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超初心者なので基本的なことを教えてください。
投資信託のパンフレットに金利変動リスクについて書いてあるのですが、
金利が上昇すれば債券価格(基準価額)は下落し、
金利が低下すれば債券価格(基準価額)は上昇すると書いてありますが、なぜそのように反対の動きになるのか教えてください。
いまいちよくわかりません。

A 回答 (2件)

債券とは国や自治体、企業などが他人からお金を借りる時に発行する借用書の一種です。

それには(1)いくら借りたか、(2)いつ返済するか、(3)金利はいくらでどう払うかなどが書かれています。

例えばここに(1)100万円、(2)10年後、(3)毎年1%を年末に払う、という条件で債券が発行された事とします。ある人がそれを100万円で発行者から買い、10年間保有すると、毎年年末に1万円をもらい、10年後に100万円が帰ってきます。

しかし、この人が購入から2年後に急にお金が必要になって10年後の100万円を今使いたくなった場合はどうでしょう?債券は通常の借用書と違い取引所などを通じて自由に売買できることになっているので、それを売ってお金に換えることができます。

ところが購入者は足元を見て100万円では買いたくないと意地悪を言うかもしれません。それでも緊急に債券を現金化したい人は90万円でも良いから買って下さいというかもしれません。そうして額面100万円の債券にもかかわらず、現時点で売買される場合の相場というものができてきます。

ここで額面100万円であと清算まであと5年間期間がある債券で毎年1万円の金利が支払われる債券が売買されるとします。この債券が90万円で売買されるとすると、購入者は5年間で毎年1万円、つまりトータルで5万円の金利を受け取るばかりでなく、5年後には100万円の現金を受け取ることになります。つまり買値が90万円なのに105万円の収入があり、差し引き15万円の利益が上がるわけです。

投資した90万円に対し5年で15万円の利益ということは1年当たりの儲けは3万円。つまり3万÷90万で3.33%で毎年運用できたことになります。債券発行時に約束された毎年1万円、つまり1%の年利を「表面金利」と呼ぶのに対し、キャピタルゲインを含めた毎年3万円、つまり3.33%の金利を「実質金利」と呼びます。

さて前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。もし同じ債券の価格が下落したらどうなるでしょう。90万円で売っていたものが80万円で下がったら、5年後の利益は15万円ではなく25万円になりますね。つまり年利は5万÷80万でなんと6.25%に跳ね上がります。つまり金利が上がったわけです。

逆に債券相場が上がると今度は全く同じ理屈から金利は下がってしまいます。

世界各国の金利の指標はその国が発行する国際相場が示す実質金利で現されることが一般ですが、ここでも全く同じ理論が当てはまります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
丁寧な回答でよくわかりました。
まだいろいろ疑問があるので、
またよろしくお願いします。

お礼日時:2004/12/18 15:22

基本的な知識として、債券は固定金利で発行されます。


すでに発行済みの債券を流通市場で購入する場合を
例に考えてみましょう。

購入の対象債券の内容は、残存期間5年、額面1億円、金利2.0%とします。
現在、市場の5年ものの金利が1.0%だとすると、
購入対象債券の金利のほうが1.0%高いですから、
もしもこの債券が額面で購入できるならとってもお得な買い物ですね。
でも、当然ながら市場は需給関係で成り立っていますから、そんなうまく購入はできません。
その金利の乖離分は債券価格の上昇によって調整されるわけです。
つまり、市場の金利が債券の金利より低下すれば
債券価格は上昇します。もう少し具体的に書くと、
金利の儲け分は、額面より高く債券を購入すること
によって調整されるわけです。

それをもっと一般的にいうとご質問の内容になるわけです。

>金利が上昇すれば債券価格(基準価額)は下落し、
>金利が低下すれば債券価格(基準価額)は上昇する。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
よくわかりました。
またお願い致します。

お礼日時:2004/12/18 15:21

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