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野焼きがなぜ草原の維持になるのか納得のいくような説明が欲しいです。

野焼きがなくとも草地の原野って世界中に沢山ありますが、なぜ阿蘇山の草地に野焼きが必要なのですか?
何百年とやってきた行為だと思いますが、なぜ野焼きを辞めたこともないのに「野焼きを辞めると草原の維持ができない」と言い張れるのでしょうか?

「伝統」だから「今までもやってきた」からというような主旨と感情論以外の理由で科学的根拠に基づいてご説明願います。

A 回答 (7件)

野焼きとは、栽培が始まる前に田畑に火を入れて、畑に残っている収穫物の残り(収穫残渣=しゅうかく・ざんさ)や、枯れている雑草などを燃やす作業のことです。



窒素飢餓を防ぐ。
畑に残った、または枯れた雑草は「残渣(ざんさ)」と言います。これがそのままになっていると腐って分解されていくのですが、これは畑の土の中にいる微生物の働きによるものです。

微生物は土の中にある窒素を栄養として消費するので、残渣がたくさん残っていると、それだけ微生物がたくさん働くことになり、結果として土中の窒素も消費され、少なくなります。
窒素は野菜を育てるうえで重要な要素の一つなので、土中から窒素がなくなると「窒素飢餓」の状態になり、野菜をうまく育てることができなくなります。
そのため、野焼きをして枯れ草を燃やし、土中の微生物がたくさん働かなくてもよい環境に整えてやるのです。

栄養素が土中に溶け込みやすくなる。
雑草が燃えると炭化し、分子構造が細かくなります。そのため、栄養素として土中に溶け込みやすくなります。

害虫の防除になる。
雑草が長い間畑に残っていると、病害虫の巣となり発生源となる可能性が高まります。野焼き=焼却により病害虫の発生を未然に防ぎ、あるいは病害虫がすでにいても死滅させることが期待できます。

近隣の迷惑となる場合もある。
野焼きする田畑の近くに住宅地がある場合、煙や臭いによって迷惑をかける場合があります。
特に、かつては農村であり、農業に従事する人たちで構成されていたエリアにあらたに住宅街ができ、そこに農業とは関係のない住人が住んでいる場合などは、野焼きに対するクレームは多く発生しているようです。

トゥリーアンドノーフの畑は、住宅のある集落から離れており、また近隣住民も農業に理解のある人が多いため、特に問題になっていません。

死者、怪我人が絶えない危険な作業。
田畑の枯れ草を燃やす光景は、春になるといたるところで見られ、遠くから眺めるぶんには牧歌的な風景に見えます。

しかし、一つ間違えば林野火災につながる危険な作業です。

過去、野焼きによって多くの命が奪われてきたことを考えると、特に注意して行う作業であると言えます。

届け出が必要。
上記のように、野焼きは近隣の迷惑になる可能性があり、また危険な行為であることから、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)第16条の2の規定により、一部の例外を除き、廃棄物の野外焼却は禁止されています。

農業に関する焼却はその例外として認められていますが、所轄の消防署への届け出が必要です。
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この回答へのお礼

ご解答いただきありがとうございます。

届け出を行っていない不届者も居ますので、大変不愉快ですね。

お礼日時:2022/03/12 18:04

>なぜ阿蘇山の草地に野焼きが必要なのですか?


阿蘇山は森林限界に達していないから、放っておくと生物相が変化し森林に変わってしまう。
草原を保ちたいなら変化を断つ必要がある。
植物の種は山火事にも耐えられるものが多い。
特に草は成長が早く焼け野原のあとに繁殖するのには有利である。

補足には答えない。
最初の質問の趣旨から外れる。
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この回答へのお礼

ご解答いただきありがとうございます。

お礼日時:2022/03/12 18:03

若草山の山焼きのような「神事」だから科学的根拠に基づいていません。

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この回答へのお礼

ご解答いただきありがとうございます。

お礼日時:2022/03/12 18:03

No3です。


>私はもっと雑木林を増やしていただきたく思いますね。

阿蘇の山をどうするかは、それぞれの人の考えはあると思います。
でもそこの土地の人たちは雑木林よりも草原を選んでいるんですね。
ですのでその判断は尊重すべきだとは思いますよ。
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この回答へのお礼

ありがとう

阿蘇山の麓に住んでいるのでその事情はよく見聞きしておりますが、グリーンストックとかいう偏屈な輩ばかりで鬱陶しいです。

お礼日時:2022/03/07 11:52

みなさんのおっしゃるとおりです。

草原でなにもしなければどうなるでしょう。

阿蘇の野焼きの目的はよっつあるとされています。
①前年の枯れ草を焼却するる野焼きは、草原を維持する
②草原から森林への遷移を進める原因となり、低木類が繁茂することを防ぐ
③牛馬が好む地下茎が発達して火に強いイネ科の植物の比率を高める
④牛の食べ残した草や枯草を焼くことにより柔らかい新しい草の発芽を促す
です。

野焼きをせずに放置していたらどうなるか、最初は小さい灌木が生えてきます。次に大きい木が生えてきてそれが森林になっていきます。そうなると地面には太陽が当たらなくなり、当然草原はなくなっていきます。

かっては日本の家の屋根はカヤブキ屋根でした。そのため集落のちかくにはカヤを収穫するためのカヤ場と呼ばれるススキの山があったのです。そのような山では毎年野焼きが行われていたのですよ。

しかし現在ではカヤブキ家の屋根はなくなり、そのようなカヤ場は放置されました。そのためかってのカヤ場は今では森林となっています。

なお、山焼きというのは、阿蘇に限った話ではありません。草原を維持するために奈良の若草山をはじめ多くのところで行われています。また世界でも行われていますよ。
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この回答へのお礼

Thank you

ご解答いただきありがとうございました。

ですが、私はもっと雑木林を増やしていただきたく思いますね。

お礼日時:2022/03/07 11:39

阿蘇山のすそ野は牛の放牧地だったり、牧草の


栽培地です
牛が食べる草が生えないと困るんです。
林になったり硬い草の草原になっては困るんですよ
http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/sizen …
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この回答へのお礼

ありがとう

私としては放牧や酪農・肉牛の生産は不要なので雑木林を増やして欲しいですね。
であれば心置き無く日本を捨てて今持ってるグリーンカードでアメリカへ行けるのですが。

お礼日時:2022/03/07 11:35

枯れた草(古い草)を焼き払うことで、これから芽吹く新芽(若い草)に栄養を与える為です。

焼かれた古い草は肥料になります。
また、害虫駆除の役割も兼ね、より若い草の成長を助長し、豊かな草原を維持できます。
その為、新芽が芽吹く前の冬から春になる前に野焼きが行われます。
里山の風物詩ですね。

草原は、人の手を加えなければ時間と共に森林化します。それを阻止し、草原あるいは農耕地として人が扱いやすい状態を維持します。


また、広大な山林の一部を帯状に野焼きすることで、山火事の際の延焼を防ぐ防火帯を作ることもあります。
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この回答へのお礼

ご解答いただきありがとうございます。

お礼日時:2022/03/12 18:02

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