「これはヤバかったな」という遅刻エピソード

乳幼児期における社会性の発達について、子どもは「縦の人間関係」から「横の人間関係」へと関係を拡げていく。その際、どのような心理的基盤をもとに、どのように関係性を拡げていくのか、具体的に教えて下さい。

A 回答 (2件)

> 子どもは「縦の人間関係」から「横の人間関係」へと関係を拡げていく。

その際、どのような心理的基盤をもとに、どのように関係性を拡げていくのか、

日本では、
1970年代くらいまでは、幼児期は一家の家庭内の体験、親・祖父母・兄弟姉妹や叔父叔母などとの接触交流が心理的基盤となって、人間関係を理解し、その関係に応じて自分の態度行動などをコントロールする能力をつけ、児童になると家庭外の地域同年齢者との接触交流が心理的基盤となって、人間関係を理解し、その関係に応じて自分の態度行動などをコントロールする能力をつけると共に年齢の上下による各種の能力の差を実感的に理解しさらにそれに応じた上下関係での人間関係の扱い方を習得しました。5,6歳の差はもはや異階層としてしか感じられず、仲間という意識も持てません。いわゆる大人は、子供とはまるで違う種族と扱われ、子供の世界に大人が介入するのは御法度になります。 その次に、子供が成長し二次性徴が出現する時期になると、自分の将来を考える段階になり、自我の確立、自尊心が「大人へのステップを登る」という面で意識されます。 自分なりにアイデンティティを確立すると、大人として社会人としての縦の人間関係を強く意識し努力や精進や規律への関心も高まることが多かったです。

正確な年代は難しいですが、核家族化や一人っ子家庭が増加し、地域遊びが極端に減少してからは、親と1対1で子はもっぱら被養育者、被保護者の役割しか経験できないことになり、乳児だけでなく、幼児も人間関係を実体験で学習することは困難になりました。親が、絵本や動画、お話で説明している程度では、人間関係の処理能力は向上しにくいです。 親が保育園、幼稚園、預かり保育、習い事に通わせても、専任保育者が幼児同士のバトルが起きないようにコントロ-ルすることなどから、一人遊びの延長になるケースもおおいです。これが、小中学校でも続くケースが多いため、かなりの子供が、横でも縦でも人間関係の直感的理解や人間関係の中での自分の行動感情のコントロール能力をみにつけずに、年齢だけを重ねることになります。 社会にでる年齢になっても、アイデンティティーの確立はなく、社会性も獲得できず、不安性の人になったり、自信過剰というか周囲への配慮ができない大人が増える今の社会になります。 自閉、適応障害、ゲーム・アニメ依存、ストレス障害、未婚&交際相手なしの増加の一因になってもいます(原因はそれ以外の要素も大きいですが)。
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「人間関係の形成、縦の人間関係から横の人間関係へと拡げていく」という基盤は、社会のあり方、家庭や養育環境にあります。 それが、心理的基盤になっています。
    • good
    • 1

「心理的基盤」というのは、


社会的認知機能の基盤の一つと考えられているミラーニューロンシステム
内受容感覚とバイオフィードバックの生物としての生理
のようなことでしょうか。

それとも、「心理的基盤」というのは、
感情認知のステップ?階梯とか、心の理論の習得のようなことでしょうか。
愛着の形成、人に対する基本的信頼感の獲得、基本的な生活習慣の形成、
十分な自己の発揮と他者の受容による自己肯定感の獲得、
道徳性や社会性の芽生えとなる遊びなど子ども同士の体験活動の充実

前者だと、そのような過程の基盤となるのは「成長に伴う遺伝的形質の生理的出現」ということかと思います。

後者だと、そのような過程の基盤となるのは「他者である人間との交流」ということかと思います。

「神経生理、認知科学、心理」とまとまっているような分野では前者、「保育、教育、心理」とまとまっているような分野では後者が、とりあげられるような気がしますが、、、、

後者の場合でも、誕生後の乳児の目も見えない・何もできないのに近い状態から、次第に視覚も発達し、筋力がつき、ものや動くモノや人間を識別でき、声を聞き分け、言葉を理解するという生物・肉体・神経・脳・各種感覚器・認知や記憶感情に関わる機能のプログラミングされた発達があって、授乳者・親・保育関係者と関わりが広がり、行動範囲の広がりと行動経験の積み重ね、さらに同年齢層への関わり(現代日本では一子が増えているので、親などが意図的に同年齢集団に預け入れるようなことをしないと実現できない)、親などが意図的にしつけ、制止、誘導、賞賛、訓練してオペラント行動を身につけさせることで、{愛着の形成、人に対する基本的信頼感の獲得、基本的な生活習慣の形成、
自己の発揮と他者の受容による自己肯定感の獲得、道徳性や社会性の獲得}になるのでしょう。

前者の神経生理、認知科学的なことで、乳幼児期における社会性の発達のようなことろまで解明・説明できているものは、まだないのではないでしょうか。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!