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現在でミリオタと呼ばれる人達は、昔の時代から存在したのでしょうか?例えば銃が登場するより前の時代です。日本の商人・侍で銘刀を蒐集していた好事家や、ヨーロッパで刀剣甲冑を飾っていた(アニメでよく見るステレオタイプの城主)なども現代でいうミリオタに当てはまると言えますか?

A 回答 (3件)

こんにちは。



古い時代では身分格差(身分制度)がハッキリとしていましたので、
一般庶民の中にはいなかったと言っていいはずですね。
ただ、貴族社会に属する人々の中には必ずいたと思いますよ。

兵器開発部門にわざわざ志願する人物は、そうした素養があったはずです。
剣や甲冑、馬具に至るまで、美しい装飾が施されていました。
それらは士気高揚やプライドのためだけでなく、美的な面からも常に評価されていました。

それらがアンティーク美術品と呼ばれる以前から、貴族の屋敷を飾ってきた経緯からもわかります。
コレクターはいつの世も、ただ収集・陳列するだけでなく、その背景にも詳しいものです。
自慢する際にコレクションにまつわる逸話も披露しなければなりませんので。

ご参考までに。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2019/12/04 07:59

オタク全体として考えると、普通の人よりも収集癖や知識や興味が突出している人をもともとマニアと呼んでいたわけですよね。


その中でもなんとなく暗いイメージがオタクと言われるようになり、最近はマニアよりオタクの表現が強くなってきたわけですね。

そういう意味では、今も昔もこだわりの強い人間はいたわけです。
ただ昔は今ほど趣味趣向も多くはなかったし、収集出来る物の数も簡単に手に入れることも出来なかったし、人口も少なく、そんなに目立つことがなかったんじゃないでしょうか。

ミリオタでいうと軍人戦闘のイメージが強いわけですから、戦争が始まった頃から現れてきたんじゃないでしょうか。
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ガチのミリオタではないけど、サブカル好きとしての私見で良ければ。



人類の歴史は御存知の通り「侵略・殺戮=戦い」の上に有る訳ですが、
人類史から見れば、最初は「狩猟・農耕・畜産」がメインだった訳なので、
「対・人」ではなく「対・動物(広い意味で)」でしたが、この頃の武器は
言ってしまえば単なる「道具」で、この頃にもコレクターは居たでしょうが、
「対・人」を意識して開発された軍事的な『ミリ』の意味合いが有りません。
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(wikiより)
ミリタリー(military)とは英語で広義には「軍の、軍人の、軍事」という
意味であるが、狭義には「陸軍」の事を特に指す。(※引用ここまで)
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現在の日本では「武器オタ」と「軍オタ・兵器オタ」の境が曖昧過ぎるので、
厳密に言えば「ミリ」の部分が拡大解釈されている訳ですが、兵器の歴史も
最初は「狩猟・農耕・畜産」の技術を応用して改良された物に過ぎないし、
(軍人ではなく農民が戦いの場に借り出されたりしていた訳で)
装飾を施し差別化や趣味性を追求する様になったのは、支配者や階級制の
歴史と関係するので「道具」と「兵器」の概念が別けられる様になった事と、
ミリオタの起源がこの頃まで遡って行けるだろうと個人的には考えます。

王や皇帝は名ばかりで実権は側近や軍師と言う「国家」も有ったし、
軍事や兵器の開発、武器の売買を商売にしていた商人、人身売買や、
盗賊(海賊、山賊ほか)にも「兵器」に「価値」を見い出して居た人達は、
どの時代でも多かったと考えるのが自然ですし、ガチで覇権を争った
時代の将は「兵法(=軍事学)」を学んで居た事は非常に有名ですから、
これらを書いた人達は明かに現代で言う「ガチオタ」そのものかと。
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(wikiより。一部編集済)
『孫子(そんし)』は、紀元前500年ごろの中国春秋時代の
軍事思想家「孫武」の作とされる兵法書。「武経七書」の一つで、
古今東西に存在する兵法書のうち最も著名な物の一つで有り、
紀元前5世紀中頃から紀元前4世紀中頃に成立したと推定されている。
「戦わずして勝つ」という戦略思想、戦闘の防勢主義と短期決戦主義、
またスパイの重要視など、軍事研究において戦略や戦術、情報戦など
幅広い領域で業績を顕し、現代の軍事研究者、軍事指導者にも重要な
思想的影響を与え、古代に想定できなかった軍事技術の発展した
現代においても有効性を失わず、今もなお研究の対象とされている。
(引用ここまで)
参考までに補足すると、非常に有名な『三国志』は、この数百年後。
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よりマニアな視点だと、毒や薬物などの科学研究、奴隷や犯罪者には
拷問の道具も開発されていたし、現代の感覚では現実的ではないけど、
魔法(魔道具、魔道書)や超能力など「神」や「禁忌」に関する情報の
研究や収集なども、真面目に捉えればこれらも当時の武器に入ります。
情報戦で言えば「変装」など成りすましの技術や詐欺も太古からですね。
(変装は狩猟時代の「擬態。カモフラージュ」に起源しますが…)
https://twitter.com/abios_2004/status/1027949879 …
(興味有れば「ギリースーツの擬態・偽装がすごい写真26選」でも検索を)
(詐欺は「ブラフ」の様な「心理戦」として使われる実体が無い兵器)
また、あまり触れたくないけど、最近何かと話題の「麻薬」もそう。
https://bushoojapan.com/world/england/2019/08/29 …
実体をイメージしにくい武器としては「宗教」「華僑」などの移民戦略、
現代でも行われている「政略結婚」や「養子縁組」も露骨な武器です。

長くなってしまったけど、まとめると「正義」で有れ「私欲」で有れ
戦いが新たな技術革新を促してしまった事は否定出来ない訳ですから、
それらに携わり傾倒し、その力に魂を売った人達は全員「ミリオタ」に
認定してしまって構わないと言うのが、極論に近いですが真実かと。

※回答ここまで。

※添付動画(2本中の1本目)の解説は、こちらで。
https://gigazine.net/news/20150811-animation-wea …
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以下、参考まで。興味が有ればいつか時間が有る時にでも。

◆上智大学Q&A
https://dept.sophia.ac.jp/human/history/questions/
⇒ 大学で武器の歴史を研究するのは難しいでしょうか? (他)

◆MEDIAGUN DATABASE
http://mgdb.himitsukichi.com/pukiwiki/index.php
直球ネタ。これぞガチな「ミリオタ」の所業(誉め言葉)

◆MASTERキートン
https://www.vap.co.jp/keaton/top.html
古代武器も登場するマニアでもなくとも楽しめて勉強にもなる作品。
漫画の連載開始は約30年前まで遡り、1998年にアニメ化もされている。
こちらは個人の書評ですが、自分の好きなエピソードも入ってます。
http://sakurakoji.sakura.ne.jp/901Comics/11.htm
https://manga-blog.net/master-keaton-best10/

◆ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-
https://anime.elmelloi.com/
今年放送された夏アニメの1つ。世界観はファンタジー要素が強い
大人気の「Fate」シリーズの外伝的作品だけど、これもミリオタが
引き起こしてしまう壮大な事件をそのまま体言した様な面白い話。
Fateの世界観は作品により古代から現代までの「人類史」そのもの。

◆ヨルムンガンド
https://www.jormungand.tv/
女武器商人と彼女の私兵達の、鉄と火薬で出来た日々を描く
ガンアクション漫画で、2012年にアニメ化もされた。(全24話)
登場する武器は現代の物だけだけど、心理戦などの描写も秀逸。
オタク向けよりも「社会派」作品としてもっと評価されるべき。
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https://goo.gl/3Szg9r
https://oshiete.goo.ne.jp/guide/about
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こちらはリンク先で。ここでは1本しか再生出来ないため。
英語音声だけど、映像で大体は理解出来るかと。
https://www.youtube.com/watch?v=h3KkwgULcw8
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この回答へのお礼

納得しました。詳しいご回答ありがとうございます!

お礼日時:2019/12/04 07:59

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