夏目漱石の『こころ』についての質問です。 先生はなぜ「私」に遺書を残したのでしょう。 先生が遺書を残

夏目漱石の『こころ』についての質問です。
先生はなぜ「私」に遺書を残したのでしょう。
先生が遺書を残した理由は時代背景などであるとわかったのですが、遺書を残した相手がなぜ「私」だったのかわかりません。
お願いします。

No.2 回答者： naoiz 回答日時： 2020/02/14 00:33

遺書の最初の方で「先生」が「私は何千万といる日本人のうちで、ただあなただけに、私の過去を物語りたいのです。

あなたは真面目だから。あなたは真面目に人生そのものから生きた教訓を得たいといったから。」と書いてます。
世間との交流をほぼ持たず子も無い『先生』にとっては、師弟のような関係になった『私』以外に遺書を残す相手がいなかったんじゃないでしょうか。

話は逸れますが、太平洋戦争にて戦死した人の遺した手紙が書籍の形で多数出版されていますが、それらを読むと自身の子供や弟、妹、甥、姪など若い人に向けて書かれているものが多数あります。これを読んでの私見ですが、死に際しては、自分の人生の意義とか生きた証というものは、次の世代とかこの先の未来に生きる人の糧になって欲しいと願うものなのかもしれません。
それが『先生』にとっては『私』だったんじゃないですかね。

というようなことが質問の主旨でしたでしょうか？

No.1 回答者： ぷらぐろまあ 回答日時： 2020/02/13 23:47

その方が話として面白いからです。