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No.2ベストアンサー
- 回答日時:
レクチンは、一言で言うと「糖に結合するたんぱく質」です。
糖は、体のエネルギーとして使われますが、それとは別に、細胞の一番外側にある「細胞膜」に、細胞の外側に向かってたくさんくっついていて、細胞のアンテナのような働きをしています。つまり、細胞表面の糖に何か物質をくっつかせることで、その細胞に情報を伝えたり、細胞どうしの情報のやり取りに使われます。ですから、体内にレクチンが入ると、いろんな細胞の表面にある糖に結合してしまうので、さまざまな影響が出てしまいます。多くの場合、毒として作用します。
#1さんが書かれている、レクチンが赤血球を凝集させる働きというのは、この赤血球の表面についている糖に、レクチンが結合してしまい、赤血球をたくさん集めて沈殿させてしまう作用と考えるとよいかと思います。ただ、血液中にレクチンを直接注射で入れる場合とは違い、食品にレクチンが含まれている場合、腸から吸収するまえに、消化液に含まれているタンパク質分解酵素によってほとんど分解されてしまうので、そうなったあとに吸収しても毒性はありません。
ただし、これも#1さんが書かれていますが、豆類はレクチン類が結構たくさん含まれています。生のまま豆を大量に食べると、腸までレクチンがたくさん届いてしまいます。腸の内側の壁(食品に直接接する側)をつくっている細胞にも、その表面には糖がたくさんあるため、レクチンがこれらに結合してしまい腸の細胞に悪影響を与えるため、腸で炎症が起きたりしてしまいます。だから、生の豆類は大量に食べないほうがよいといわれます。レクチンは普通熱を通せばその活性はなくなってしまいますので、ゆでた枝豆なら、たくさん食べても大丈夫です。
これとは別に、レクチンには、猛毒のものもあります。参考URLをご覧ください。猛毒のレクチン、リシンは持っているだけで処罰されます。
(なお、これらの話は、みな本来は人体の中にない植物由来のレクチンを外から取り込んだ場合の話です。これとは別に、人体の中でもレクチン類に属する物質ははじめからたくさん存在し、正常な働きの中で使われており、細胞の情報伝達をしていると考えられています。それとは別のレクチンが体内に入ってしまうと体が混乱する、と考えるとよいと思います)
参考URL:http://www2.odn.ne.jp/~had26900/topics_&_items2/ …
この回答へのお礼
お礼日時:2005/03/14 01:47
初めてほ~、なるほど・・・と思えるような説明をいただきました。
とてもわかりやすく教えてくださり、本当にどうもありがとうございました!
![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/common/profile/M/noimageicon_setting_09.png?8acaa2e)
No.3
- 回答日時:
No.1
- 回答日時:
検索したら意外とすぐにヒットしましたが・・・
含有される食物は、インゲンマメ、ナタマメ、大豆、じゃがいも、アメリカヤマゴボウなど。
・免疫系を活性化させる。
・赤血球を凝集させる。
といった効果があるようです。
参考URL:http://www2q.biglobe.ne.jp/~kazu920/679.htm
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