おしえて

よく脱税だとか。粉飾決算で書類を捜索されるシーンありますし。実際税務署やらがダンボールで証

締切済

質問者：harunasaku
質問日時：2022/08/27 21:47
回答数：6件

よく脱税だとか。

粉飾決算で　書類を捜索されるシーンありますし。

実際　税務署やらが　ダンボールで証拠を持つていく画面ありますが。

何故に　捜索されたら困る　二重帳簿やら。

粉飾決算する前の証拠を残すのでしょうか？？

粉飾決算て　ある意味　どこの会社も大なり小なり誤魔化してるとは思いますが。

何故に　徹底的な証拠を残すのですか？？

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回答 (6件)

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No.6

回答者： phj
回答日時：2022/08/29 12:02

会社経営者です。

零細ですが・・

質問者様の認識はいくつか誤解があります。

税務署が欲しいのは「申告した書類全部」であって、２重帳簿は特になくても困りません。まあ、あればある方がいいのですが、無くても摘発できると考えたから家宅捜索しているのです。

粉飾決算にはいくつか種類がありますが、基本的には「正しい決算報告をしなかったこと」を言います。

また、粉飾決算という場合は「本来はそこまで利益が無かったり、資本が足りなかったりするのだけど、上場廃止になったりすると困るからごまかす」わけです。

逆に税金を払いたくない場合は「利益が少なくなるように、決算報告を過小申告する」ことになります。

どちらの場合も「取引相手の会社などには証拠が残っている」という事になります。
　粉飾決算なら、プロの会計士や税務署職員を欺けるように一定のスキルがあり、それを行うためには相手方にもやり取りの書類が残ります。

たとえば「１億の仕事がもう一つあったように見せかける」なら、協力してくれる取引先から「一億の発注を受け、支払ってもらった」という領収書などが必要ですが、それを放置すると相手の会社の方も税申告をごまかすことになるので、たとえば迂回会社などを使ってもらった１億を返金したりするわけです。

となると「迂回会社」がどのように存在するか？が焦点になり、架空の会社（登記だけでオフィスがない会社）だったり、オフィスはあるけど請求した仕事が架空だったりするわけです。

なので、家宅捜索した会社の資料に架空会社との伝票などがあれば「オフィスがない会社とどうやって仕事したのか？仕事の実態や、社長または従業んがいつ、どんな仕事をしたか証明しろ」と突っ込める材料が見つかるわけです。

なので、家宅捜索の時に必ずしも裏帳簿が必要とは言えません。

しかし、会社を運営するなら「正しい帳簿」は必要です。粉飾決算をするとしても、いつまでも続けるわけにはいかないし、利益が出たらすぐに粉飾を止めたいわけですから「実態を表した正しい資料」は必要です。

これを裏帳簿というわけです。

何億もの金を動かす会社なら裏帳簿がないと、実態を覚えておくことは不可能ですから、裏帳簿自体は作らざるを得ないのです。

だから映画などで「裏帳簿は会計士しか知らないので、会計士を殺したら自分は（粉飾事件では）無罪になる」なんてストーリーができたりします。