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寂蓮法師(藤原定長)についての質問です。
私の住んでいる埼玉県入間市には、寂蓮法師が建立したお寺や神社がいくつかあります。
例えば、蓮華院、春日神社、龍円寺、八坂神社などです。
寂蓮法師は歌人として有名ですが、なぜ入間市に来ていたのか?気になりました。
このあたりの詳しい事情をご存知の方がいらっしゃいましたら、お教えください。

A 回答 (1件)

あなたが寂連法師と所縁があると書かれた4つの寺社には、どこを調べてもみても「寂連の創設による」などと載ってはいるものの、詳細な経緯についてはほぼ不明のようです。



そこで、寂連自身はの生い立ちからひも解いてみますと、
生まれは1139年?、没年が1202年となっており、64年(数え年)の生涯とあります。
年代で言いますと、平安末期~鎌倉前期です。

俗名は藤原定長。藤原俊成の兄である阿闍梨俊海(あじゃりしゅんかい)の子でしたが、俊成の養子に入りました。つまり、俊成の子・藤原定家(百人一首選者)にとっては義理の兄となります。恐らく俊成に男子がなかったためでしょうが、1172年に定家が生まれたため30歳を過ぎて空海を祖とする真言宗総本山の高野山(金剛峯寺)より出家しました。そして、教えを広めるため日本の諸地方を回ったと記されています。

その中には東国巡りもあり、その一端に武蔵国(現在の東京都・埼玉県の一部)が入っています。そこで、何故入間市なのかとは、やはり詳しく記されていませんが、蓮花院(「ゲ」は「華」ではなく「花」)、龍円寺(龍圓寺)共々、真言宗派の寺院であることも理由の一つであると思います。

こちらの龍円寺との所縁が記されているHPがあります。
いずれも寺内に掲げられている石碑や看板に書かれているので、こちらもご覧下さい。
「寂連法師が1201~04年に武蔵国巡礼の折に千手観音を安置したのが始まり」とされているようです。
https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/3a13131806c79b …

また、埼玉県の寺社について「猫の足あと」と言うサイトがあり、そちらに掲載されている龍円寺、蓮花院、春日神社、八坂神社のいずれにも寂連と所縁があるとされています。
龍円寺 https://tesshow.jp/saitama/sayamairuma/temple_ar …
蓮花院 https://tesshow.jp/saitama/sayamairuma/temple_ka …
春日神社 https://tesshow.jp/saitama/sayamairuma/shrine_ka …
八坂神社 https://tesshow.jp/saitama/sayamairuma/shrine_ar …


あまり参考にならず申し訳ありませんが、私としては歌人の定家や寂連に興味があるためちょっと調べてみました。もっと詳しく知りたければ、実際に寺社に行って聞いてみるのもいいかもしれませんね。
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この回答へのお礼

こんなに詳しく調べてくださって、本当にありがとうございました!
心から感謝申し上げます!
現地に再び行って住職や宮司さんにも聞いてみますね!
本当にありがとうございました!

お礼日時:2020/07/26 18:46

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