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関西の方々へ質問です。
谷崎潤一郎という小説家がいますが、彼の「細雪」や「春琴抄」の関西弁は、違和感ないですか?
関東の自分には、普通に綺麗な音楽みたいな感じで心地良いのですが。

A 回答 (2件)

「春琴抄」は、会話文だとはっきりわかる書き方ではなく、地の文の中に混ざって会話文も出てきます。

したがって「これが関西弁だ」という区別は付きません。「細雪」はきちんとした会話文が出てきます。東京生まれの東京育ち、一高、東京帝大文学部(現東大)中退の、谷崎には、「関西弁」が身についているはずもありません。谷崎が関西に住むことになったのは、1923年(大正12年)に起きた関東大震災が原因のようです。「細雪」のモデルは、谷崎の三人目の妻松子の実家であり、その実家は芦屋市にありました。関西の一等地とも言われ、文化的にもすぐれていたところです。そこで育った松子は、上品な関西弁を話し、この作品の手本になったと思われます。大阪の商業地帯で使われる関西弁とはかなり違ったものです。だから、関西弁独特のアクセントがなければ、それほど違和感がないと思われます。
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上流階級の関西弁として、作者の美意識によって美しく創作された関西弁という面もあるように思います。

古都であればかくあってほしいと思える関西弁。
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