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映画の脚本や構成を勉強するのに良い作品があれば教えて下さい。

将来、映画監督かシナリオライターになりたいと思っています。なので、今のうちに趣味で観るのとは別に、優れた脚本や構成の作品を分析しながら観たいと考えています。すでに自分でいくつか目星をつけているのですが、良い作品があれば教えて下さい。

A 回答 (5件)

日本にはシナリオ作家協会というのがありまして、協会の選んだ傑出したシナリオ作品を毎年本にまとめて出版しています。


映画としては監督の技量が及ばずいまひとつだったとしても、シナリオ作品として考えると、傑出しているものも少なくありません。
大きな図書館に行けば、バックナンバーが何十年分も置いてあるので参考にしてみることをお勧めします。

また日本のシナリオは欧米とは違い、ト書きと台詞のみで成り立っていますが、ハリウッド映画のシナリオ(スクリプトと呼ぶことが多いです)はカメラに関することも書いてあり、ロングショットとかクローズショットとか、どういう具合のカットを想定しているかまで書き込まれています。
洋書を扱っている書店だと、映画史に名を残すような有名作品のシナリオを書籍化したものを扱っていますので、これも参考にされたらと思います。


シナリオの歴史をひもといていくと、最初はシェークスピアやギリシャ悲劇など紀元前から中世の演劇を模倣したものが中心でした。
起承転結とか序破急とか、ドラマツルギーとかこうした理論や考えを取り入れたもの映画の創世記から1930年代までシナリオの基本となっていましたが、映画・映像ならではの表現で、時間軸を交錯させても観客にはわかりやすく、様々な描き方が出来るのではないかと作り手が考えるようになりました。

こうした考えを持って作られた代表作が「舞踏会の手帳」「市民ケーン」「逢びき」といった作品です。
どの作品も古いので簡単に見られるかは分りませんが、機会があったら見てみたらと思います。

ほかは自分の個性にあった監督や脚本家を見つけることだと思います。
世界の映画賞を総なめにしたといっても、大人の恋愛映画が苦手だったら上記の「逢びき」はとっつきにくいでしょうし、日本人には理解しがたい文化を扱ったような作品、たとえばスウェーデンのイングマール・ベルイマン監督の作品なんかも同様です。

質問者さんがどんな映画が好みなのかわかりませんが、スピルバーグ監督の初期の作品なんかはどうでしょうか?
「ジョーズ」や「激突」「続・激突カージャック」「未知との遭遇」等々、どれも面白いしよく練られたシナリオだと思います。
邦画だと黒澤明監督の1950年代から60年代の作品「七人の侍」「蜘蛛の巣城」「用心棒」などは娯楽色にも富み、いまの時代に見てもどれも最高に浸れます。
個人的な趣味だとセルジオレオーネ監督をはじめとするイタリア製の西部劇マカロニウエスタンもおすすめです
タランティーノ監督がリスペクトし自身の映画の参考にもしたので、近年脚光を浴びてますが、「続・夕陽のガンマン」や「ウエスタン(昨年リバイバルしワンス・アポンアタイム・イン・ウエストに改題」も、公開当時よりもずっと評価が高くなっている映画です。

見ているものへの”わくわく感”が優れた作品が、勉強にもなるし、面白いし、無駄にならないはずです。
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脚本賞を受賞している作品を片っ端から鑑賞すればいいと思いますが。

脚本賞と監督賞のダブル受賞作品もよろしいかと存じます。
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黒澤監督の隠し砦の三悪人がお勧めです。

起承転結明確なストーリー展開がアメリカの某有名映画に参考にされました。
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ヒッチコックの北北西は凄かったです。

個人的な感想ですので、悪しからず。
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