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「足るを知る」にある「足る」は動詞でしょうか?「足るのを知る」ではないでしょうか?

A 回答 (10件)

動詞です。

連体形に活用した動詞「足る」であると考えると良いでしょう。連体形の用言(動詞、形容詞、形容動詞)は、体言(名詞)と同じ働きをすることがあります。「足るのを知る」の「の」は格助詞で、体言の代用をしています。文法的には「足るを知る」でも「足るのを知る」でも同じ意味になります。ただ、慣用句として用いる場合には、前者のほうが一般的なだけです。と思います。
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足る、足りる、は動詞です。

語感としては「足る」の方が古めかしいですが意味は同じです。間にある「の」の件ですが、入れても構いませんが格言としての響きが失われます。
もとは「知足」という漢文を訓読したもので「足るを知る」と読んでいます。長くこの読みが定着しているということです。耳慣れない方が「の」を挟みたくなる気持はよく分かりますが。
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動詞を名詞化する場合は、その連用形を使って名詞化します。

しかし、「足る」(連用形は「足り」)の場合はそのやり方になじまなかったので、「足る」という連体形を名詞的に扱ったのでしょう。「足ること」「足るの」を使ってよかったのですが、古い時代には「文読むを知らず」「戦ふをせず」のような言い方も行われました。
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漢文の訓読で、古文では形式(抽象)名詞「の」「もの」は省略されるのが普通です。



いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬ(もの)が、すぐれて 時めき給ふありけり。

と同じです。■
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ダバコする、なんて言葉がはやったこともありますね。


たばこを吸う→「吸う」はど動詞の代表?の一つ?「する」、たばこ(吸うという行動を)する。
「足る」、この言葉を使って表現される、いろいろなケースを自分で考えろ、足る、とはどういうことか、説明するまでもない、そんな意味を含みます。
でも、落語の主人公の与太郎が相手では、たぶん通じないかもしれません。
「お前なぜそれを早く言わないのだ!」、与太郎「だって、だれも訊かなかったもん」。
コンピューターも学習機能やAIが導入され、プログラムでの指示なしでも動くようですが・・・。
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皆さん、逆です。


古語では(古典文法では)、名詞化は動詞の連体形で十分でした。
「の」なんか入れなかったのです。
それが連体形が終止形としても使われるようになり、連体形だけでは名詞化を表せなくなったので、「の」を入れるようになったのです。

「の」を省略したんじゃない。
「の」を入れるようになったのは、あとからです。
だから、元々の古典文法に従えば「足るを知る」であって、「足るのを知る」は現代語の文法に従っているのです。
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足る、の意味を知ることが重要なんです。


腹八分目、腹の容量いっぱい、いわゆる満腹は腹十分。
ただし実際に必要とされる量は腹の容量(十分)に対して八分目で十分こと足りる。
必要な量に対して補給は?、それを知るのが足るを知る、です。
人、または場合によっては可能な限りの満杯に対して、十分を足る(足りた)と言われる場合もあります、それはそのときの必要量が満杯の時。
したがって、文法上も納得でき、話者の意思も伝える言い換えは「足るということを知る」となります。
そして、他人にいうときは「足る、ということを知りなさい」となります・
自分に対する戒め、として言葉にするときは、当然ながら「足る」の内容は十分承知の上なので「足るを知る」で十分なのです。
「足る」はこの動詞で表現される、意味の象徴?、として使用のため、終止形が使用されるものと判断できます。
文法の話で動詞について・・・例えば「○○」、この動詞は・・・・・・・。
○○には実際の動詞の言葉が入りますが、通常は終止形で紹介されるはずです、言い換えれば言葉の表面だけでは判断できない?。
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いまの話し言葉としての日本語なら,「足りるのを知る」というところですが,


同じ意味を,(日本語の)古語 というか, 文語では
「足るを知る」というのです。

「足る」はもちろん(文語の)動詞です。
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個人的な感覚ですが。


「足る」、動詞の現在形ですね、動詞の現在形は。その同志で表現される動きの概念を表すといわれます。
言い方を変えればその動きの瞬間を切り取って表現とも。
とすれば、現在形の現在は、まさに瞬間を表す現在?、言葉で「足る」と言い終えた時点ではすでに過去になっています。
歩く、の表現でも、今歩いている最中の表現は「歩く」ではなく「歩いている」と表現されます。
そこで「足る」を動詞としての使用ではなく、動詞の概念を示していると解釈すれば・・・・。
概念とは?、足る、に該当する動き以外の動きをすべて排除した内容の説明・・・のこと。
「こと」で名詞化した内容になります、「足る」文法での品詞は動詞ですが、表現の上では、この場合は名詞扱い。
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名詞 と考えて それを知る とつなぎます


省略せずに言うなら ”足ること”を知る ですね
悟りを開いた人は 「もうこれ以上はいらない」という事=足る を知っているのでむやみに欲しがることをしない
 足る を知らない人は いくらでも欲しがって際限がない ということになります

吾唯足知(われ唯だ足るを知る)と 口の字が共通になる文字を配置した竜安寺の蹲(つくばい 水をためておくもの)が有名です
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