
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
「p^-1A^np のやりかたで」というからには、
それを習ったことがあるんですよね?
そのとき言われた手順を忠実に行えばよいです。
まず、A の固有値と固有ベクトルを求めます。
固有値とは、0でないベクトル x で Ax=λx を
満たすものが存在するようなスカラー λ のこと。
また、このときの x を固有値 λ に属する
固有ベクトルと言います。
A と同次元の単位行列を E として、
λ が A の固有ベクトルであるための条件は
det(A-λE)=0 になりますから、質問の例では
(λ-3)(λ+2)=0 です。固有値は、λ = 3, -2.
λ = 3 に属する固有ベクトルは、
(A-3E)x=0 を解いて x // (3 1)^T.
x1 = (3 1)^T と置きます。
λ = -2 に属する固有ベクトルは、
(A+2E)x=0 を解いて x // (2 1)^T.
x2 = (2 1)^T と置きます。
推測ですが、ここまでが問題 1.(1) だったのでは
ないでしょうか。写真に同じ行列が見えています。
列ベクトル x1, x2 をそれぞれ第1列,第2列に並べた
行列を P と置くと、A(x1)=3(x1), A(x2)=-2(x2) より
AP=PΛ となります。Λ は 3, -2 を対角要素に
持つ対角行列です。この先がギミックなのですが、
A^n = (PΛ(P^-1))^n
= PΛ(P^-1)PΛ(P^-1)…PΛ(P^-1)
= P(Λ^n)(P^-1) となります。
式中の (P^-1)P が E になって消えるからです。
P の成分がわかっているから P^-1 も求められるし、
Λ が対角行列なので Λ^n は簡単ですね。
実行すると、
P =
3 2
1 1
P^-1 =
1 -2
-1 3
Λ^n =
3^n 0
0 (-2)^n
より
A^n =
3(3^n)-2(-2)^n -6(3^n)+6(-2)^n
(3^n)-(-2)^n -2(3^n)+3(-2)^n
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
3x3行列の固有値の求め方
-
固有値の値について
-
極値の判定でヘッシアンの値が...
-
固有値と固有ベクトル・重解を...
-
行列A^2の固有値は、Aの各固有...
-
固有値を持たないコンパクト作...
-
固有ベクトルの逆行列が存在し...
-
複素関数と行列の関係がわかり...
-
行列の固有値
-
行列式の漸化式からの解の出し方
-
3x3行列のn乗と指数関数 固有...
-
解核行列について
-
準正定値とは?
-
対角化不可能な4次正方行列
-
固有ベクトルが複数の場合
-
体の拡大、行列のテンソル積の...
-
数学の関数極限の問題を教えて...
-
パソコンで行列はどう書けばいい?
-
cos{θ-(3π/2)}が-sinθになるの...
-
sinθ―√3cosθ=a(θ+α)の形にした...
おすすめ情報