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優生保護法と障害者雇用率偽装って時代を超えて障害者差別のような気がするのですが、具体的にどのような点があるのでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

優生保護法(現・母体保護法)のほうは、旧・優生保護法のときは、障害者差別そのものでしたね。


差別というのは、極論すると、対象となる人の存在を理由なしにこの世の中から消し去ろうとする考え方。
その人たちの意思を完全に無視して、有無を言わさずに、上から考え方を押しつけようとすることです。
要は、選択肢も用意されてないわけですね。強制的に存在を消されてしまうという・・・。
だからこそ、障害者というだけで断種手術や子宮摘出といった不妊手術が行なわれてたわけです。

これに対して、障害者雇用率制度そのものは区別です。
区別とはある種の配慮であって、差別ではないわけです。
まだまだ障害者が雇用されてない、っていう現実があるので、一定率以上の雇用を義務づけましょうよ、と。
そういうことですね。

で、障害者雇用率の偽装も、実は、差別だとは言えないんです。
その人たちの存在を完全に消してしまったわけではなくて、むしろ、コンプライアンス(法令遵守)の問題。
法的にガイドラインがあって、障害者手帳所持者をカウントすることになっていたのに、面倒くさかったのかそれをしなかったという、法令をちゃんと守ってなかったという問題なんですよ。
そこを拡大解釈したり履き違えたりしてしまって、差別だ・差別だ、って言うのは、ちょっと違うと思いますけれどもね。

現実問題としてですね、障害者1人を責任持って雇う、ってのは大変なことなんですよ。
さまざまな立地環境、さまざまな業種、さまざまな規模。一律に雇用率を満たせやしない、というほうが普通の考えで、むしろ、一律に雇用率を設定するほうが無理があります。
だからこそ逆に、雇用率を満たせられない事業所に対しては、ペナルティとしてのお金を徴収して、そのお金を積極雇用してる事業所への助成金などとして廻す。
要は、全体としてはちゃんとバランスをとってます。差別でもなんでもないんです。

こういうことをちゃんと理解せずに、偽装一点だけをとって大騒ぎしてるとしたら、正直、大馬鹿者です。
ほんとうに障害者がじゃまだったら、そもそも障害者雇用率制度なんか存在もしないし、偽装すらもない。
なんとかしてつじつまを合わせようとしたから偽装が発生したわけで、ほんとうは障害者を雇わなければいけない、ってことは承知してるんですよ。
だからこそ、コンプライアンスの問題としてとらえないと、方向性を間違っちゃうと思いますよ。
率先して法令を守るべき行政機関がなぜ偽装しちゃったのか、民間と比べて意識がたるんでる!とね。
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障害者3級です。


障害の程度が低いからと言われそうですが、あえてお聞きします。差別のない社会ってどんなイメージなのですか?
障害者の公的補助や税優遇、雇用率の確保などこれは差別ですか?あまり既得権益を横に置いて、過去の時代の認識を差別と言うと嫌悪感を感じるのは私だけ?
雇用率なども関係のないもっと厳しい障害を持っている方には、より手厚いサポートが必要と感じます。しかし優生保護法と同列に並べている考えが個人的にはおかしいと思います。
あなたは障害者ですか?それともバカな人権派の人に騙されている人ですか
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雇用率については、差別とは違うと思います。



ただ障害者であるというだけで門前払いするのは差別ですが、事故のリスクや負担の大きすぎるサポートその他もろもろの実際に発生しうる問題を理由に断るのは差別ではありません。

仕事の内容や立地条件などを考えたら、ノルマを達成できない職場があって当たり前。
偽装ってのはそれの逃げであり褒められたことではありませんが、無理難題吹っ掛けられてごまかしたのであって差別とは違うと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
障害者雇用「率」ですので、個々の個別事案ではなく障害者全体に対してと意図しております。

お礼日時:2018/09/30 21:42

気がするのではありません。



差別そのモノです。

優生保護法などは、説明するまでもないでしょうが
昔はそれが当たり前だったのです。
だから、大マスコミも、こぞって賛成していた
のです。
今になって、手の平を返したような報道をするのは
滑稽です。


戦後間もない1948年、人口抑制や強姦などによる「望まぬ出産」の
回避を目的として、旧社会党の女性議員たちが中心となった
議員立法で成立した「優生保護法」は、
その名の通り「優生思想」を色濃く反映しており、
「総則」にも「不良な子孫の出生防止」が掲げられていた。

当時のマスコミは一大キャンペーンを行い、国民に「優生学」を啓蒙した。

「私は今日日本の国策の基本はどこに置くかといへば、日本の人種改良だらうと
思ひます。この點から見ますると、どうも日本の人種改良と
いふ運動はまだ極めて微々たるものである。
それでは一體その他の改良といふことは日本ではやらんのかといへば、
人種改良の方は存外無関心であるが、馬匹改良はやつて居る。
豚もだんだん良い豚にする。牛も良い牛にする。
牛乳の余計出る乳牛を仕入れる」
下村宏氏 朝日新聞副社長

これは当時としてはおかしな考え方ではなく、特に世界情勢を知る
インテリの間では珍しいものではなかった。




障害者雇用率偽装は、障害者など邪魔なだけで
雇いたくない、という根性が見え見えです。
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この回答へのお礼

なるほど、優生保護法は社会(政府・企業・国民))ぐるみで障害者差別、赤信号みんなで渡れば怖くないみたいなことをやっていたんですね。
でしたら障害者雇用率偽装は政府による障害者差別ということですね。

優生保護法は当時合法だったと言って政府は逃げてますけど、そもそも憲法違反では?と思います。挙句はノルマの為に関係ない人まで去勢したって信じられません。

障害者差別ならば、法務省が人権侵害だいじめも人権侵害だなんだって啓発しているのでそこで扱わなければならないと思うのですが、政府ですしモリカケみたいになかったことにするんでしょう。

障害者は適切な福祉を行う必要があると思いますが、実際には行わず障害者雇用率偽装し、既に福祉を行ったとして切り捨てたことは障害者差別どころか虐待では?とも思います。

なんか日本はおもてなしのいい国とかって言ってますけど、人権とか福祉とかって存在してないなって思います。

お礼日時:2018/09/30 08:56

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