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卵や胚のうなどの雌の配偶子が形成されるときは極体が形成されて、まぁ3つに割れて結局退化しますよね?そんでもて、雄の配偶子は極体はできずに、等割によって精子ができるじゃないっすか。なんでこうなる(=雌の配偶子が形成されるときにはどうして極体が形成されるのか?&雄の配偶子が形成される場合にはどうして極体の形成が見られないのか?)んですか?

A 回答 (1件)

キーワードは「栄養」です。

配偶子の進化の物語をお話ししましょう。

配偶子の進化から説明しますと,初めは雄性配偶子も雌性配偶子も区別はありませんでした。つまり同じ大きさだったわけです。

次に,栄養を蓄え大きな子孫を作る方が,生存率が高いことに気が付いたものがいました。こうして大配偶子(雌性配偶子)と小配偶子(雄性配偶子)の別が出来ました。それならば両方大きくすればいいのではないかと思いますが,そうしますと両方運動機能が落ちますから受精できなくなってしまいます。

そこで雌性配偶子は栄養を蓄え巨大化し,代わりに運動性能はなくしました。これを卵と呼びます。方や,雄性配偶子は,栄養は全く持たず運動性能を高め,役割分担しまして受精するようになりました。花粉や精子は自ら受精のために出向くわけです。

ここで雌性配偶子は,減数分裂で四分割されなければなりません。しかし,栄養という観点からは四分割しては意味が無くなります。そこで三個の核を捨て去ることを考えました。これで減数分裂という核の四分割を実施し,かつ,栄養を四分割しなくてすみます。目出度し目出度しです…。当然雄性配偶子は細胞質を必要としませんからその必要はありません。
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