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私は正社員1500人ほどの会社に勤務して約20年です。経営企画部署へ配属されてまだ浅いのですが、「企業にはなぜ正社員が必要なのか?必要な教育さえすれば派遣社員,パート雇用などで十分ではないのか?」という課題に対しての回答が見出せません。みなさんのご意見を聞かせてください。

A 回答 (9件)

僭越ながら私見を述べさせていただきます。



現在は中小企業の経営に携わり、一方片手間ですが経営コンサル支援も行っています。

結論から申しますと、企業のコアコンピタンス(他社と比べて競争優位となる業務・知識、業務強化領域など)を見極めることが大切だと思います。

我が社でも正社員・パートなどポジションに応じて雇用しています。実際はいろいろな要因があり、常に理想とする形に維持することは難しいですが、長期スパンでよい雇用バランスになるよう調整しています・・。

組織改変でポイントとしていることは
(1) 会社ビジョン・中長期計画の設定
(2) 該当業務が強化領域(競争優位)か否か
(3) 該当業務での正社員・パート・派遣社員での長所・短所
(4) パート・派遣移行時の課題・コスト

例えば、会社から見た正社員の利点として、
・安定雇用の確保 → 安定した技術・サービスレベル
・技術・ノウハウの蓄積 → 他社との差別化
・技術・ノウハウの流出防止
(正社員優遇による社員流出の抑止となる)
・モチベーション向上 → カイゼンに繋がる
(正社員の方が長期的なモチベーションを維持しやすい)
など、一般に会社のコアな部分は正社員によって維持発展する形でないと会社として競争力を維持することが難しくなると思います。他にも、長期的施策の遂行、意思決定業務のスピード化、など常に必要となる社員は正社員となります。


基準はコアコンピタンスを強化するためにどこに経営資源を割り振るかによると思います。コア以外の部分を正社員に任せることは会社にとって固定費を向上させるだけでなく、昨今の経営のスピードにより多大な損失を被ることもままあります。再編が加速する業界においてリストラという名の人員整理があるのもこのためです。

このような中、昔は全部自前を掲げる企業が多かったですが、大手企業でも小売業の総務経理部門を全部アウトソースする、食品企業の社内情報システムをアウトソースする、製品企画・販売に特化したファブレス企業の台頭など、競争優位にならない業務は他社に任せるといった流れもその一つだと思います。

結局、コア業務の見極めが大事かと思う次第です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
中長期計画のなかで組織改変のポイントから正社員の利点を理解したうえでコア業務かそうでない業務なのかを合わせ判断すべき課題だというご意見を今後自分のなかでこれまでの考え方とあわせて整理させていただきたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/01 22:38

kaitaradouです。

念のために書かせていただくと、正社員は会社あっての私と考えて会社を運命共同体と考えなければいけないということです。これを勘違いして会社は自分を養うためにあると考えて、いわば会社をくいものにしてしまうということが第一の勘違いです。一方金さえもらえればよいという意味でしか企業のことを考えない立場が本来の人間の姿であると考えるのが第二の勘違いです。現在の日本はこの二つの勘違いによって正社員もパートの人も浮き足立っているという事ではないでしょうか。左うちわで自己増殖しているのはお金だけです。あるいはお金を牛耳っていると信じている一握りの人ではないでしょうか。良い意味での終身雇用(正社員)も良い意味での勤勉性(パート)も拝金主義のために殆ど根絶やしになってしまってはいませんか。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございます。
働く者も経営者も契約形態もそれぞれ違ってもまずは「仕事」をする意識が重要ですね。

ご回答いただいたみなさま本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/02/01 22:52

それは企業の存在理由を正社員が保証しているからではないでしょうか。

正社員のために企業は存在しているということです。興味深いことに派遣社員とかパートの人は企業のために存在しているということです。この逆説的勘違いが結構重大な社会問題の原因になっていることと、あなたが回答を見出せないということとは表裏一体の関係にあると思います。リストラの対象になっている人の中に企業は自分のために在ると思っている人がかなり含まれていますが,残った社員の人は企業のために自分たちが存在しているとなれば派遣社員やパートの人と変わりは無くなります。これはお金が人を奴隷として使うという構図になります。本来はお金は社会を成り立たせるために必要なものだったはずですが,現在はお金が自分を増やすために主人であった人をこき使っているという形になっているということもできると思います。はじめの話とずれてしまったようですが、企業をお金,正社員を人と考えてみればつじつまは合うと思います。つまり人はお金の主人であって奴隷ではないということがなぜか忘れかかっているのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「お金と主人の関係」部分のお話はよく分かるのですが、残念ながら「企業と社員の関係」部分の「勘違い」の意味が私には理解できてません。ただ、企業ありきで考え始めるのではなく社員ありきで企業の存在価値を考えるという、角度を変えた見方も必要であることを認識できました。

お礼日時:2005/02/01 18:50

経営サイドから見て


パートや派遣社員というのは、不要になれば契約を
解除して減らすことができる人材、と捉えています。
パートや派遣社員の方々も、経営サイドがそのよう
な意識で自分達を見ていることを十分わかっていま
す。だから逆に、今の仕事が自身に合わない勤労条
件に変化したり、他に見入りのいい仕事があれば、
仕事を変える、という考えを常にお持ちだと思いま
す。
そういった扱いの社員の方に、企業の将来のプラン
を考えながら仕事をしてくれ、というのは困難では
ないでしょうか?将来のプランによって生じる変化
により、真っ先に首を切られるかもしれないのは、
自分自身である可能性が非常に高いのです。
もちろん、自身のビジネスを拡大する、という方向
で、自身の職場確保・収入確保に常に繋がる仕事で
あれば、派遣社員の方でも、いろいろとアイデアを
出すことはできるでしょう。そしてそれを遂行する
ことをまかせてもいい。しかし、効率化施策検討
コスト削減などを考えるようなことを、彼らに考え
させて、結果自身の職場を失うこととなるのなら、
彼らはそんなことは考えはしない。いずれにせよ
彼らは、変化する環境の中で企業が生き延びていく
ための緩衝材のような存在なのです。
経営企画職において、自身の立場がとても不安定な
派遣社員がいて、彼らに、「この企業のビジネスの
方向性を企画してくれ」といったら、彼らはどうす
るでしょうか?能力的にはできる人は多数いるかも
しれない。しかし、そんなことを考えることが、彼
らに何の得があるのでしょうか?仕事がなくなった
ら、「ハイさようなら」という立場の人です。その
仕事をする動機付けが働かないですよね。
責任や権限を預ければ、派遣社員でもやってくれる
ということだったら、それは、もう派遣社員という
扱いではないのでしょう。彼ら自身は、企業責任と
いうところまで背負って働こうとは思っていないと
思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
先に向けた仕事が出来ない=その企業の自力での存続が困難なのは明らかですね。

お礼日時:2005/02/01 18:36

 企業は、有形、無形に関わらず、利用者に商品を提供していますよね。



 それに不具合が生じた場合の責任は個人ではなくて企業が負う義務を持っています。

 派遣職員の所属は派遣会社ですし、パートであれば、フルパートであっても雇用されている時間内での業務の全うが責任の範囲となると思います。

 企業に所属している職員、正社員がその義務を負うからこそ、雇用保険や扶養手当までもらってるんだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「顧客・社会」に対する「企業責任・義務」を負う意味で正社員の位置づけは判り易いですね。

お礼日時:2005/02/01 18:21

さすがに派遣やパートに財務は任せられんでしょう。



教育についても派遣社員に任せるのは危険です。それ
に人事・管理も必要ではないですか? 現状と将来に
おいて それらの人材は 正社員として確保すべきでし
ょう。

派遣社員というより契約社員と考えるなら 外資系企業
は 社員も概ね年契約で働いていると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
会社内で必要な役割毎に考え方は違ってくるわけですね。

お礼日時:2005/02/01 18:17

派遣社員、パートはいつ辞めるかわかりません。


契約社員も期間限定の社員です。
会社側にスキルを残したい場合は、正社員を雇うのが原則です。
スキルがある社員は、教育をする側に回ってくれます。
また、派遣社員・パートを使い、会社の内情や情報の漏洩を招く場合もあります。
正社員に対して待遇が悪すぎる会社の場合、結局退職者を多く招き、実務に
付いて経験が浅い人しかいない職場もあります。
長い目で見た場合、正社員を雇っている会社のほうが、派遣やパートで
一時的にまかなっているケースより、安定していると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
業務スキルの維持・向上は正社員でないと継承を続けることは困難。やはり将来を見た場合に会社の「安定」度合いが変わりますね。

お礼日時:2005/02/01 16:19

必要な教育…仕事のやり方だけではなく、責任感をもって仕事をすることが一番大切だと思います。


パート・アルバイトだと「嫌になったら他に行けばいいか」と思っている人が大半だと勝手に思ってますが。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。嫌になったら・・、他所が給与がいいから・・の理由で正社員より簡単に終わりという感覚の方ばかりでは会社は継続できないですね。

お礼日時:2005/02/01 16:05

20年後、30年後の幹部を育てるには、


正社員でないと無理でしょう。
      
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。将来を見た場合の「会社組織の幹部を育てる」意味では正社員に対しての期待ですね。

お礼日時:2005/02/01 15:59

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