こんばんは。
村上春樹が影響を受けた作家を教えていただけませんでしょうか?
最近、外国文学に関心がでてきたので、
何から読んでみようかと一考していました。
読書家と言えるほど読書に時間を使えず、本当に未熟なので知りたいことがたくさんあります。
いい本に出会い、自分で発見した本がよくって嬉しくなる。そういう経験もこれからも味わっていきたいのですが、同時に限られた時間でいい本に出会いたいという打算もあります。
まだ村上春樹の作品を全て読んだわけではないのですが、平行して読んでいきたいと思い、質問させていただきました。
ちなみにネットで調べた(或いは私がそうだろうと思った)作家は、
カーヴァー、チャンドラー、フィッツジェラルド、ヴォネガット、カポーティ、カフカ、ブローティガン、サリンジャー、ドストエフスキー、ヘミングウェイ、トルストイ、チェーホフです。
他にもたくさんいると思いますが、
どなたかよろしくお願いいたします。
ご教授くださいませ。
A 回答 (9件)
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No.9
- 回答日時:
村上春樹は10冊以上は読んでおります。
本人は海外文学に影響を受けたと仰っておりますが、個人的に、彼の訳書と、彼のオリジナル作品は、そこまで似通っていないように感じました。
海外と日本の文学の良いとこ取り(しかも読みやすい!)が彼の特徴だと思っております。
外国語版の村上春樹文学は読めないのでわかりませんが、少なくとも日本語作品は、日本の作者からも影響を受けています。
あとがきや読書案内で語られる作品以外にも、相当量の日本文学を読んでいると想像できます。
村上春樹自身は、三島由紀夫や大江健三郎があまり好きではないようですが、彼らの初期の文体と、春樹の緻密な描写は共通するものを感じます。
(学生運動や満州などの要素も含めて)
海辺のカフカの主人公みたいに、あらゆる書物を読んで築き上げられた人物なのだなぁと感心しています。
No.8
- 回答日時:
何度もすいません。
。。ちょっと思い出したのですが、村上春樹がエッセイ「村上春樹朝日堂はいかにして鍛えられたのか」のなかで、旅行に持っていくなら「チェーホフ全集」だと言っていました。
そして、旅行には持っていかないけど人生を通じて何度も読み返す本は「偉大なるギャツビー」(フィッツジェラルド)とも書いてありました。
村上春樹曰く「いつまでも心を打ち続ける一冊を持っている人は幸せ」だそうです。
そういう本が見つかるといいですね。
No.7
- 回答日時:
質問の回答になるかどうかわかりませんが、私が読んだ村上春樹の本に、「ザ スコット フィッツジェラルド ブック」というのがあります。
その名の通り、フィッツジェラルドについて村上春樹が書いた本です。
もしよければ、読んでみて下さい。(本屋で見かけたら、あとがきだけでも読んでみてはどうでしょうか。村上春樹の想いが伝わってきます。)
中公文庫からでてます。
私も好きな作家のルーツを辿って、ロアルド ダールやロレンス ダレルを買ったりしました。
小説でも音楽でも好きな人のルーツは気になるものですよね★
No.6
- 回答日時:
No.4です。
「こころ」が好きでない理由は、たぶんCDブック『村上朝日堂 夢のサーフシティ』か『村上朝日堂 スメルジャコフ対織田信長家臣団』のいずれかに収録されているんじゃないかな・・・と思います。
もしかしたら収録されていないかもしれませんが。
確認してないので、すみません。
でもその、以前にあった読者との対話サイト『村上朝日堂』の中であった話です。
No.4さん、出典を教えていただけて嬉しいです。
二つの本、今日書店に行く用があるので探してみたいと思います。
今ネットの本屋さんで見てみましたが、エッセイだけでも膨大にありますね。
楽しそうなので、小説と交互に読んでみます。
No.5
- 回答日時:
何かのエッセイで、
「高校生の頃に読んだショーロホフの『静かなドン』ほど興奮した本はない」というようなこと書いてましたよ。
出典が曖昧ですいませんが。
ありがとうございます。
「静かなドン」は私もどこかで見かけたかもしれません。
忘れていました。
>出典が曖昧ですいませんが。
いえいえ、出典は曖昧でも全くかまいません。
気になるリストに加えさせていただきます。
No.4
- 回答日時:
ハルキ氏は英米文学に比べれば、日本文学はあまり読まなかったようです。
作家になってからアメリカの大学生に日本文学を授業することになって、それをまとめた読書案内本は出していますが。
『若い読者のための短編小説案内』という本が中公文庫で出ています。
西洋ものは挙げてらっしゃるとおりだと思いますが、中でも
フィッツジェラルド→「グレートギャツビー」
ドストエフスキー→「カラマーゾフの兄弟」
は外せません。
夏目漱石は「こころ」みたいなのよりは「虞美人草」みたいなのが好きとか言っていたような。違ったかな。
たしか、「門」などがお好きなようです。
「こころ」はあんまり好きじゃないんですって。
エッセイとか読者とのメールやり取りの本を読むと、春樹さんが日頃どういうことに興味があるのか、どんな本を読んでるのかがちょっと垣間見えます。
私も村上作品に出ていたので「カラマーゾフの兄弟」を読んでみたのでした。
カラ兄やロシア文学を読んでいる人がわりといるようですが、読者が絶えない理由の1つにはもしかしたら村上春樹の影響も多少なりともあるのかもしれません。
古い文学に読者が絶えないのには他にも理由がもちろんいろいろとあるでしょうが、こういう「誰それの小説に出てきたから」「誰それが読んでいる本だから」というのも、影響ゼロではないと思います。
そうやって世界をちょっと広げていくのも、読書の面白いところじゃないでしょうか。
ありがとうございます。
あら、「こころ」が好きではないのですか。
好きじゃない理由も、これから村上春樹を通読していけば分かることなのでしょうか。
カラマーゾフは私は昔、予備校の講師が勧めていたので読みました。
昔の本はやはり淘汰されて残った確たるものがありそうですよね。
おっしゃるように、現代作家が挙げているから関心を持つというのも、
広がり方としてありそうです。私自身も今そんな感じです。
昔の本も興味があるので、積読が溜まっていますが読みたいです。
読書スピードが遅いのですが、今は読むのが面白くて仕方ない時期なので、
どんどん広げていきたいと思います。
No.3
- 回答日時:
○ ジョン・アーヴィング
村上春樹訳の『熊を放つ』(中公文庫)の訳者あとがきで「・・・アーヴィングは僕の小説の構築法にかなりの影響を与えたということになるかもしれない。・・・」と村上自身が語っています。
個人的にはアーヴィング作では『ホテル・ニューハンプシャー』(新潮文庫)、『ガープの世界』(新潮文庫)が好きですが・・・。
http://www.amazon.co.jp/%E7%86%8A%E3%82%92%E6%94 …
あと、『うずまき猫のみつけかた』(新潮社)の中で、好きな作家として「レイ・カーヴァー、ティム・オブライエン、コーマック・マッカーシー」の名前をあげています。
ティム・オブライエンは村上春樹訳で『ニュークリア・エイジ』(文春文庫)、『本当の戦争の話をしよう』(文春文庫)、『世界のすべての七月』(文芸春秋)があります(個人的には『本当の戦争の話をしよう』がお勧めです)。『世界のすべての七月』の訳者あとがきの中で「個人的に気になってしょうがない作家の一人」とオブライエンについて語っています。
ありがとうございます。
アーヴィング、ブコウスキーの本を読んだときに出てきた覚えがあります。
オブライエンは、個人的に気になってしょうがない作家ですか。
詳細な情報教えていただくことができ、嬉しいです。
村上春樹訳の本を全て網羅したら、
自分の読書が広がっていきそうな気がしました。
そういえば何かの本で、オースターに会ってどうたらこうたらという下りを読んだ覚えがあります。現代米作家も比較して読んだら、
面白そうですね。
お勧めの本、拝読させていただきます。
No.2
- 回答日時:
mouspeedさんが調べた通りでほぼ大丈夫かと思いますが、一番はやはりフィッツジェラルドかと思われます。
春樹作品は一通りほぼ読みましたが、作中何度も「ギャッツビー」が出てきますし。エッセイ集を読んだりすると、昔の読書遍歴が載っていたりしますよ。あとは「村上春樹翻訳ライブラリー」が参考になるかと思います。最近チャンドラーの「ロング・グッドバイ」が春樹氏約で発売されました。この本に春樹氏の文章も載っていますのでいかがでしょうか?
ありがとうございます。
フィッツジェラルドやカポーティの名は、何かのインタビューで目にした記憶があります。やはりそうですか。
村上春樹のエッセイを読んだことがないので、小説の合間に読んでみたいと思います。「ロング・グッドバイ」は買おうかどうか迷っていました。
単行本てあの重さや装丁が好きなのですが、財布に響きますよね……。
図書館で目にしたら、是非借りたいと思います。
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