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日本映画ファンでよく邦画を見ました。ここ最近、日本映画の関係者の話を聞いているといい映画が作られても経済的に恵まれないという現状を聞きます。言わずと知れて日本映画は数十年前から斜陽産業です。私は現実的な問題として世界全体が映画の斜陽時代だと思います。日本映画はその黄金時代と呼ばれる50年代から大量生産をし、黒澤や小津など巨匠を生み出し、国際映画祭でも名だたる地位を占めてきました。私は、もう出つくした感があるのも現実だと感じています。

ただもう一つ感じるのは、90年代にかけ日本映画自体の質、特に物語が軟化していきました。扱う題材が極めて個人的な私小説のようなものばかりが目立ちます。それが悪いと言っているわけでなく、あまりにもそういう傾向が強いのです。これは芸術性のある映画がどんどん増えていいのですが、その反面映画の持つ躍動感や本来のダイナミズムみたいな魅力が感じられません。ハリウッドを見ればやっぱり彼らは映画の本質、娯楽性を大事にしているとわかるし、明らかに映画産業を盛り上げていく方針が明確です。

現在、撮影所育ちの唯一の監督である山田洋次の作品を見ると、好き嫌いは別としてやはり映画の本質をわかっていると思います、彼の作品は必ずヒットし必ず数億の収入を見込めます。このようにアクションでなくてもいいから、ヒットするという方針がなければやはり映画産業は成り立ちません。私は日本映画の黄昏、題材が少なくなったことが大きな原因で、よく言われる文化庁の予算が少ないというのは後付け、つまり政府もやる気がないのではなく産業復興が見込めないという落胆さも感じているのはな?と思います。

いかがでしょうか?

A 回答 (5件)

子供向けのアニメや特撮は、そこそこ続いてますね。


山田洋次監督も、男はつらいよ、ならともかく、他の作品は、いろいろとつらいよ、ではないでしょうか。寅さんが、映画の内容より、冷暖房完備の宿泊場として映画館を利用してるあたり、監督の皮肉っぽい本音がちらりかも。

テレビ中継があっても、野球場にわざわざいくファンがいるように、いずれテレビで放映するから待てばいい。ではなく、やっぱり映画館で観ると違うね。って工夫が必要でしょう。
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題材が少なくなった、という事は絶対にありません。



日本では、小説は源氏物語の時代から続いています。
歌舞伎は400年の伝統があり、今年も新作が生まれています。
たった100年そこらの伝統しかない映画産業で、ネタ切れなんて事は絶対にありません。

ただ映画というものが、ハリウッドのように膨大な制作費と宣伝費を投入できる作品と、ミニシアターのように低予算でストーリー重視の作品に二極化しているとは思います。

日本映画の場合は、漫画などが原作で一定の収入が算盤勘定できる作品と、ミニシアター系作品に二極化している感じがします。間違っても黒澤明のような予算何百億円かかるんだか分からない映画は、もう作れないでしょう。
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商売だから、売れれば何でもいい。

というものではないのですが、客が入らなければ成り立たないのが辛いところです。
一昨年大ヒットした「君の名は。」はそういう打算と計算で作られた作品ですが、映画として評価されるような作品ではなかったですよね。
商売としては大成功でしたけど、昔の人間としては、若い人に「観てほしい」内容ではなかったと思います。
ただ、時代に合わせて、映画も変わっていくのは仕方ないです。
映画館でしか観られなかったあの頃と、スマホで24時間好きな時にどこでも観られる現在と、観る世代も感じ方も違います。
儲けるために観客に媚びを売ってまで質を落とすくらいなら、消えて行ったほうがいいのかもしれませんし、それで衰退していくとするなら、やむを得ないところもあります。
でも決してハリウッドの「真似」ではない日本映画の「心」だけは忘れないでほしいと思います。
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映画もテレビ・ドラマも、一番大切なのは脚本です。


それが分かっていない。
スターを出して置けば、OKという風潮が悪かったんです。
今でも同じですね。
脚本家を大事にして育てていかなければ、将来は闇だな。
(=^・^=)
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扱う題材が極めて個人的な私小説のようなものばかりが目立ちます。


 ↑
それはワタシも常々感じていました。
米国の骨太ダイナミックな映画とは対照的です。
神経の細かいひだをめくるような映画が多いです。
そこへ行くと、質はとにかく米国映画の題材はスケールが
デカいです。
邦画・・猫ちゃんがなんたらかんたら。
    アイドルがどうのこうの。
米国・・人類創生の謎。



それが悪いと言っているわけでなく、あまりにもそういう
傾向が強いのです。
 ↑
悪いと思いますヨ。



これは芸術性のある映画がどんどん増えていいのですが、その反面映画の持つ躍動感や本来のダイナミズムみたいな魅力が感じられません。ハリウッドを見ればやっぱり彼らは映画の本質、娯楽性を大事にしているとわかるし、明らかに映画産業を盛り上げていく方針が明確です。
 ↑
全く同意です。
多人種、多民族の強みだと思います。



私は日本映画の黄昏、題材が少なくなったことが大きな原因で、
よく言われる文化庁の予算が少ないというのは後付け、
つまり政府もやる気がないのではなく
産業復興が見込めないという落胆さも感じているのはな?と思います。
 ↑
事は映画だけの問題ではないでしょう。
日本文化全体にダイナミズムが衰退している
ように感じます。
小綺麗に、小さくまとまっているだけ。
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