これ何て呼びますか Part2

絵のパースと望遠、広角についてです。
物体の消失点が物体に近いと広角、遠いと望遠になるらしいです。また、物体の消失点は物体の向きによって決まるらしいです。
ここで質問なのですが
1 物体の消失点が物体の向きによって決まるのなら、同じ向きで望遠と広角の物体をそれぞれ描くのはどうすれば良いのか?消失点を動かせば広角になるけどそれだと向きも変わることになりませんか?

2例えばビル群を描くとして、ビルの向きはそれぞれ違うからそれぞれの消失点を設定すると望遠のビルと広角のビルがランダムに混在することになりませんか?
実際の写真の場合はビルの向きはそれぞれバラバラなのにしっかり画面手前のビルは広角、画面奥のビルは望遠になっています。これを絵として図形的に再現するにはどうすれば良いですか?

A 回答 (2件)

パースについてもう少し言及すると、


パースっていうのは全部数値化するものなんです。

建築パースっていうジャンルがあるんですよ。
マンションの完成イメージイラストとかを描くやつです。

あれ、上から見た平面図と、横から見た立面図をもとにして、目の高さと消失点を決めて描くものなんです。
向きが違う建物やアイテムが追加されたとしても、図面通りに描くんですね。
つまり目の高さと消失点は「最初に決めたもの」だけを使って描く技法なんです。

3Dソフトもそうでして、あれに関しては図面と座標をもっと具体的に使って描くんで、数値しか使わない描画法ともいえます。

そこに画角を決めるレンズ(望遠・広角)と消失点が設定されるものでして、最大3つしか生まれないんです。
1枚の絵でも、写真でも、消失点というのは3つより多くならない、というのがパースの基本です。


なのに絵描きさんは「消失点が無数にできる」とか言ってる。
どっちが正しいの? ってことになると思うんですが。

そもそも絵描きさんは図面や数値を使わないですよね?
世の中を目で見て(あるいは想像して)、擬似的に立体感や奥行きを平面に置き換えて、描いてる人たちです。

そういう人が言う「消失点はいくつでも設定できる」というのは、

「補助線はいっぱいひいていいんですよ」

っていう説明なんです。パース技法ではなく、描画法のヒントとしておっしゃってるんです。

パースとは言ってるけれども、描画法のヒントなんです。
その線を描いた方が理解しやすいし、描きやすいから。

絵描きさんによっては35mmレンズで撮影した風景に、14mmレンズで撮影した人物を入れ込んだりしても「なんかイイ」みたいな絵ができたりするわけです。
デザイナーもわりとレンズ違いの写真を合成したりするんですが、見てる人が気づかなければOKだったりします。

でも建築パースでは、そんなことは絶対ないんです。なぜなら図面が全てだから。
現物のサイズの1/100縮尺とかできっちり描くことが重要なので、1枚の絵に望遠と広角をいっしょに入れちゃダメなんですよね。3Dソフトも同じです。


「見た目がよければそれでOK」っていう世界が、絵描きさんの言う「パース」ですので、消失点は「立体的に感じればいい」ので、そう感じられる点を見つけてそこから補助線ひこうね、っていう説明の方法になるんです。


>例えば二点透視の場合最初に二点を設定してその後に別の向きの追加の物体をかき足すとき消失点は増えることになりませんか?

厳密な作図では増えないんですが、絵描きさんは増やしていく、という答えになるかと思います。

だって、消失点って、計算で出るんですよ。
別の向きの物体は、計算で出る最大3点の消失点から割り出して向きや奥行きを表すんです。

http://www.persfreaks.jp/main/math/angle/

絵描きさんは数値とか計算は関係ないじゃないですか。
だから想像して描いて、違和感がないものができるための工夫として「消失点」を採用しているということなんです。

「消失点を増やしていいですよ」って言ってる背景絵描きさんのページを見たんですが、その絵はパースが狂ってました。
背景とひとつのアイテムが描かれた絵に、追加でアイテムを入れるという説明の絵でした。

自分が「狂ってる」と感じた理由は、全体のパースに合ってない、へんな消失点を追加したアイテムが追加されたという印象が強かったんですね。

そういうもんだな、という印象です。上手い人・下手な人で差が生まれるのは事実としてあるんです。

消失点を増やしても、全体のバランスが崩れていたら意味がないわけでして。だから別の向きのアイテムを入れるときはアタリをしっかりとる必要があるし、そのために補助的な意味で消失点というものを追加して理解しようね、というお話だろうなと思います。

ところで。

絵描きさんは「わざと消失点を狂わせて描くケースもある」っていうお話、ご存知でしょうか?
ものすごく奥が深くて楽しいので、一度ご覧になってください。

https://togetter.com/li/1360893

パースを取り入れた描画と、パース技法は別で、絵描きさんの方が自由です。

だから消失点はいくつでもつくっていいと言えるんですが、「1枚の絵の消失点は最大3つまで」という大きな基準はあるということだけは、頭の片隅に入れておいていただければいいんじゃないかなと思います。

最大3つの消失点から大幅にずれたものを追加で描いたら、それは違和感が強い絵になる、ということですので。
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この回答へのお礼

私は建築の分野は全くわからないのですが、おそらく絵の分野でのパースと建築でのパースは色々異なるようですね。
私は絵のカテゴリーで質問しているのにも関わらずなぜか建築パースについて熱弁し、さらには絵のパースは見た目だけで建築パースは正確なんだぞとマウントを取らんばかりの回答が透けていて...まぁこれ以上はご自身で気がついてください。

結局参考にはなりませんでしたが(絵のパースにについての回答ではないので)熱心にありがとうございます。

お礼日時:2022/09/05 20:03

望遠か、広角か、というのは「目で見える範囲」が基準になってます。



望遠は、すごく遠くにあるものを「目で見える範囲いっぱいに拡大する」こと。
広角は、「目で見える範囲よりも広い範囲を入れこむ」こと。

なので基本的な知識として「望遠と広角はひとつの絵の中に混在しない」ということを覚えてください。

人間は顔を動かすことができるので、広角の範囲を観察することはできるんですが、一目で捉えることはできません。
広角はそれをむりやり視野に入れる行為です。

なので

>物体の消失点が物体に近いと広角、遠いと望遠になるらしいです。

というのは、ある意味結果論なんです。


>また、物体の消失点は物体の向きによって決まるらしいです。

自分の視る方向と物体の向きで決まります。



>同じ向きで望遠と広角の物体をそれぞれ描くのはどうすれば良いのか?

描けません。

広角の範囲で描いたのなら、広角が基準になります。
その場合の「絵の中央部分」は、望遠と同じようなパースが見て取れることになります。
(端っこに行けば行くほど歪みがきつくなる)


>消失点を動かせば広角になるけどそれだと向きも変わることになりませんか?

向き、というのがイマイチわかりませんが、絵は全体的に広角から標準、望遠へと見え方が変わることになります。


>ビルの向きはそれぞれ違うからそれぞれの消失点を設定すると

設定できません。

消失点は一枚の絵に対して1箇所、2箇所、3箇所のいずれかになります。それ以上増えたりしないんです。
消失点に向けた補助線を考慮しながら、それぞれの建物の向きを描くことになります。


>望遠のビルと広角のビルがランダムに混在することになりませんか?

望遠で描けば「絵は全部望遠の描き方」になり、
広角で描けば「絵は全部広角の描き方」になります。


>実際の写真の場合はビルの向きはそれぞれバラバラなのにしっかり画面手前のビルは広角、画面奥のビルは望遠になっています。

それが広角の特性です。
画面の端っこにいけばいくほど歪みがきつくなり、中央部分や遠いところは歪みを感じにくいんです。

でも写真は広角の写り方なんですよ。


あくまでも基準は「人間が片目で見た画角」になってます、周囲のどこを見ても歪みがキツイなんてことはないですよね?
遠いところを望遠鏡で見たりしても、歪みは感じないじゃないですか。

カーブミラーに写った自分(中央部)は、まあまあ歪んでないけれど、周囲は特に歪んでます。

見えないところまで入れ込むので、いろいろ狂ってきちゃうんです。

広角とは、その狂いを無理やり修正して描く行為なので、望遠要素を入れることができないんです。


文字ベースだと説明が難しいですね。
図面からパースを割り出して描いたら、すぐにわかるんですけれどもね。
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございます。

>消失点は一枚の絵に対して1箇所、2箇所、3箇所のいずれかになります。それ以上増えたりしないです。

ここの部分がよく理解できないのですが、吉田誠司さんの「吉田誠治作品集&パース徹底テクニック」によると"物体の向きによって消失点が定まり物体の数が無数にあればその分消失点も無数にできる"と書いてあります。
例えば二点透視の場合最初に二点を設定してその後に別の向きの追加の物体をかき足すとき消失点は増えることになりませんか?

よろしくお願いします

お礼日時:2022/09/04 03:33

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