A 回答 (5件)
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No.5
- 回答日時:
日本が常任理事国になっても、結局アメリカの拒否権が2票になるだけ。
→日本の政治家はアメリカに気に入られるのが好き。→日米安保も安泰。→中国はアメリカの影響力が高まるのはイヤ・日本の影響力が高まるのはもっとイヤ。ってことですかね。果たすべき役割も増えるわけだし、役割を果たさないとそれこそアメリカみたいに『国連軽視』の批判を免れません。それに比べて、あまり良い利点とは思えませんねえ。
#4さんの国連加盟分担金がGNPの0.7%というのは、政府開発援助の間違いです。(現在約0.19%、額では2位ですが、比率では20位と先進国中最低です。)
加盟分担金は、どんなにGNPが高くなっても、国連全体の分担金の22%を超えたらいけないことになってます。(日本は約19%)本来はアメリカだけが22%の上限枠いっぱいを払わないといけないのですが、ご存知のように滞納しているので、本来2位の日本が一番たくさん分担金を払っている形です。
![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/common/profile/M/noimageicon_setting_04.png?5a7ff87)
No.4
- 回答日時:
まず中国がなぜ反対しているのかについては、既に回答されているとおり、既得権の保全です。
ご存知のように、1ヵ国でも 「ノー」 と言えば法案が通らない権利、すなわち拒否権をもつ常任理事国は世界中でたった5ヵ国しかありません。
という事は、法案を通そうとすると、必ずこれら5ヵ国に根回しをして賛同を得なければならず、国際社会に対する影響力は想像を超えるものがあると思われます。
おいしいですよね、この既得権は。 たまたま第二次世界大戦で戦勝国側に立ったという事だけで、戦後60年を経ても今なお強大な権利を手にしているわけです。
5ヵ国以外の国が同じように拒否権付きの常任理事国入りを認めるわけがありません。 分け前が減るだけですからね。
という事で、5ヶ国の一員である中国が日本の常任理事国には体を張ってでも反対するのは自明の理です。
それでなくとも、中国にとって日本は 「機嫌の悪い時にぶん殴っても文句を言わないサンドバッグ」 あるいは 「脅すといくらでもカネを出す財布」 くらいにしか認知していない国ですから、そんな中国にとって 「奴隷にしか過ぎないヤツが自分たちと同じ食卓につきたいとは笑止千万」 という事でしょうね。 ポチは犬小屋でメシを食え、という事でしょう。
一方、日本がなぜ常任理事国入りをしたいかですが、これは日本外務省の悲願だと思われます。
日本の戦後外交に残された宿題のひとつが、北方四島返還と並んで、国連常任理事国入りだと外務官僚たちは考えているようです。
従って、拒否権無しの常任理事国なんて実際には何の意味も無いのですが、それでもいいから 「常任理事国」 というブランドが欲しがっていると思います。
我々、一般国民から見れば 「意味無くても、そこまでなりたいのなら、ま、いいか」 と感じられる方もおられると思いますが、ここには大きな落とし穴があります。
国連分担金の2割を負担させられていると言われていますが、実際には金額にして (僅か) 300億円足らずです。
ところが、アナン事務総長が日本に対して 「常任理事国入りが認められたら、その見返りとして日本のGNPの0.7%を負担してほしい」 という要請があるように報道されています。
日本のGNPの0.7%って一体どのくらいになるか想像できますか?
2002年の世界銀行の統計では、日本円で約400兆4千億円ですから、その0・7%という事は約3兆円もの巨額の負担をせよ、とアナン事務総長は日本に迫っているわけです。
現在300億円の経済負担が常任理事国入りすれば、その百倍の3兆円に跳ね上がるのですよ。
日本のメディアもこの事実をもっと大きく取上げてほしいと願っております。 それを踏まえた上で、最終判断しても遅くはありません。
>>300億円の経済負担が常任理事国入りすれば、その百倍の3兆円に跳ね上がるのですよ
うわーそうでしたか!! 大借金財政でそれどころではないです。ショックですね
教えていただきありがとうございました
No.3
- 回答日時:
私も気になっていていろいろ調べているのですが、あまり具体的な理由がわかりません。
参照URLをご覧になるとわかりますが、現在の常任理事国は、前大戦の戦勝国のうちの5大国(米、英、仏、露、中)です。
他にも戦勝国がいるのになぜ成り上がりの小さな島国の日本が常任理事国に?と日本人の私でさえ不思議に思います。
私個人の考えでは、
・常任理事国だけに与えられる拒否権により、世界的なレベルでの力というか権力が欲しい。
というところが一番の理由なのではないかと。
世界的に見ると日本はやはり金はあるけど発言力があまり無い気がします。
中国が反対しているのも、そういった力を5大国以上に広げたくないというのが根底にあるのではないでしょうか?
この問題に限らず、日本って一般市民置き去りでどんどん話が進んじゃいますよね~
一市民として反省します。\(__ ) ハンセィ
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E4%BB%BB% …
>>あまり具体的な理由がわかりません
>>日本って一般市民置き去りでどんどん話が進んじゃいますよね
負担金がふえて、それほどよいことがないのだとしたら
考えなおすことも大事ですね わざわざお答えしていただき大変感謝しています
No.2
- 回答日時:
現在の常任理事国はアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国の5国です。
どんな利点かという質問ですが、常任理事国っていう肩書きは結局世界のリーダーということなんだと思います。
常任理事国入りにどの程度利点があるのかは解りませんが、とりあえず現在の国連の経費を賄うために加盟国では国連分担金というお金を負担しています。
その負担額は各国の経済力によって決まっており、一番負担額の多いのはアメリカであり、日本は二番目に多い分担金を支払っていて全体の約20%に当たる額を負担しています。
以下、3番目がドイツ、4番目がイギリス、5番目がフランス、、、9番目が中国、16番目がロシアとなっているのです。
本来、世界のリーダーである筈の常任理事国といわれる国よりも日本やドイツは負担が多いのです。
それならば、常任理事国のように発言する権利を与えて欲しいと日本とドイツが思うのは自然ですよね。
また、中国は唯一アジア地区の国の常任理事国なので、まるでアジアの代表みたいな立場になっているので、ここに日本が入り込むと自分の国の威厳が損なわれるので、日本が常任理事国に入ることを嫌うのでしょうね。
中国の主張は、所詮は自分の国の利権を守りたいだけのものですから、日本もある程度は国益優先で主張すべきことはきっぱりと中国に主張して欲しいです。
>>常任理事国のように発言する権利を与えて欲しいと日本とドイツが思うのは自然ですよね
こういう流れもあるのですか 大変参考になりました
ご回答まことにありがとうございました
No.1
- 回答日時:
中国が反対するわけは、過去の問題は、単なるこじ付けで
現在の常任理事国の既得権益というか、少数のメンバーでそのままいたいと思うそういった気持ちですよ。
ただ、常任理事国になったからといって、なんら良いことはないですけどね、
理由の一番にいわれることは、国連の費用負担にふさわしい評価がほしい。アメリカに次いで二番目に費用を出しているのに、いまだに敵国扱いは不当だということで、世界に向けて日本の地位向上というか、評価を上げたいということからです。ただ、常任理事国ともなれば、いままでのように後方支援だけといったようなことでは収まらなくなるという反面もあるということで、当初小泉総理は自分から常任理事国になりたいと言うべきでないと考えていました。
>>常任理事国ともなれば、いままでのように後方支援だけといったようなことでは収まらなくなるという反面もあるということで、当初小泉総理は自分から常任理事国になりたいと言うべきでないと考えていました
けっこう現実的な考え方もしていたのですか 早速のご回答恐れ入ります またよろしくお願いします
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