
A 回答 (3件)
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No.3
- 回答日時:
青春時代の人間のオスはメスを巡って争い、それを通して自我と我欲に目覚める。
「先生」は若い「私」もこれからそういう道を踏む宿命であることを知っており、そこにオス同士の共感と悲哀を感じている。だから、「先生」の歩いた道を参考として提示することにした。
No.2
- 回答日時:
ヒントしか示せない。
先生が私にすべてを打ち明ける最後の決心をしたのは、第一章の終わり近く、このやり取りにおいてである。
それまでも打ち明けるか打ち明けないか逡巡していたが、このやり取りで先生の心は定まった。
-----
『私は過去の因果で、人を疑りつけてゐる。だから實(じつ)はあなたも疑っている。(中略)私は死ぬまでにたった一人で好いから、他(ひと)を信用してしにたいと思ってゐる。あなたは其のたった一人になれますか。なって呉れますか。あなたは腹の底から真面目ですか』
『もし私の命が真面目なものなら、私の今いった事も真面目です。』
私の聲(こえ)は顫(ふる)へた。
『よろしい』と先生が云った。『話しませう。私の過去を残らず(以下略)』
(夏目漱石『こゝろ』岩波書店・新選名著復刻全集近代文学館、昭和59年、p120、l3、一部改変)
-----
「真の孤独」とは何か。
「過去の業に縛られる」とはどういうことか。
「そういう自分にとって、向こうから飛び込んできてくれた人」とはどういう存在か。
「その人物を失う」ことが自分にもたらす影響は。
「人との信頼を結びなおす」ことの意味は。
「自らの証を何も残さず世を去る」とはどういう死にざまか。(なぜ武士は「辞世の句」を残すのか、という問いかけでもある)
それらの諸々は、自ら体験しないと理解できない。
読解能力は、自らの人生体験の反映である。
これらの諸々に潜む意味を真に知りたければ、人生経験を重ねるしかない。
とりあえずは第一章を、答えが腑に落ちるまで何度も読み返すことである。
No.1
- 回答日時:
昔読んだので
細かいところは覚えていませんが
昔読んだときの記憶では
ああ、これは先生と私は
プラトニックな同性愛の関係だなと
感じたのを覚えています
そう思いながら
もう一度読んでみてください
「坊ちゃん」でも
ここに清という下女が出てきますが
これを読んでいると
下女とは言いながら
産みの母親ではないかという感じがしました
つまり
父親の愛人か何かで
坊ちゃんを産んで
下女ということにして
そこに住まわせている
もちろん本人はそれを知らない
清は坊ちゃんのお墓に入りたいとまで
言っています
そう考えて読むと
坊ちゃんと下女の清との関係が
もっとよくわかる
深読みをすると
面白く読めます
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