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H2Aロケットのような衛星打ち上げロケットと弾道ミサイルとの違いはあるのでしょうか?H2Aロケットの弾道ミサイルへの転用は技術的に可能でしょうか?

根本的に違う技術なのか?それとも大差ないのか?先日のH2Aロケットの成功は
日本の航空宇宙産業への信頼回復の大きな一歩であると思うのですが、もしこの技術が平和目的でなく軍事目的に使用されればと思うと少し怖いです。どうか教えてください。お願いします。

A 回答 (3件)

結論から言えば「弾道ミサイルとしての利用はほぼ不可能」です



その理由ですが、H2Aは水素-酸素を燃料として利用しています。水素も酸素も常温では気体なので必然的に液化して使用する事になりますが、これらの燃料は極低温である上に液化水素は充填した後もタンクからもれやすい、と言う特徴があります。
また、たとえ水素や酸素以外の物質を用いたとしても、液体式ロケットは常に発射可能でないといけない弾道ミサイルには向きません。
さらに、もしもミサイルとして利用するにも精密なものにするためには何度もテスト(=数千キロはなれた地上目標に向けて試射)をしなければならないので、まず弾道ミサイル転用はないでしょう(ミサイルとして利用するならM-Vのほうがまだ可能性があります)。

ただし、その事がH2Aを軍事利用することが出来ないという事とイコールではありません。
たとえば偵察衛星やミサイル迎撃衛星(今はありませんが)などの打ち上げに利用すればそれは「軍事利用」と言う事になります。

このように物事はさまざまな一面を持っていますので、ある一つの情報には惑わされないようにしましょう。

以上、お役に立てれば幸いです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。やはり弾道ミサイルは違うんですね?勉強になりました。

お礼日時:2001/09/12 16:34

もちろん可能でしょう。

ただし液体燃料ロケットは打ち上げに手間がかかるので、弾道ミサイルのようなものであればH2Aに装着された固体燃料ブースターを改造したほうが早いでしょう。別に倫理とか条約とかを無視してしまえば、弾道ミサイルよりも、核弾頭を衛星軌道に乗せておけば、はるかに迎撃される確立を低くできるでしょう。また宇宙空間で核爆発を起こすことで、衛星による監視機構や通信機構を一時的に破壊することは簡単です。この間にICBMなり何なりぶっ放せば相手は迎撃不能に落ちるでしょう。

ちなみに私は決してそのようなシナリオを望んでいるわけではなく、科学技術というのは常に両刃の剣であるということを言いたかったのです。原子炉と原爆は同じ原理ですし、次世代の原子炉になる可能性が大きい核融合炉は水爆の原理です。コンピューターも最初は砲弾の弾道計算のために開発された道具です。道具は使う人間の意志次第でどうとでも使えるものなのです。
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技術的には転用可能です。

打ち上げて軌道に乗せると言う意味では本質的相違はありません。
ただし、弾道ミサイルではいかに正確に狙った地点に落下させるかが重要な技術課題になります。一度大気圏外に出たミサイルを狙った点に落ちるように大気圏に突入させる誘導技術は、大気圏内から大気圏外の軌道に乗せる誘導技術とは若干異なります。
H-IIAロケットでは狙った軌道に正確に投入する技術(後者)を追求していますので、狙った地点に正確に落下させる誘導技術(前者)は搭載されていません。

そう言う意味で、打上げ装置としては転用可能ですが、弾道ミサイルとして実用化するには不十分な点があります。
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