A 回答 (5件)
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No.5
- 回答日時:
マフラーの腐食ですか・・・ワゴンRだと、年式というか型式によっては、『アキレス腱』になってる様ですね。
>特に海沿いに停めてはないですし雪も全く降らない地域なのですが
マフラー(排気管)の腐食は、誤解されている方が多いので、メカニズムを説明しておきましょう。
※排気管は、路面から受ける外的要因と、排気ガスの成分や熱による内的要因によってサビますが、内的要因の方が支配的です。
塩害や融雪剤の影響よりも、排ガス自体の作用の方が遥かに排気管をサビさせる、ということです。
※当然ですが、モノを燃やしているので排ガスには水蒸気が含まれ、エンジンを停止すると液体になって排気管内に溜まります。
この液体は、次のエンジン始動時に排気圧により排気管後部から液体のまま噴出したり、水蒸気になって白いケムリとして排出されます。
これらを見て、『水が溜まるなら排気管はサビるだろう』と連想される方が多い様ですが・・・そんな『甘っちょろい』話ではありません。
※この液は『凝縮水』と呼ばれていますが、成分はNO3(硝酸)、SO4(硫酸塩)、Cl(塩酸)などを含む『腐食液』です。
これ実は・・・排ガスの規制物質を減らそうとする過程で、どうしても生成されてしまいます。つまり排ガスをクリーンにすればするほど、『排気管はサビる』ということになります。
※厄介なのはこの凝縮水が、走行している時は『蒸気となって排気管内を流れている』ということです。
凝縮水として溜まらなくても、排気管内には『まんべんなく』腐食性ガスが行き渡っています。
※更に問題があるのが、『熱』です。
物質は一般に、熱をかけると酸化が促進されます。エンジン出口で600℃以上にもなる排気ガスは、排気管を加熱して腐食を加速させています。
更にこちらも、排ガス規制が関わって来ており。
排ガス浄化装置である触媒コンバータは450~600℃という高温でないと働かないので、そこまでは排ガスの高温を維持しなければならず、安易に放熱して排ガス温度を下げられないという事情があります。
腐食性ガスが行き渡っている排気管内では、高熱が加わるところから腐食が進行します。
・・・排ガスの規制値が厳しくなる度(現在でも、4~5年間隔で排ガス規制が厳しくなっています)、排ガスの腐食成分が増して排気管の腐食が加速しています。
そしてある時遂に、それまで排気管に使われていたアルミメッキ鋼管では実用に足る耐久性が得られなくなり、今ではステンレスが使われる様になりました。(量産車の排気管で高価なステンレスが使われる様になったのは、別に高級感を増すとかそういうことではなく、単に『排ガスの成分が変わり、鋼管では耐えられなくなった』からです。)
さて。
>マフラーが錆びてることがわかりました。
排気管は、最近では量産車でも総ステンレス製がありますが、排気温度が高い触媒コンバータ下流(消音器の上流)までをステンレスとし、それより下流は排ガスがある程度冷えているのでアルミメッキ鋼管としているクルマも多いです。サビるのは専ら、この鋼管部分です。
ワゴンRだと・・・恐らく床下を前後に走っている長い部分でしょう。この部分はアルミメッキ鋼管だったはずです。
>マフラー錆びてると穴が空くのは確定ですか?
> 錆びてるからといってすぐ穴が空くわけじゃないんですか?
やがて穴が開きますが、排気管の『板厚』全てがサビるまで、穴は開きません。
しかしそれは、『サビたから』ではありません。排気管は必ずサビます。『サビたから穴が開く』のではなく、サビること自体は最初から確定しているワケです。
排気管のサビは、上述した様に『内的要因』が大きいので、表からサビが見えていないだけであり、確実に進行しています。
問題は『サビたこと』ではなく、『穴があくまで何年もつか?』です。(実のところ・・・ステンレスでも腐食性ガスには勝てず、やがてサビて穴が開きます。ただそのサビは、鋼材の様に表面に広がる『表食』ではなく、ピンポイントで穴が開く『孔食』なので、①穴が開くまでに鋼材よりも時間がかかります ②パッと見はキレイで、サビている様に見えません。またステンレスは『応力腐食割れ』という特殊な腐食が起きやすく、フランジ等のチカラが集中する部分に、ある日突然ヒビが入ったりもします。要するにステンレス製の排気管も、決して無敵ではないということです。排気管の設計って、結構難しいです。)
>通勤距離が片道5キロぐらいなのでそういうので水が溜まってたのでしょうか?
・・・何とも言えません。上述した様に排気管のサビは、①凝縮水 ②熱・・・の両方で進行します。
一般的な現象としては、凝縮水が滞留するよりも、熱が加わる個所の方がサビが顕著ですが・・・どの部分がどういう風にサビたか?ですね。
>マフラー交換となったらいくらぐらいでしょうか?
年式というか型式が不明なので正確には言えませんが、上記した通りの部分のサビなら・・・ディーラーで交換して総額¥4~4.5万ではないか?と。¥5万はしないでしょう。
No.3
- 回答日時:
元整備士ですが、私はワゴンRに20年間乗り続けていて、無故障のまま廃車しました。
最近の車は、マフラーに穴が開く事は滅多にありません。
海側に住んでいる人とか、地面がコンクリートじゃなくて、ジメジメした土の上に放置されている場合だったら、可能性はあるけど
そうじゃないようですので、おそらく大丈夫だと思います。
仮に穴が開いてしまった場合は、車検に通りませんが、必ずしもマフラー交換となるわけでもないです。
整備工場では、穴を塞ぐパテを付けたり、あるいは溶接して穴を塞いで
車検に通します。
塞ぐことが出来ない大きい穴の場合のみ、マフラー交換となります。
ヤフオクに車の部品が販売されているので、大体の値段がわかると思います。
社外品とか純正品が混在しているけど、車検が通ればなんでもいいです。
この部品代+工賃がかかります。
工賃は、工場によって値段がバラバラで高い所もあれば安い所もあるので
工賃はいくらとはいえないですが、1時間辺りにかかる作業工賃は8000円くらいです。
軽自動車の場合は、マフラーは1本物ではなく、フロント、リアと2分割されているので、フロント側に穴が開いたら、フロントパイプの交換
リア側に穴が開いたら、リアマフラーの交換となり、フロントとリアで値段も違って来ますし、工賃も変わって来ます。
No.2
- 回答日時:
その錆が本当に錆びなのでしょうか?
マフラーの焼けなのかもしれませんよ。
あるいは汚れが付着しているだけかも。(動物の血?)
イエローハットの店員が一瞥しただけでそれを判定できるとは思えません。
カー用品店の店員はマニュアル通りのセリフを言っただけです。
誇大な表現をするのは当たり前なので話半分で聞く方が良いです。
マフラーの外側は錆止め塗装が施してあります。
仮に錆ていたとすると錆止め塗装が剥げてしまっているので
水や塩分を吸着しさらに進行していきやがては穴が開きます。
すぐに穴が開くことはないですが現在の錆の進行具合がわからないので
それを見ていない者には判断できません。
ディーラーに持ち込んで正確な判定してもらってください。
No.1
- 回答日時:
エンジン排気には必ず水が含まれます。
燃焼と言う化学反応の生成物ですから避けられません。
エンジンをかけて排気管や排気フィルタの触媒、消音のための各種素材が暖まるまでの間、シリンダーから排出される排気ガス中の水分は冷たいそれらに触れると『結露』します。
これも避けられません。
その結果、排気システムの内部では各所に『水』が現れます。
また、悪いことに、そこを通る燃焼ガスには大量の二酸化炭素と、微量ですが窒素酸化物が含まれます。
『水』はエンジンが暖まるにつれて『お湯』になりますが、この温度が高い水には二酸化炭素も窒素酸化物もよく溶けます。
溶けると、二酸化炭素は炭酸系の酸や塩に、窒素酸化物も硝酸系の酸や塩になります。
これらが排気管の系統を腐食する元凶です。
これらの腐食の特徴は、水が流れる排気管の内側の下の部分です。
ちなみに、融雪剤の塩や海風の塩があればそれも腐食の大きな原因になりますが、それは配管系の外側の問題ですから、全く違う現れ方をします。
排気管内側からの腐食は排気管系統が暖まるまでの問題です。
だから、あなたが通勤で車を使うとき、それが短い距離でも発生するのです。
それと、水が溜まるかどうかですが、車の設計や製造がちゃんとできていれば、水は排気口から流れ落ちます。
ただ、排気管系統がチンチンに熱くなるまで温度が上がれば、車を止めても水分は蒸発してしまいますが、十分に熱くなる前にエンジンを止めてしまうと酸や塩を含んだ水は管内に残ってしまいます。
その水は酸や塩水ですから、車を止めている間も腐食は進行してしまいます。
仮に水分が飛んでしまっても、酸の成分はもともと気化したものが入ってきたので飛んでしまうかもしれませんが、金属と反応してできた塩の成分は飛んでいかないことが多いものです。
そう言ったものは管内に残留し、次にエンジンを掛けた時に出てきた水で溶け、新たなガスからの成分と加わり、どんどん量が増えていきます。
この現象は燃焼に関わる現象で避けることはできませんから、腐食したら変える、という事で対処するしかありません。
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