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No.3ベストアンサー
- 回答日時:
ちょっと訳してみたくなりました。
ほんの気まぐれです。国文学研究資料館のデータベースにある「増鏡」の本文しか見ていませんので一部わからないところがありました。誤訳があるかもしれません。どこまで訳していいのかもわからないので適当なところでやめました。追加質問があれば、改めて質問を立ててください。必要な情報はちゃんと書き込んでください。気が向いたら回答します。
出雲の国やすぎの津という所から、(後醍醐天皇は)お船にお乗りになる。大船が二十四艘、小船がその端に無数に付き添わせてある。はるか遠く(隠岐)に(船を)押し出すにつれて、さらにいっそう心細く悲しくて、本当に「二千里の外」の(ような遠い所へ行く)気がするのも、今さらのような感じがする。
後醍醐天皇は、その島(=隠岐)にお着きになった。昔の(後鳥羽上皇の)御遺跡は、それと(わかる)ほどの印さえなく、人の住まいもまれで、たまたま海人が塩を焼く里ばかりがはるか遠く(に見えるだけ)で、ひどく寂しいのをご覧になるにつけても、ご自身の身の上はさておいて、まず、あの昔の(後鳥羽上皇の)事をお思い出しになる。「こんな所で一生をお送りになったという(後鳥羽上皇の)お心のうちはどれほど(ご無念)であったろうかと、気の毒に(また)恐れ多くお思いになるにつけても、もう一方では、また(私が)このようにさすらうようになってしまったのも、何によって決心したことか、(それは)あの(後鳥羽上皇の)お志の末を成し遂げようと思ったからだ。(そんな私を後鳥羽上皇も)地下で殊勝であるとお思いになっているだろうよ」と、(後醍醐天皇の)さまざまな思いは尽きることがない。
海のほとりから少し奥に入った(所にある)国分寺という寺を、ましな状態に掃き清めて、御座所として定める。今はそれならば、こうしているべきお立場なのだと心が落ち着きなさるにつれて、やはり夢のような気がして、(無念さは)いいようもない。
(警護のために)大勢参上していた武士たちも(今は)退散したので、火が消えたように静かになったのはいっそう心細い。昔は(朝廷が任命した)国司たちが、任期の間その国を治めていたが、このごろは(国司も)名ばかりで、どこでも守護というもので、(国司の代官である)目代よりも恐ろしいものを(幕府が)置いたので、(「武家の目びきにてのみ」・・不明)朝廷のことは万事おろそかにしていた。葛城の大君を陸奥国へ流したというのも、こんなありさまだったのかと思うと哀れである。
この回答へのお礼
お礼日時:2003/11/03 14:37
こんにちは!わざわざ訳していただいてありがとうございました!
おかげでテストの回答ができました☆
ちょうど問題の終わりの部分まで訳していただいて本当に感謝してます!!
必要な情報を書かないですいませんでした、でも
本当ありがとうございました!!
No.2
- 回答日時:
おはようございます。
今まで回答が全く無いことからmijukaさんもある程度は感じているかもしれませんが、ウェブには残念ながらご希望のものは無いようです。
参考URLが『増鏡』関連のほとんど唯一の原文・現代文対訳が載っているページですが、質問の部分は収録されていません。検索のほかの結果も一通り見ましたが、やはり有りませんから、ウェブでは無理だと諦めた方が良いでしょう。
もちろん、質問の最後に有る、意見を求める分に関しては期待が出来ないとは言いません。しかし既に半日も経過していることを考えると、こちらも・・・?
悪いことは言いませんから、どうしても必要で、割合手軽に図書館を利用できる状況に有るなら、そちらで古典文学全集を捜した方が良いと思います。
先生がほとんど説明をしなかったのは実力をみてやろうと意図してのことだと思います。今、他の部分の原文を少し読んでみました。これなら、これまできちんと授業を受けて、古文というものをある程度理解していれば、そのままでも半分くらいは読み取れるのではないかと思います(わかりにくい官職や固有名詞、複雑な敬語などは別にしてです)。
質問の部分は主に移動の記録のようですから、その辺の時間の経過に伴う記述をきちんとつかめるかどうかに出題する側も重点を置きそうに感じています。
お役に立てませんでしたが、頑張って下さい (^o^)/
参考URL:http://www2.justnet.ne.jp/~jingu/genbun-masu-ind …
No.1
- 回答日時:
コンピュータでさがすより、より責任ある解答を書いている書籍の方がいいですよ。
おわかりだと思いますが、ちょっと大きい書店だったら、「増鏡」はあるはずです。そちらを求めた方が間違いないです。数社からでていますから、見比べてみてください。頑張ってください。
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