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旧漢字、なぜ使われなくなったのですか?

A 回答 (8件)

難しいと考えられたからです。


舊字躰を、戦後GHQが、漢字が難しいので、一般日本國民は文字も知らず、無教養で戦争に突き進んだと思い込み、漢字を無くそうとしましたが、實際に調べてみると、遙かに高い識字率でした。
確かに難しいので、昔の小説で、ラブレターに「變しい變しい」と「戀しい」の誤字の笑い話のエピソードが書かれていました。
もう、上記の樣な漢字は読む人は無くなりましたが、私は古い本を読んでいるので、覺えましたが。畫とか晝は近視や老眼には辛いですね。
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No.6の補足



俗に新字(新漢字・新字体)、旧字(旧漢字・旧字体)などと言いますが、

「新字」は、戦後の「当用漢字字体表」で字体を変更(簡略化)したもの、戦前から通用していた略字や俗字の簡略字体を正式字体として採用したものを言います。
「旧字」はそれ以外の漢字の、「康煕字典体」と呼ばれる伝統的な字体です。

台湾で使用されている「繁体字」は、大陸側で戦後に作られた「簡体字」に対応して呼ばれるようになったもので、日本の旧字(旧漢字・旧字体)とは別の概念です。

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なお、当用漢字表に入らなかった漢字の字体を、新聞社などが当用漢字表の字体簡略化に倣って(勝手に)簡略化したものが、俗に「拡張新字体」と呼ばれるものです。朝日新聞などが積極的に作ったので「朝日字体」と呼ばれたりします。

JIS情報処理用漢字は、1978年の第1次規格(第1水準・第2水準の制定)では、当用漢字については当用漢字字体表を採用(当然)、当用漢字以外は康煕字典体でした。

これを1983年の第2次規格(第1水準・第2水準の一部改訂)で、当用漢字以外の一部の漢字について康煕字典から拡張新字体に変更してしまいました。これが情報処理用漢字の字体の混乱を招き、いまだに尾を引いています。JIS漢字の最大の愚策と言われています。

2000年にJIS漢字の字種が拡張(新たにJIS第3水準・第4水準を制定)されましたが、その後2000年に国語審議会が答申した「表外漢字字体表」に合わせて、2004年にJIS第1水準・第2水準の表外漢字の「拡張新字体」が、伝統的な「康煕字典体」に戻されました。結果として、一部で新たな混乱を生んでいます。
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明治以来、国策として漢字の削減や字体の整理がいろいろ検討されました。


富国強兵・殖産興業のために一定水準の教育が必要、そのために漢字の削減や字体の整理をしようという考え方です。
漢字を全廃して仮名文字やローマ字で表記しようという主張や、西欧語に変えようという極論もありました。
かの福沢諭吉も明治初年の著書で「文章を書くのに漢字の数は2千か3千あれば十分」だと述べています。

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国の公式施策としては、文部省が大正12年に出した漢字整理案以降、戦前に何度も提案されています。いずれも反対意見や種々の事情で正式採用に至っていません。
ちなみに、字体の整理については、異体字(別体)や、俗字・略字を採用したものも多々あります。いずれも昔から通用していた字体です。

■戦前の漢字施策。
(1) 漢字整理案 1919年(大正8年)12月 文部省普通学務局国語調査室
  字数:約2600字

(2) 常用漢字表・略字表 1923年(大正12年)5月 臨時国語調査会
  常用漢字:1962字、略字:154字
  … 新聞20社が採用予定、関東大震災で見送り

(3) 字体整理案    1926年(大正15年)7月 臨時国語調査会
  字数:約1020字 … 一部の字体を整理

(4) 常用漢字表(修正) 1931年(昭和6年)5月 臨時国語調査会
  字数:約1860字 … 約150字削除、約50字追加

(5) 漢字字体整理案  1938年(昭和13年)7月 国語審議会
  字数:1032字(第一種文字:743字、第二種文字:289字)

(6) 標準漢字表    1942年(昭和17年)6月 国語審議会
  字数:2528字、簡易字体:142字
  (常用漢字:1134字、準常用漢字:1320字、特別漢字:74字)、

(7) 標準漢字表(修正)  1942年(昭和17年)12月 文部省
  字数:2669字、簡易字体:約80字
  … 常用・準常用・特別の区分は廃止

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戦後の新たな国語施策で、制限色の強い当用漢字が制定されました。将来的に漢字を廃止する狙いがあったとも言われています。
字種や字体の整理案は、戦後に突然出てきたわけではなく、戦前の整理案が大きく影響しているとのことです。戦後の国語施策を何でも「進駐軍のせい」にする説がありますが、正しいとは言えません。

ともあれ、戦後の公用文や学校教科書、新聞や一般書籍などは、当用漢字の字種・字体で表記することが大原則とされました。

その後、コンピューターによる漢字使用が一般的になったこともあり、制限色の強い当用漢字表は昭和56年に廃止され、新たに「漢字使用の目安」として常用漢字表が制定されました。

しかし、公用文や学校教科書をはじめ、新聞や一般書籍でも、常用漢字表の範囲内で表記するのが標準となっています。

■戦前の漢字施策。

(1) 当用漢字表     1946年(昭和21年)11月 内閣告示
   漢字数:1850字、簡易字体:131字

(2) 当用漢字字体表   1949年(昭和24年)4月 内閣告示
   漢字数:1850字 … 当用漢字表の手書き字体と印刷字体とを一致

(3) 常用漢字表     1981年(昭和56年)10月 内閣告示
   漢字数:1945字 … 制限ではなく、漢字使用の目安

(4) 表外漢字字体表   2000年(平成12年)12月 国語審議会答申
   漢字数:1022字 … 常用漢字表にない漢字の印刷用標準字体

(5) 常用漢字表(改定) 2010年(平成22年)11月 内閣告示
   漢字数:2136字 … 常用漢字表に196字追加、5字削除

このほかに、人名用漢字(法務省所管)や、JIS情報交換用漢字(通産省・経産省所管)などの施策があり、いろいろ細かい事情が絡み合って複雑なことになっています。
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昭和21年政府が当用漢字を定め、これによって公文書や教科書で使用できる漢字を制限したから。

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旧字体は、筆記性に劣っていたからではないでしょうか。



画数が多い書体は、新聞や雑誌などの活版印刷には問題ありませんが、
手書きとなると、煩わしいし、誤字も多くなるという欠点があります。
そこで、はやくから市井では、略字や異字俗字、代用文字など、
画数の少ない簡便な文字を当てるようになっていた。

ところが、そうした簡易文字が民間で多用されるようになると、今度は、
漢字に様々なヴァリエーションが出現して、印刷文字と筆記文字の乖離が起こることになる。
人によって読めないではもっと困る。
お上にとってみれば、秩序立った国民言語普及の点からも好ましくない。
そこで政府が新字体を整理しなおし、国語教育に反映させたのだと思います。

言い換えれば、戦前まで旧字体を基本にしてきた政府と新聞雑誌などのメディア側が、
それよりすでに、読み書きに便利な新字体もどきを日常慣用していた、
世間一般の「現状」に寄ったという流れではないでしょうか。



(殿上人モゴ仕様アソバサレル漢字トイフモノヲ、庶民モシテミムトテスルナリ :-)
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難しいからです。



子供の負担軽減なんて言い方を
していますが、
要するに難しいからです。

そんな精力があるなら、科学技術に
向けろ、という訳です。

だから、白痴化政策だ、なんて悪口を言う
人もいるぐらいです。

似たような政策は中国も採用して
おり、簡体字に切り替えています。

もっと徹底したのが韓国です。
漢字を廃止してハングルだけに
しました。
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「旧漢字」とはなにか, そしてどの地域のどの時代の話なのかによるかもしれんのだけど, 日本におけるいわゆる「繁体字」についていえば「当用漢字の設定により『使わない』ことになった」から.



本当に古い字形についていえばあからさまに使い難いものもある. 例えば, 康煕字典にある「『予』を 180度ひっくりかえした文字」とか.
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子供の学習負担軽減です。

旧漢字必要なのは古典研究者。
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