鎌倉彫の朱漆

　鎌倉彫の朱漆はわりと黒っぽいような気がしますが何か混ぜているんでしょうか？輪島などは真っ赤ですし、不思議です。

No.1 回答者： on-the-water 回答日時： 2004/11/03 20:50

こちらのサイトに載ってましたが、

「朱漆の上塗り後、漆が乾く寸前にマコモの粉を蒔きつける方法で、こうすることで凹凸の陰影が一層強調されるという。」だそうです。
ただ　必ずしもその工程をしなければいけないというわけではないみたいですよ。

参考URL：http://www.japan-urushi.net/exhibition/mitearuki …

この回答へのお礼

答えてくれてありがとうございます。確かに鎌倉彫には陰影がありますね。

お礼日時：2005/02/19 19:48

No.2 回答者： sayang 回答日時： 2004/11/16 19:26

こんにちは

漆自体はあめ色ですので、黒や赤などの色をつけるには、漆の中に顔料を入れて色を出します。
以前は、鉄粉やカドミウム、その他有害物質を使用していましたが、今は使っていません。
漆の特性で、人体には全く影響ありませんので、ご安心を。

また、変わり塗りなどの技法も沢山ありますので、表現が豊かですよね。

この回答へのお礼

　答えてくれてありがとうございます。顔料が違うのですね、よくわかりました。

お礼日時：2005/02/19 19:50

No.3 ベストアンサー 回答者： p_nonoko 回答日時： 2004/12/25 15:37

漆は、そのままだと溜色と言われる透明な茶褐色です。

朱漆を作るには、漆に顔料と言われる鉱物を混ぜます。混ぜるのは、たいていの場合、ベンガラと言われる鉄を含んだ鉱物です。ご存知の通り、鉄は錆びる（酸化）すると赤くなりますが、酸化の状態により、発色が異なります。そこで、同じベンガラと言っても様々な色ができるわけです。
輪島は蒔絵ですから発色を大切にしますし、鎌倉彫は陰影をクリアに出すために、やや渋い色が多いようです。
ですので、色をかえるために何かを混ぜている、というよりは、朱漆を作る時の顔料の色が違う、ということだと思います。

この回答へのお礼

　答えてくれてありがとうございます。渋い色の顔料なんですね、なるほど、作り方自体に根本的な違いがあると思っていたのですが顔料の違いが大きいようですね。

お礼日時：2005/02/19 19:52