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- 回答日時:
いくつかややこしい経緯があるからです。
まず日本の配管は元々イギリスから輸入したものを使っていました。日本の初めての水道がイギリス式で、それが基準になったからです。
で、その頃のイギリスの配管にはすでに基準があり、それが今の配管の基準の元なのですが、当時は「内径」を基準にしていました。だから1インチとは「内径が1インチのもの」だったのです。
しかし、徐々に配管の精度が良くなり、ねじ式配管が一般的になると、内径で基準を決めるのは具合が悪くなっていきます。配管を作る各メーカーが「内径は同じでも外形(肉厚)が異なる配管」を作ることがよくあったからです。これだとねじ配管でピタッとあうものが作れません。
そこで、当時の内径寸法に見合う外径に標準を作り、それを基準にしたのです。
この時はまだ「内径1インチの配管」と言う意味で使われていました。
しかし、だんだん配管の材質の強度があがると、肉厚を減らすことができるようになっていきます。というより材料費からみれば「外径を揃えて肉厚を減らすと安くできるが、施工には問題が出ない」わけです。
なので、最近の配管は昔に比べて肉厚が薄くなってしまい、1インチ配管でも「内径1インチよりも広い」状態になってしまっているのです。
この回答へのお礼
お礼日時:2020/04/07 12:33
ありがとうございました。時折、インチサイズで実寸の表記もあったりするので、紛らわしく誤解も生まれたりします。実寸表記にルールのような決まり事があったりしますか?
~配管などは実寸で表すことが多い、みたいな。
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