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クラシックCDのコレクターです。
最近不思議に思うことがあるので、皆さんのご意見をお聞かせください。

疑問というのは、最近、ヴァイオリン協奏曲ならメンチャイ、ピアノ協奏曲ならグリーグとシューマンに代表される王道のようなカップリングの録音をリリースする演奏家が少ないということです。
ムターがデビューした時は、カラヤンと組んで次々有名曲を録音していましたが、最近の新人は、なじみのない曲ばかりで、「おっ、ここをノンレガートで弾くか!」なんて聴き比べる楽しみが減ってきています。
なぜ、テッパンの有名曲を避けるというか、あまり売れ行きが期待できない曲ばかり録音するのでしょうか?(メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を検索しても、ここ数年は再カッティングばかりが目立ち、新譜が殆どありません)
そんな方でも、演奏会では有名曲をプログラムに入れているので、ますます疑問が深まります。

質問者からの補足コメント

  • 演奏家の想いとは裏腹に、CDにしろ、コンサートにしろ、プロデュース側の思惑が働いているんでしょうか?
    だとしたら、その思惑は、どういうロジックなんでしょう?
    コンサートは客数を確保するために、マニアックではない客層を狙っているのは私でも分かります。
    CDの方がサッパリ分かりません。

      補足日時:2023/04/14 23:54
  • #1様、お礼に誤りがありました。

    メンデルゾーンのNコン → Vコン

      補足日時:2023/04/15 09:58
  • 私が(というかCDコレクターが)ヘンだということが分かってきました。
    大抵は、ベートーヴェンの5番といったら1枚しか買わないんですね。
    普通の人から「なんでゴールドベルクばかり30枚もあるの?」と聞かれたことがあります。やっぱりヘンなんですね。
    こんなヘンな人たちを相手にCDの企画を立てている場合じゃないんですね。

      補足日時:2023/04/15 10:09

A 回答 (3件)

最近の演奏家はド定番曲を録音しない…もしそれが本当なら、私は不思議はないです。



クラシックの録音は名盤と呼ばれる盤が人気のように、新しい録音だからいいというものではなく、時代を問わず評価を得るものが得ます。そこで多くの愛好者や初心者がド定番曲の盤を買おうとなった時に、やはり昔の名盤の方に人気が集まり易いと思います。
なので、まだまだ無名の新人が、そういった名盤に埋もれずにそこそこ売ろうとなった場合に、録音の少ないレアな作品の方が愛好家の注目が集まり易いというのはあります。
実際、私も以前近隣の図書館でクラシックのCDをあさってたことあるのですが、人気曲のCDの多くは大御所とか指折りの超・超有名演奏家・指揮者・楽団が主流だったのに対し、無名曲を集めたCDはあまり知らない演奏家や楽団のものが殆どでした。無名曲の盤なら無名演奏家でも売れる、という現実をよく表しているようでした。
私自身もやはり、あまり有名でない演奏家のおかげでなかなかお目にかかれないような作品を聴けるというのは凄くありがたかったです。

一方、演奏会であれば、人気曲や代表曲をいくつか入れないと客が埋まらないというのはあると思います。
それでも、埋もれた作品をプログラムに入れて紹介・再評価するというのはクラシック演奏家の使命でもあるので、特に評価の高い余裕のある演奏家や楽団ほど無名作品も入れたりしますね。録音と演奏会で状況が逆転してますね。
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この回答へのお礼

>やはり昔の名盤の方に人気が集まり易い
そうなんですね。
メンデルゾーンのNコンのリリースが大演奏家の再カッティング(LP時代の用語ですね)ばかりというのも頷けます。
初心者に売れるからですね。
そう考えると、10代のムター+カラヤンは挑戦的というか、カラヤンのネームバリューを使ったマーケティングなんですね。

お礼日時:2023/04/15 09:46

最近は「CDを購入する」という音楽の聴き方ではなくなったこと、CDを買うなら往年の名盤が目白押しなので、新しい録音を選ぶモチベーションがない、ということなのでしょうね。


「聴き比べ」をするなら YouTube であったりストリーミングで十分と考える人が増えたのだと思います。
「じっくり聴く」よりも「聞き流す」ような音楽の取扱いが増えたということなのでしょう。

若い演奏家は、そういう中で珍しい、従来あまり取り上げられなかった曲なら、CDだけでなく YouTube やストリーミングで聴かれる可能性があるので録音する、ということなのでしょうね。それもお金と時間をかけた「スタジオ録音」ではなく演奏会の「ライブ録音」で。

かの「ステレオ芸術」誌も休刊らしいので、世の中全体の「音楽の聴かれ方」がそのように変わってきているということなのでしょうね。
(定番の名盤、それも国内盤ばかりを扱っているので、私もかなり前から見ることもなくなり、時々特集記事を立ち読みする程度でしたが)

コンサートでは、やはり集客の点で有名曲が多く、特に海外からでは「お国もの」(ドイツならベートーヴェン、ブラームス、フランスならドビュッシー、ラヴェル、ロシアならチャイコフスキーやショスタコーヴィチ)を所望するプロモーターが多いのでしょうね。
でも、最近は国内でけっこう珍しい演目を意図的に取り上げる指揮者や演奏家が増えて、うれしい限りです。
(意外に、アマチュアがめったに生では演奏されない曲を取り上げることも多くなって結構楽しめます)
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この回答へのお礼

ステレオ芸術は私が入社した頃に休刊してます。その後FMファンとかも休刊となり寂しい限りです。
6月に休刊予定なのはレコ芸ですね。私は評論家が好きではないので、元々あまり読んでいませんでした。自分スタイルで好き勝手に聴くタイプですから。
問題は、YouTubeとかではなく、大手レーベルのセッション録音でも小曲が目立つ気がします。
かつては、レコ芸に発売前のLPの広告が出たり、FMで発売前のLPの紹介をしたり、ブーレーズが出てきたときとか、ショルティが出てきたときって、そんな興奮がありましたよね。みんな大曲にチャレンジしていたような気がします。
寂しい限りです。

お礼日時:2023/04/15 14:30

クラシック音楽好きな素人です。

演奏会で有名曲を選ぶのは,日本での興行を成功させたいからじゃないでしょうか。僕があまり興味の無い曲が多いですね。
 米国には 24 時間クラシックだけを流す専門の FM 局があります。聴いていると楽しい。というのも,僕が小学校から高校までに音楽室で聴いたような曲以外が流れるからです。また近所の米国大学のホールにもよく有名プロが来ていて,ときどき演奏会に行きましたが,あまり日本では聴かない曲があったりしました。その大学に音楽学校があったからかもしれません。日本の FM はその後ほとんど聴かなくなっていますが,このサイトの投稿などではほとんどが有名曲に関するものだったりします。日本の中の有名曲の種類と,米国等の日本以外の国々で流れている曲の種類とに差があるのかもしれません。CD がなぜ有名曲以外かの答にはなってないかもしれませんが。
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この回答へのお礼

>米国には 24 時間クラシックだけを流す専門の FM 局が・・・
うらやましい。
日本でもネットラジオやサブスクなどの新しいメディアが登場し、クラシックファンも使いますから、CDのマーケティングが変わってきているんでしょうね。
私のごとく、シーラカンスのようなCDコレクターにとっては、住みにくい世界になりました。
でも、なぜかクラシックの世界って、まだまだCDの新譜が出続けていますね。
もう少しの間は絶滅を免れそうです。

お礼日時:2023/04/15 09:57

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