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創業時に端数があるような金額を資本金にすることは可能でしょうか。
例えば141万4213円(2の平方根)とか、314万1592円(円周率)とか・・・。

株式を発行するにあたって、株価と発行数があると思うのですが、
上記のような金額だと基本的に株価1円、発行数=資本金金額となると思いますが、
将来的にデメリットがあるかどうかを伺いたいです。

A 回答 (2件)

法律上の問題はありませんが。


そう言う資本金にしている会社は余り無いし、余り無いのには、それなりに理由があるからでしょう。

たとえば、やたら株主が増えるとか、株式が散逸しやすい可能性があります。
株主が増えれば、株主権限が集中しにくいと言うメリットもありますが・・・。
中小,零細企業では、株主全員に連絡せねばならない機会も結構あるし、コンセンサス形成が図りにくいなど、基本的にはデメリットが大でしょう。

また、最初から、これ以上、額面を分割できないと言う状態だと、相続対策や敵対的株主対策などに際し、オペレーションの選択肢が減じますね。
あるいは、額面500円や千円としている会社からすれば、それに満たない株式を「端株」などと言うのですが、どちらかと言えば整理したいものだし、整理しようとすれば、何かとややこしいものですが、それを敢えて「端株だらけ」みたいな状態にするのは、余り賢いとは思えません。

もっと卑近なところでは、株主の保有比率や自己資本比率などが、パッとイメージしにくいとか。
それが自社,自分だけではなく、外部の取引先や銀行などにも、そうなりますが、それがどう言う印象を与えるか?と考えると、余りポジティブではないでしょう。
資本金は、割と重要な財務諸表上の数字で、それを「意図的に判りにくくしている」と言う感じ。

言い換えれば、そもそも資本金を、敢えてそう言う数字にする目的が、理解できないと言うか、伝わらないでしょう。
ゴロ合わせなどの面白さとか、目立つ効果はあるかも知れませんけど・・。
それが好意的に受け止められれば良いですが。
そう言う遊び心を、デメリットも多く考えられる、重要な資本金でやると言うのは、恐らくは「悪目立ち」の部類で。

従い、目的を明確化して、やる必要性などをキチンと説明できないと、特にベテラン経営者とか、会計士などの専門家からは、「変な会社」と思われたり、経営者の知識,常識や資質などを疑われるかも知れません。
少なくとも、「遊び心」くらいでやることではないと思います。
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端数があるような額を資本金にすることはできないものと思います。



ます,株式の発行数は整数だけです。
設立(創業)の時はもちろん端株(1株に満たない端数)なんて存在しえないので,発行株式数は整数になります。
株式分割,株式無償割当等の場合には端株(上場会社等が定めている1単元の株式の数によって生じる単元未満の株式と似ているように見えるかもしれませんが,まったくの別物です)が発生する余地はありますが,その端株は会社法234条により競売または売却されるので,顕在化することはありません。

株価についても,設立時は基本的に現金を払い込むので,1円未満の端数は生じません。募集株式の発行の場合も同様です(理論上は端数が生じる場合もありえますが,実務ではそのような場合の処理方法も決めて手続きが行われます)。過分に払い込まれた額は資本金に計上することなく,たんなる預かり金として処理されるだけです。
募集株式の発行の場合に,払込額の2分の1以下の額を資本準備金にする手続きが認められていますが,この2分の1計算等により端数が生じる場合は,資本準備金の側を端数切り捨てにして資本金を計上するので,やはり資本金の額に端数は生じません。

結果,端数は生じないので,デメリットもなにもありません。
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