人称で、女性にはそう言う表現もない。
従い、「おい女」などと言われる。
更に言えば、女性の一人称は、「わたくしめ」など、謙譲表現される場合も多く、「わらわ」も語源は謙譲表現。
男は「お前さん」で前であるのに対し、女性は「奥さん」なので、奥(後ろ)なんだよ。
女性語
日本(語)は、「厳格に男女を差別している」し、「地位や身分でも差別している」のは明らか。
No.4さんのご意見(学術的に間違い)などが正しい。
反論すればするほど、バカと思われるよ。
No.7
- 回答日時:
あまり長くは書けませんが
彼、彼女は恋人になってしまうというのはいかがでしょうか
小説で「彼」と書いても
必ずしも恋人ではなく男性を表すことができます
「彼女」でも同じです
名前がなければ
「彼」「彼女」と書きます
海外の小説の場合ですと
男女の会話言葉に男女の差はありません
ですから
必ず「と、◯◯は言った」と
後ろに名前を書かなければ
どちらの言葉だったのかがわかりません
女言葉、男言葉というものがありません
これは日常会話でも同じです
しかし
日本の小説ですと
「ですわね」とか「そうかしら」のように
言葉で男女がわかります
ついでに
She/Heの使用でも
海外では「I」や「You」もあります
日本で
「これをあげます」のように
私もあなたも登場することなく
会話ができますが
英語ですと
「I」や「You」が必要になってきます
なぜそうなったのか
ここには宗教の問題があります
神のもとでは
人は平等なのです
人は皆
神の子でBrotherですから
平等なのです
本来
差別ない国だったから
反対に差別の運動が起きるのでしょう
つまり
信仰に反しているからでしょう
全く印象だけで
理解しているように見えました
No.6
- 回答日時:
言語的な区別が中心ですか、それとも社会的差別が中心ですか。
言語的なものには女言葉があり、小説の中の会話で女性が話していることがしばしば分かることがあります。ヨーロッパでは「船」が女性名詞だというところがありますが、そういう区別は日本語にはありません。しかし、早くから漢語の影響を受けた中で、漢字は男性の使うもの、それから変化して生まれた仮名文字は女性のものという区別はあり、その区別はやはり社会的な差別から始まったと思われます。しかし、逆に仮名文字を使った女性がすぐれた文学を生み出したのは皮肉です。現代に至って男女平等をとなえながら、女性の議員が少ないのが問題になったり、大相撲で女性は土俵に上がれないとか、以前は高野山に登れない(そのために「女人高野」と呼ばれる室生寺があった)とか、今でもその差別が話題になったりします。お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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根拠はありますか?出せないですよね?
女言葉は女性が自ら使っているものです。
そしてそういった女言葉を使うよう指導しているのは、年配の女性です。男性ではありません。
平安時代に書かれた小説を読むと、男性以上に女性が登場しているではないですか。
女性作家も多かったです。
また、卑弥呼も天照大御神も女性です。社会に存在しいものとされたというのは完全な間違いです。
婦人警官=夫人+医者
女医=女性+医師
女教師=女性+教師
です。これは女性だということを強調する場合にしか使いません。
また、「奥さん」って差別用語なのですか?初めて聞きました。
「社長の奥様」というように、敬称ではないでしょうか。
「主人」という言葉も、妻が外向けに夫を立てる(と見せかける)際に使う言葉というだけで、家の中で夫に「主人」と呼びかける妻は居ません。
>学問的に根拠のあるもの
→ それでは教えてください。また、それが欧米語に比べても差別の度合が高いのかもお願いします。
何を言っているのかも分かりませんし、途中で宗教(キリスト教)の説話っぽくなっています。
もう少しわかりやすく簡潔にお願いします。
漢字は男性、仮名は女性というのは平安時代の話ですね。
室町以降は、そういう区別はなくなっていたはずですが(その頃から漢字+仮名形式の文章が主流になっていたため)
一人称だけですよね。それって自らそうしゃべっているだけで、差別では全くないんですけど。
なぜって、自分のことを差別用語で言う人はいないですから。
むしろ男性が使う、「僕」「拙者」「小生」。これらは自らをへりくだって使う一人称ですから、こういう言葉こそが差別用語ですよ。「僕」は召使いの意味、「拙者」は「つたない者ですが」という意味、「小生」は「ちっぽけな者ですが」という意味です。
三人称になると欧米語は差別しまくりです。だって「he」「she」しかないですから。日本語だと「〇〇さん」「社長・課長・係長」といった、性別関係ない用語しか使いません。
そして、地位や身分による差別は性差別とは別の話です。
じゃあ聞くけど、女性の一人称が少ないことが差別になる根拠は?
多分出せないと思うね。
あと、日本が圧倒的な男権社会だというけど、根拠はあるの?
確かに女性は男性を立てることはあるけど、それは謙譲しているだけで、実益は女が得ていることが多い。
今の世の中でも、家の財布はだいたい妻が握っているんだよ。それで女が差別されているって?
日本の男は昔から外で働いて、女を守り、そして食わせていた。それのどこが差別なんだか。