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こんにちは!はじめまして!!
私は神戸の大学に通っています。
卒業論文で岡山弁について書こうと思ったのですが
何かいい参考文献はないでしょうか?
自分で探したものもたくさんあるのですが
煮詰まっています。
岡山からの中国地方が関西弁の 
イントネーションではないということに
気付いたのですが、この理由がわかりません。
名古屋辺りからイントネーションが変化していき
兵庫県までは関西のイントネーションです。
四国の香川や徳島も同じです。
海を挟んで四国が同じイントネーションであるのにたいし
なぜ岡山が標準語のイントネーションか。
これは歴史的になにか理由があったのか。
このようなことがわかる参考文献があれば教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

 kanonbowlさん、こんにちは。


 まず最初にお断わりしておきますが、これは回答でもアドバイスでもなく、広島県(それも安芸国側)出身者の素朴な感想です(^_^;;
 そうかあ~、関西の方が聞くと、岡山弁は丸っきり関西弁とは違うイントネーションの言葉に聞こえるのですね……。
 私は以前岡山で2年ほど暮らしたことがあるのですが、岡山の言葉って広島(安芸国側)とは大分違う、むしろ関西の抑揚に随分と近いなあ、と感じていましたよ。
 少なくとも、標準語(という表現は現在では使わず「共通語」と言うらしいです)のイントネーションには、全然、聞こえませんでした(笑)。
 同じ広島県民の喋りでも、備後国(岡山により近い)側の言葉は、岡山弁に似ていると感じます。
 また、広島でも山口寄りの出身の人の喋り方は、山口弁に近くなっていましたね。
 方言って、つながってるんだなーと、面白く感じたのを覚えています。

 私個人は、少なくとも兵庫と岡山の間にイントネーションの断絶はないような気がするのですが……

 感想だけ書いて去るのもあんまりな気がするので、参考にはならないとは思いますが、お国言葉に関するサイトをひとつ紹介して終わりに致しましょう。
 real playerさえあれば、各土地の実際の会話が聞けますよ。

   ・ふるさと日本の言葉
      http://www.nhk.or.jp/kotoba/index.html

 実りある卒論となりますよう、お祈りしておりますね。

参考URL:http://www.nhk.or.jp/kotoba/index.html
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
広島の方からすると岡山弁は関西に近いなんて
すごくびっくりしました。
岡山の友達は「私達は関西弁じゃない!!標準語(共通語)に近い!!」
と、声を大にしていっています。(笑)
たぶん関西弁といわれるのはしゃくなんだろうと思います。
あまり関西にたいしイメージ良くないかも?
かっこ悪い感じで見ているようです。
広島の方からするとどうなのでしょう。
やはり広島弁は共通語のイントネーションなのでしょうか。
(これは私の友達が岡山弁のイントネーションを共通語だ
というので)
またできたらお答えください。

お礼日時:2001/09/16 01:47

おきゃーま出身の大阪市民でやんす。



岡山弁が県境を挟んでアクセントが異なるとのことですが、
それは、いまの全国の方言が京の都を中心に円を描くように広がっていったからなのです。

上方式アクセントは最も新しく、平安朝の京を発して1000年ほど、
関西(近畿ではないところに注意)と四国、北陸にその勢力を広げていきました。
それより1つ古い東京式アクセントは、それ以前に上方を発したもので、
1000年以上も前のアクセントになります。
中国、東海、信越、関東などがそれにあたります。

それより古いのは、九州、東北アクセントで、
さらに古いのが、沖縄のアクセントと一般的にはなっております。

昔は藩政で国同士の出入りもあまりなかったので、
藩内の方言が強化され、播磨と備前の言葉はもちろん、
アクセントもそこで綺麗にわかれたのです。

四国や北陸が早くも関西式のアクセントを取り入れている背景には、
四国は淡路を通って船での交流が盛んで、
北陸は若狭からの船や金沢への陸路により浸透したものと思われます。
中国方面へ浸透しなかったのは、反抗勢力というか、
強い大名がいたからではないでしょうか。
讃岐も備前も上方からは同じ距離にあるのに、
備前のほうだけが東京式アクセントであるのはこのためなのです。
北陸と東海方面への浸透具合の違いも、同じようなことが言えると思います。
近畿地方でも、北近畿の但馬、丹後、それから紀伊半島の山奥などは
アクセントが関西式ではありません。

現在は、備前と播磨の藩境において、じわじわと
関西式アクセントが浸透しつつあるようです。

参考URL:http://www.slt.atr.co.jp/~yamamoto/dialect/
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昔四国の人に聞いたことですが四国は島国で船しか足がなかったわけですから


船で渡るには大阪(関西)とのつながりが深かったそうです。
岡山は北前船とか発着があったようなのでイントネーションとしては関東のほうが近いですよね。ただ「じゃー」とか「なー」とかいろいろ語尾がつきますが・・・
岡山へ旅行もいいけど生?のこてこての岡山弁で初対面の人には使わないですね
岡山県人より
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
船がちょっとしたポイントになってるとは
驚きでした。
やはり歴史というのは今も続いてるたくさんの文化の
根源になってるのでしょうね。
歴史はあまり好きではありませんでしたが
こういう機会に触れてみると結構おもしろいものですね。
また質問したときにはよろしくお願いします。

お礼日時:2001/12/16 14:12

 kanonbowlさん、おはようございます。


 今迄は主観的な印象ばかり述べてきたので、客観的な研究ではどうなっているのかと考え、今朝出勤前に、ちょっとだけ手持ちのポケット版方言辞典を覗いてまいりました(笑)。
 但し、私の見た本では【イントネーション(フレーズ毎に現われる声の上がり下がり)】の差異ではなく【アクセント(日本語の場合、語そのものの持つ高低)】の差異についての記載でしたが……
 それによると、岡山から下る地域は基本的に東京式アクセントの範疇に入っていました。
 ただ、兵庫でも東京式アクセントの地域はあるし、岡山でも近畿式アクセントの地域はあるという感じの書かれ方でしたね。
 更に周縁部へ下ると、無アクセントの地域が出現します。有名なのは茨城でしょうか。無アクセントの地域では、例えば【端】と【橋】と【箸】の区別がつきません。これは最初の回答(?)で挙げた「ふるさと日本のことば」のURLに行けば、実際に聴けます。面白いですよ(笑)。

 出勤前の慌ただしい時間帯でしたので詳細までは読めませんでしたが、御参考になれば。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
すごい親切にしていただいてうれしいです。
無アクセントの地域があるなんて知りませんでした。
実際私は茨城の知り合いがいるのに・・・(笑)。
ふるさと日本のことばのところで岡山の会話を読んだんですけど
全然わかんなかったですね。(汗)
できたら共通語に訳も書いててくれーとか思いました。
でも、すごい役に立ってます。
実際岡山にいってみるのも手かなと思ってます。
方言って結構おもしろいですね。
ほんとありがとうございます。

お礼日時:2001/09/19 21:08

 kanonbowlさん、再びこんにちは。


 そうですか、御友人、声を大にしてらっしゃいますか(笑)。
 ですが、岡山市や玉野市に在住する友人達の岡山弁を聞いていても、どうにも共通語のイントネーションには聞こえないんですけどねえ……。
 但し、関西弁だ、とも思ってはいませんよ。広島弁と共通する語尾も結構ありますし、あくまで、より関西から遠方に住む広島人の耳で聞くと「関西っぽい」と聞こえるだけです。御心配なく(笑)。
 何しろ、前の職場にいた、広島の外に住んだことのない同僚だって、「うちが喋っとるん、絶対標準語じゃけえ!」とバリバリの広島弁で言い張っておりましたから(苦笑)。……御友人の気持ちも、何となくわかりますよ(笑)。
 私などは関西の言葉は結構好きですから、堂々と京都弁で話している同僚が羨ましいくらいなんですけどねえ……。
 現在東京在住ながら根っこが広島人の私の耳には、岡山弁も関西弁も、物柔らかく響きます。
 首都圏の人の耳には、広島弁の会話は普通に喋っていても喧嘩腰に聞こえるらしいんですが(苦笑)、私の耳には、東京の言葉(注:いわゆる江戸弁・下町言葉ではなく、共通語と呼ばれる代物)は何処となく突き放したような響きに聞こえます。
 岡山の言葉には、それが乏しいですね。特に語尾の「なぁ」に柔らかさを感じます。

 ちなみに、私の岡山の友人達は、自分達の言葉は広島弁とは随分違う、ずっと関西弁に近いと申しております。何でも、岡山県民は、自分達の県は中国地方ではなく近畿地方だ! とひそかに思っているとかいないとか……冗談だと思いたいですが、丸2年岡山に住んだ経験上、あながち冗談とも言い切れない(苦笑)。

 さて……。
 広島弁が共通語のイントネーションじゃー言われても、どうもピンと来んのんじゃがのー。
 それでのーても、自分の喋っとる言葉っちゅーのは、自分じゃー、なかなかわからんもんじゃけぇのー(笑)。
 ……こほん。失礼致しました。
 私は研究者ではないので、此処で何の資料本もなしに何のかんのと言えるものではございません。ただ、quest_shigさんも話されていた説(言葉は京都を中心に周縁部へ向けて分布している)の知識程度は、何とか、ございます(笑)。というか、そう考えなければ、地理的にはとっても離れている筈の東北と出雲に「ずーずー弁」が分布している説明が難しいですね(同じ島根県でも、石見の方は広島弁に近いですねー)。
 この辺りの学説は多分間違いなく主流なので、関係の書籍は探せばかなりあるのではないかと推察致します。

 余談ですが……
 書店で専門の書籍が見付け切れない場合、更なる文献を見付け出してゆくひとつの方法として、例えばポケット版方言辞典などの簡単な、ちょっとした本屋さんにも置かれているような本を探し、そこで著者が使っている参考文献(巻末辺りに必ず挙げられている筈)を見る──というのがあります。ごく簡単な本でも、真面目な研究者さんの書かれたものなら、その後ろには膨大な参考文献が潜んでいる筈ですから(笑)。
 あとは、芋蔓式に辿ってゆけると思います。

 方言に限らず、学問って、調べれば調べるほど奥が深くなりますよね(汗)。それを適当なところで論文にまとめるのは大変だと思いますが、頑張ってくださいね。
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参考文献を知りたいとの希望には,ちょっと沿えないかも知れないけれど;



おっしゃるように岡山や広島,山口のイントネーションは,京都・大阪の関西弁とはちがって,どちらかというと関東地方のイントネーションに近いですね。

広島県の人間が東京へ行くと,半日で東京弁になるというのはよく知られています(ただし,東京ッ子のように早くはしゃべれませんが)。これと違って,大阪の人はなかなか東京弁にはなりません。

神戸(兵庫県)あたりはその中間で,両方が混ざった感じです。…岡山あたりでも,聞く人によっては まだ関西イントネーションが強いと感じる人もいるようです。

さて,…と言うほどのことではないのですが,ご存知のように日本では関西は千数百年の都です。(今でも関西の人は,東京へ行くことを「東下り(あずまくだり)」という人がいます)。
ですから,文化(言語を含む)の分布の等高線を描くと,千数百年のあいだ,奈良・京・大阪あたりが高い高い山で,そこからだんだんと低くなって,裾野になって行く。
東京へ政治の中心が移ってからは,多くの文明や文化の中心は東京へ移動しましたが,言語はそんなに簡単には変わらないわけです。そして,明治初年に共通語が作られたとき,これが「非・関西語」になったのも,まあ仕方のないことだったでしょう。

さて,中央の山の高いあたりが「関西語」のイントネーションです。
そして,裾野を下って平地になると「非・関西語」のイントネーションになるです。つまり,西は中国・四国地方,東は関東甲信越がこれです。
この分布が,自然発生的な文化の進展によるものか,あるいは,古代の(異)民族の流入(侵入)・土着(定着)などの経緯によるものか,それはまたべつに考察する必要があります。

(もちろん,さまざまな方言的部分もありますが,上記は大まかに言って,…ということです)
(九州や東北も「非・関西語」ですが,またこれは複雑な議論が可能でしょう…)

言語は,長い長い歴史を持っています。
東京語は ある意味,人工的な部分も多く,これを標準語と言ったのはここ百年のことです。
文化的諸側面,とくに言語などに関しては,関西が中心という視点で考えると,よく理解できることも多いと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
なにか研究でもされているのでしょうか?
すごくわかりやすかったです。
昔関西を拠点にしていたことが言語の分布に
影響している・・・おもしろいですね!!
そうえば関西は都だったのですね、
関西人なのに忘れてました。(笑)
そう考えれば納得いきますね。
この分布がなぜそのようになったのかを
これから調べていくといいのですね。
興味がもっとでました!
またよろしかったら助言お願いします。

お礼日時:2001/09/16 01:53

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