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木内昇さんの直木賞受賞作「漂砂のうたう」という本がありますが、タイトルの意味がわかりません。
「うたう」とは歌う、唄うですかそれとも別の意味でしょうか。

A 回答 (1件)

苦悩のなかで生きて、もがきながらも、


何かしら歴史に跡を刻む人たちって山ほどいる筈です。
名前は残らないだろうし後世に語り継がれる訳でもないけれど。

自分は何も成しえていないんじゃないかと思う人。
そういう人達の醸し出すうただと思います。




「うたう」とは歌う、唄うですかそれとも別の意味でしょうか。
 ↑
呻吟に近いんじゃないですか。
それをあえて、うたう、としたのは
そうじゃないよ、ということではないでしょうか。




下記参照。


○木内 

〝漂砂〟とは、潮流で砂がうごめく運動のことを言います。

水底では水面からは見えないけれど何万粒もの砂が動いている。
時には崖下も擦って侵食し、崖を崩してしまうこともあるそうです。

連載をしていたときは〝漂砂〟の意味をポン太が語るシーンが
あったのですが、単行本にするときに削除しました。

苦悩のなかで生きて、もがきながらも、
何かしら歴史に跡を刻む人たちって山ほどいる筈です。

名前は残らないだろうし後世に語り継がれる訳でもないけれど。

自分は何も成しえていないんじゃないかと思う人に、
そうではないということを思いながら
書いていたところがあります。
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この回答へのお礼

遅れて申し訳ありません、大変ありがとうございました。
「漂砂のうた」じゃだめで漂っているタイトルにしたかったと・・・。

お礼日時:2022/05/25 14:58

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