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No.5
- 回答日時:
色々な人が細かく説明していますが、短く言うと「中国共産党」との内戦に敗れた「蒋介石一派」が移住し、資本主義国は1980年代までは正式な中国の代表だとしていた国です。
それ以降は多くの国が、中華人民共和国政府を中国の代表としています。台湾自体は政治的には「中華民国」と名乗っていますが、それを国家として認めていない国の方が多いです。オリンピック等では「チャイニーズ台北」という名前で出場しています。スポーツは、政治から切り離して考えていると言うことです。同様に経済的・軍事的には中華民国は中華人民共和国から独立しています。ただ中かs人民共和国政府は、こうしたことを認めていませんし、世界に圧力をかけ、香港やウイグルのように支配したいと考えています。No.4
- 回答日時:
歴史的な経過という事では、第二次世界大戦の終戦当時は中国は中華民国という国だったのです。
その中華民国では内戦の末、結果、毛沢東率いる中国共産党が全土を支配し中華人民共和国の成立を宣言します。当時の国民党率いる蒋介石が台湾に逃れて、そこを軍事支配します。今では想像がつきませんが、当時の国民党は台湾において軍事独裁政権をうちたてて、選挙などはもちろんなし、議員は中国本土で選出された議員のまま(万年議員)、台湾は政治的自由は全くなかったのです。反対する者は徹底的に投獄・殺害されました。(自由な選挙が行われるようになったのは1990年代)
付言すれば、日本軍が占領していた当時より、はるかに過酷な支配をしたのが蒋介石でした。台湾人の間では「犬去りて豚きたる」という言葉が流行しました。「吠えたり噛んだりしながらも、平和と秩序を保つ犬(日本人)」にくらべ、国民政府は「寝食だけで誰の役にも立たない豚」というのですよ。現在でも台湾が親日的なのはこのような事情もあります。
ここからがポイントなのですが、国民党の立場としては、中国本土の正当な支配者は中華民国であり、一時的に政府が台湾に避難しているが、いずれは中国本土にもどって中国共産党を駆逐するんだという立場だったのですよ。台湾は中国の一部であるという立場なんです。当然中国共産党の方は台湾は中国の一部だという主張です。
ですから国際社会も二つの国とは認められない状態が続いてきました。だって両方の国とも「台湾は中国の一部」と主張しているのですから。
国連というのは第二次世界大戦の戦勝国が戦後の国際秩序を守るためにつくった組織です。そのため常任理事国は、米、ソ、英、仏、そして中華民国でした。終戦当時は蒋介石率いる国民党が全土を支配していましたから当然でしょう。
ところが蒋介石が台湾に逃れ、そこで現地の人を弾圧して軍事政権を行っている、一方広大な中国全土は、中国共産党の中華人民共和国が支配している、どう考えてもおかしいわけですよね。
そのため、台湾に蒋介石が逃れたあたりから、国連の常任理事国は中華民国ではなく、中華人民共和国にかえるべきだとの論議が国連に提案され、ついには、過半数を得ることになります。そして台湾は国連を追放される形となりました。
これまで台湾と親密な関係をもっていた国は、たとえば日本なら「交流協会」などをつくって事実上、台湾をひとつの国として対応しています。そこまでだったら目をつぶりましょうというのが中華人民共和国の立場ですね、でも国家として認めるのは「二つの中国」を認めることになるので絶対に認めないという立場です。
しかし皮肉なことに中国共産党も国民党も「ひとつの中国」ということは一致しているのですね。ですから今の台湾では国民党が親中派となっており、台湾をひとつの国とする動きには強硬に反対しています。
No.3
- 回答日時:
清朝末期の中国は、軍閥割拠の大混乱時代だった。
その中で、民主国家を夢見る孫文などの革命派も力を伸ばし、南京に孫文を臨時大統領にした中華民国を創り、袁世凱などの軍閥と対抗するようになる。
革命派の2大勢力は、国民党と共産党だったが、袁世凱が死ぬと、孫文は中華民国の国民党に加えて、ロシア革命の成功で勢力を拡大していた中国共産党を引き込む「第一次国共合作」を成功させる。
しかし、このような親共主義は、国民党内の一部の有力者や資本家の支持を受けることが出来ず、孫文が死去すると、反共主義者の蒋介が国民党内の親共産主義者を駆逐して実権を握り、中国共産党とも袂を分け、北の軍閥も打ち破ってほぼ中国の覇権を握ることに成功した。
共産主義勢力はソ連国境付近の国民党軍の力が及ばない地域に逃げ込み、一息つきていた。
そこに起こったのが、日中戦争であり、太平洋戦争だ。
そして紆余曲折の末、国民党軍と共産軍は再び合体し、日本軍と対峙することになる。(実態としては国民党軍vs日本軍の戦い)
この蒋介石率いる国民党(中華民国)が、太平洋戦争終了後に、再開された国共内戦に敗北し、台湾に逃げ込んだ。共産軍は追撃に失敗して大敗北を喫した。(旧日本軍の軍事顧問が、硫黄島や沖縄で米軍を苦しめた作戦を国民党軍に教えたと云われている)
以上のように、今の台湾政権は、かつては中国の大部分を制圧しながらも、その後の内戦で共産軍に追われた中華民国(国民党軍)の残存実効支配エリアということになる。
No.2
- 回答日時:
台湾ってどーゆう国なんですか
↑
古代は、原住民が住んでいましたが、
やがてオランダや中国の支配を受けるように
なり、結局清国の支配を受けるに至ります。
その後、日清戦争で日本領土になりますが
日本敗戦後、揉めます。
蒋介石と毛沢東が大陸で争い、破れた蒋介石が
台湾に逃げ込み、以降、中国大陸とは
一線を画することになりました。
欧米諸国が台湾を支持したので、台湾が
国連の常任理事国になります。
台湾の一部が中国ということです。
その後、米国と中国が組み、国連から台湾を
追い出し、その後釜に中国を据え
中国が常任理事国になりました。
台湾を追い出した米国は、罪滅ぼしとばかり
台湾関係法を作り、台湾と軍事同盟を結びます。
中国は台湾は中国領土だと主張しますが
台湾や欧米はこれを認めず、現在に至っています。
一様、中華人民共和国の国ではなくて
台湾は中華民国って言う国なんですか?
↑
中国は、中国の一部に過ぎないと主張
していますが、欧米など多くの国は
これを認めません。
じゃあ、台湾は独立国なのか、といえば
欧米など多くの国はこれも認めません。
こんな具合に中途半端になっています。
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