プロが教えるわが家の防犯対策術!

ゴダールはどういう政治思想を持っていたのでしょうか。
私はゴダールの芸術的センスは大好きで、「軽蔑」などはお気に入りの映画です。
しかし70年代の政治化してから全く意味がわかりませんし、政治思想を伝えたいのでしょうが、何を伝えたいのか全くわかりません。五月革命以降絶縁したトリュフォーの方に親近感を覚えます。
ゴダールがブルジョワ生まれながらブルジョワを批判的に描いたり、毛沢東思想を取り上げたり、結局ゴダールは世界をどう変えたいのか、どのような政治思想の元映画を作っていたのでしょうか。

質問者からの補足コメント

  • 丁寧な回答ありがとうございます!
    すこし自分の中で整理が付きました。
    「激しい熱情」という作品を聞いたことがないのですが何年の映画ですか?

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2023/06/25 14:21

A 回答 (1件)

ジャン=リュック・ゴダールは、フランスの映画監督であり、フランス・ヌーヴェルヴァーグ運動の中心的な存在でした。

彼の政治思想は、彼のキャリア全体を通じて変遷し、時には矛盾を含んでいるとも言われています。

初期の作品では、ゴダールはブルジョワ社会の風刺と批判を行いました。彼は階級闘争をテーマにした映画を制作し、資本主義社会の不平等や抑圧に対して批判的な姿勢を示しました。例えば、『勝手にしやがれ』や『軽蔑』などがそれに該当します。

しかし、1960年代後半からゴダールの映画はより政治化され、彼はマルクス主義の影響を受けていきました。彼は毛沢東やキューバ革命などの左翼的な思想に関心を持ち、映画を通じて社会革命を促進する手段と考えました。この時期の代表作には『中国女』や『激しい熱情』などがあります。

1970年代に入ると、ゴダールはより実験的な映画作品に取り組み始めました。彼の映画はしばしば難解であり、政治的なメッセージが明確ではない場合もあります。この時期の作品には、映画言語や構造に対する探求が優先され、政治的な内容は押し出されることがあります。

ゴダールの政治思想やメッセージは、彼の作品を通じて明確に伝えられることはありませんでした。彼の映画はしばしば観客に解釈の余地を与え、議論を呼び起こすことが意図されていました。そのため、彼の作品は個々の解釈によって異なる意味を持つこともあります。

要するに、ゴダールは芸術と政治を結びつけることで社会的な問題を提起し、観客に考えさせることを意図していました。彼の思想や政治的な立場は複雑で多様であり、明確な回答を与えることは難しいです。
この回答への補足あり
    • good
    • 2
この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます!
すこし自分の中で整理が付きました。
「激しい熱情」という作品を聞いたことがないのですが何年の映画ですか?

お礼日時:2023/06/25 14:21

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!