前法王の奇跡を証明？

前法王ヨハネ・パウロ２世を聖人にしようという声が、多くの
カトリック信者から上がっているそうです。
そのために、彼が「奇跡」を起こした事を証明するんだそうです。
触るだけで病気が治った、視力が戻った、というような事を
本気で調べているといいます。

１０億人も信者がいる宗教だし尊重すべきだとは思います。
宗教と科学も別ものとするべきかもしれないのですが、
世間の信者は本当に奇跡を信じているんでしょうか？
信じているとして、その価値観を社会に押付けてきたりは
しないでしょうか？
同性愛や避妊・中絶などについて、一般社会にも積極的に
宗教的価値観を主張してきているようなのですが・・・

No.8 ベストアンサー 回答者： bender 回答日時： 2005/04/27 13:35

わたしは１、２年前、朝日新聞AERAの記事で、ローマカトリック教会が、福者、聖人を認定するにあたり徹底した調査と審査をすることを読みました。

また、最近の新聞記事や、マザー・テレサが福者に認定された際の新聞記事にも書いてあったと思います。

>「奇跡を信じているのでしょうか」
わたしはローマカトリックの信者ではないのですが、カトリックの教義を信じているのであれば、本来であれば奇跡を信じていることになるはずではないでしょうか。

>「価値観を社会に押し付けてきたりはしないでしょうか」
オウム真理教の例を挙げておられるのですが、カルト問題と、カトリックの妊娠中絶に対する発言を同じ問題として扱うことに違和感を覚えます。また、１０億人のうち何人が実際に信仰をもっているかは知りませんが、仮にこの世界人口の１／６に迫る人たちが、ある倫理観をもつのであれば、（質問された方が指摘されているように押し付けるのであればそれは問題ですが、それでも）社会でその価値観が参考にされることがあってもおかしくないのではないでしょうか。

妊娠中絶、その他の問題についてですが、倫理的に正しい、正しくない、という価値観をもつことと、その判断をもとに相手を差別することは別の問題なので、質問された方も対話の重要性を指摘されておられるのだと思います。先の法王は、教義において保守的な点があったと言われていますが、様々な人と対話を重ねてきたことが一般にも評価されているようです。保守的であることと排他的であることは必ずしも同じではないのですが、新聞を読むと最近では、あまり区別されていない印象を受けます。

わたしは以上のような感想をもったのですが、質問された方が個人的にカトリックの方と話し合う機会をもたれて判断されるのがよいかもしれないと思いました。

この回答へのお礼

前法王は、何事にも対話を重視する人だった、ということならあまり不安視する事もないかもしれませんね。確かに、保守的イコール排他的、というわけではないし。
今後はカトリックだけでなく他の主要な宗教も、右派の影響を押さえ、他の価値観との対話・容認の方向に進んでもらいたいです。

でも、本音ではやはり「我が教組は超能力（奇跡の力）がある」とか本気で信じる人の価値観は、なかなか理解できませんが・・・

お礼日時：2005/05/24 13:35

No.9 回答者： taka_maru 回答日時： 2005/04/28 16:42

押し付けてこないですよ。

「聖人」という定義事態が、宗教にもとづくものですから、
奇跡があったとかなかったとか、
聖人になったならなかったとかは、
宗教内での問題です。

平将門、関羽雲長とかと同じなんじゃないでしょうか？

>同性愛や避妊・中絶などについて、一般社会にも積極的に
>宗教的価値観を主張してきているようなのですが・・・

このコメントが、質問の真意とはずれ、宗教批判ととられていますよ。

他に置き換えてみたら、結構そういうのってあると思いますよ。

「同性愛や避妊・中絶」の社会問題といいますが、当事者達は信じた思想の元にやってるんですから、押付けじゃないでしょう。
それを法律にする政治家がいるのが問題であって、宗教は無関係と思われます。

一部の思想で法律を作ると、また宗教戦争が始まりそうで怖いですね。

この回答へのお礼

一部の宗教的価値観を基に法律を作ってしまうと、価値観の対立は深刻化するのでしょうね。でも、世の中は政治と宗教が繋がっている国の方が多いようです。

お礼日時：2005/05/24 13:40

No.7 回答者： dashi 回答日時： 2005/04/25 17:45

あなたが論拠としている元ネタを紹介してもらえませんか。

科学の発達した今の時代に、そんなことが画策されているなんて、にわかには信じがたいのですが。
ガセネタではないですか？

この回答への補足

何日か前のＮＨＫ衛星第１、２２時４５分からの
「きょうの世界」という世界のニュースを紹介する番組で
特集報道を見ました。

「前法王を聖人にしようという声が高まり、実際に作業に入っている。聖人の列に加わるためには、明確な奇跡の実績が必要であり、バチカン当局は、触れるだけで病を癒した等の、前法王による奇跡の証拠調べを始めている。」

という内容だったと思います。どこの国のニュースだったかは忘れましたが・・・

補足日時：2005/04/26 02:06

No.6 回答者： madge 回答日時： 2005/04/23 13:45

＃４です。

回答に対する補足って質問者さんが書いたのですよね。

カソリック信徒のなかには保守派もいれば、改革派（この言い方が正しいのかどうかわかりませんが）もいるようです。その証拠に今回の法王もすぐには決まりませんでしたよね。
ちなみに前法王も新法王も保守派のようですが。
新しい法王が決まったとき、若い信徒（日本人ではない）が、カソリック信徒であることと法王を支持することはイコールではない、という趣旨のことをテレビのインタビューで答えていました。

だから１０億人がそろって法王の奇跡を主張するなんて心配は無用だと思います。
これはあくまでも私の意見です。
私は宗教を信じているわけでもないし、カソリックのことに詳しいわけでもありません。
単に一般常識的知識のの範囲内で答えているにすぎません。

あなたが何かを心配をしたり、主張したりするのは勝手です。
でもここは、宗教について議論をする場ではないと思うので、ほかの場を利用したらいかがでしょうか。

この回答への補足

議論目的、意見表明ではないつもりです。言葉が過ぎた点があるとすれば申しわけありません。

１０億人のうちのある程度の割合の人々が「前法王が奇跡の技を顕した！」として、それを証明して彼を聖人にしようと主張しています。そしてバチカンはそれを実際に調べています。

これは彼等が半分ノリでやってる事なのか、本気なのか、もし本気なら、彼等の外の世界に何か影響は無いのか？

これが質問の主旨です。

他の宗教も迷信的な要素はあり、例えばチベット仏教も生まれ変わり等を事実としてますが、キリスト教保守派のように「避妊・中絶・同性愛」など一般社会の問題を宗教的価値観で論じるような事はしませんから・・・

補足日時：2005/04/26 02:25

No.5 回答者： bigskull 回答日時： 2005/04/22 00:33

うろ覚えなのですが、

マザーテレサも「聖人」ですよね？
必ずしも触るだけで病気が治った、視力が戻ったなんて事は必要ないのでは。

まずは一カトリック教徒として一言、「全ての信者は同じではない」と言いたいです^^;
質問者さんの言う「信じている」とは一体いかなる意味で言っているのかわからないと、きちんと質問に回答することはできませんが、
全ての信者が実存的に、因果関係を認めた上での「奇跡」を信じているかというとそうではないと思います。
狂信的に信じ込んでいる人もいるし、それほど本気にしていない人もいる。
「そんな事を言われては元も子もない」と言われるかもしれませんが、
現実はそうです。
同じ宗教だからと言って、全て同様の信仰を持っているわけではありません。
まずは宗派ごとに違う。
同じ宗派の中でも、国によって違う。
或いは聖職者ごとに、学者ごとに、教会ごとに違う。
もっと言うと、信者個人レベルでも人それぞれの信仰を持っています。
shigekomoさんは宗教と科学は相反するものであるとお考えのようですが、それは場合によっては正しいけれど、場合によっては違います。
物理的実存としては肯定せず、単なる疑似科学やオカルトのようなものではなく、理念的概念的論理的に「神」の意味を考え、そして肯定する人もいる。
また、欧米出身の歴史的な科学者の多くが敬虔なキリスト教やユダヤ教の信徒でした。
まずはshigekomoさん自身が、キリスト教や宗教、哲学などについてあまりお知りにならないのでは？
よくやたらと「科学」ばかりを肯定して(←実用的な応用自然科学のことを指して言っているんでしょうかねぇ^^;)、その他の人文科学的な事柄などを指して、その価値をとにかく否定する人がいますが、そういう人達自身が実は「科学」についてあまり良くご存知ない。←shigekomoさんがそうだと言っているわけではありません^^;

＞その価値観を社会に押付けてきたりは
＞しないでしょうか？
ここでも「押し付ける」とは具体的にいかなる事を意味していらっしゃるのか計りかねますが、
民主主義国家の場合で言うと、
数量的に優位な方の意見が主に尊重されます。
キリスト教保守派的価値観を認める人が、その社会の中で多ければそういう方向でその社会は動いていくし、
逆に少なければ、その社会全体としての動きに反映される機会は少なくなるでしょう。
それが民主主義の仕組みです。その仕組み自体が「押し付け」だと言うのでなければ、「押し付けられる」という事は無いと思います。
(「国際社会」という次元では、そこに含まれる国同士の関係によっては、違ってくると思いますが・・・)
「自分の意見を積極的に主張してくる」ことを指して言っておられるのであれば、それを引っ込めろという方がムリです。それはキリスト教に限った事ではないでは。
宗教はウザイから主張すること自体を止めろと言うのであれば、そういう主張自体が・・・

この回答への補足

聖人と認められるためには明確に奇跡を起こした証明が必要であり、バチカンの奇跡調査専門の部署が調査するそうです。彼等はマジです。

信者全員が奇跡を信じるわけじゃない、科学者の信者もいる、それは確かにそうでしょう。科学はミクロ・マクロも突詰めれば信じられないほどに美しい秩序に満ちた世界であり、科学者の中にはそこから神の存在を感じるものもいるそうです。しかし保守的信者の勢力も間違い無く存在し、しかも大変な影響力を持ちます。

エイズ蔓延地域での避妊具使用反対や、有無を言わさぬ中絶反対、同性愛の権利侵害、果ては「学校で進化論を教えるな！」など、彼等と対話が可能だったことがあったでしょうか？

民主主義では、立場による意見の違いを、まずは対話によって埋めていきます。「自分だけが絶対正しい」という他者排除の態度は本当の民主主義とは言えません。しかし彼等はどうでしょう？「神の絶対の真理」について、違う立場の人との妥協を許すでしょうか？

そうでないからこそ、先述したような問題・深刻な価値観の摩擦が持ち上がっているんじゃないですか？

はっきり言って、性や愛という個人的な問題について、どうして社会に自分達の価値観を主張するのかさっぱり理解できません。民主主義で扱う以前のテーマです。避妊がいやなら勝手にやめればいいし、同性愛がいやなら勝手にいやがればいい。他の意見の人に口を出す意味も必要もありません。望まない妊娠の負担を負う女性に、他人があれこれ言う権利ありません！　でも彼等はそうではない。

この様な理解不能な人々が、今また「我等が法王は奇跡が使える！」というオウムのような妄想を主張しだしたら、いったい社会にどんな影響が出るのか気になります。この質問はそういった点から発した疑問です。

補足日時：2005/04/23 03:03

No.4 回答者： madge 回答日時： 2005/04/21 19:50

＜世間の信者は本当に奇跡を信じているんでしょうか？

たぶん信じている人もいるんじゃないかな。宗教ってまず信じることが大切だから。
＜信じているとして、その価値観を社会に押付けてきたりはしないでしょうか？
主張するのはその人の勝手。反対なら、私はそれには反対だと言えばいいんじゃないですか。

聖人についてですが、カソリックでは聖人の祝日というのがあるそうですが、プロテスタントは聖人崇拝には否定的らしいです。ちなみに聖バレンタインも聖ニコラウス（サンタクロースのこと）も、もともとはカソリックの聖人のひとりじゃないかな。間違っていたらごめんなさい。
次に、奇跡について。
触るだけで病気を治すというのは、奇跡でなくてもあり得るでしょう。気功なんかそうですよね。パウロ２世が気功を使っているというわけではないですが。
それに精神的なことで病気になることはありますから、熱心な信者なら、尊敬するパウロ２世の姿を見ただけで元気になってしまうというのもあり、でしょ。それをパウロ２世が起こした奇跡と呼びたければ呼べばいいと思います。

要するにカソリックのことはカソリック信者に任せておけばいいんじゃないですか。それほど心配することでもないと思いますよ。

この回答への補足

＞主張するのはその人の勝手。反対なら、私はそれには反対だと
＞言えばいいんじゃないですか。

１０億人が主張するとなると事態は容易ではありません。アフリカではカトリックが避妊具使用を禁じるため、エイズ蔓延が止まりません。同性愛の権利も侵害されています。そこに「神は法王に奇跡の技をお与えになった」という妄想が加わると、世の中どんな事になるんでしょうか？

補足日時：2005/04/23 02:21

No.3 回答者： ss79 回答日時： 2005/04/21 14:33

世の中には科学的に説明出来ないような事があるのは事実です。

しかしそれを奇跡として信じるか否かは個々人の自由だと思います。
前法王を聖人とするかどうかも同様に自由ですが、信仰に限定すればそんな事に奔走するより彼の意志を尊重して、正しいと思われる主張の実現に努力することが重要ではないでしょうか。

No.2 回答者： satoukibi 回答日時： 2005/04/20 19:22

宗教を信じるか信じないかは個人の自由だと思いますが、ない奇跡をあるように言うのはおかしいですね。

ヨハネ・パウロ２世は偉大な人だと思うので、人々の心の中で生き続けることが大事だと思いますし、それで十分ではないでしょうか。

さて、私は神の存在を信じていません。正確に言うと、ニーチェの「神は死んだ」とするニヒリズムに賛成ですね。
運命なんか信じていたら、誰も努力なんてしないと思いませんか？

No.1 回答者： noname#11501 回答日時： 2005/04/20 19:07

信者の多くは本当に奇跡を信じていると思います。

私の考えでは、神とは宇宙人です。地球を実験場として遺伝子操作実験で、自分たちの後継者を作ったということです。（地球人が行う年代推定は、宇宙人の科学技術の介入によって狂わされているにすぎない）トカゲが突然変異で鳥になるといった理屈は私には理解不能です。不老不死の彼らにとっては、人を生き返らせることも簡単なことだと思います。
ただ、私はキリスト教の専門家ではなくうろ覚えですが、プロテスタントは奇跡を一部否定しているのではないか　と思います。
価値観を社会に強制するかは、日本では天皇が神の子孫だと信じる人はその思想を強制していますね。（天皇陛下も宇宙人の子孫という意味で神の子孫なので現人神と呼ばれますね）
外国でも似たようなことはあるということだと思います。