No.5
- 回答日時:
一般に仏壇と先祖壇(霊屋<たまや>)とを混同されがちですが、仏壇は「仏(狭義では仏陀<=如来>、つまり悟りを得た者、あるいは悟りそのもの。
広義では仏教における崇拝対象、つまり如来・菩薩・明王・天・宗祖など)を祀る場所」で、先祖壇は「先祖を祀る場所」です。そして一般家庭では、仏壇が先祖壇を兼ね備えているのであって、仏壇=先祖壇ではありません。ですから、本義では「祀る先祖がなければ仏壇は必要ない」というわけでもなければ、「先祖を祀るために仏壇が必要」というわけでもありません。
仏を祀るために仏壇があるのです。そしてその仏を祀るという自分の功徳を、先祖の功徳とする(回向<えこう>)ので、同時に先祖が祀られるのです。
No.4
- 回答日時:
tibikurosanさん、こんにちは。
僕は、宇宙学で、
この世とあの世(霊界)の成り立ちを学んでいる者です。
その観点より、仏教各宗派を超えて、
仏壇の本来の意義をお伝えしたいと思います。
仏壇は先祖供養をするためのものですから、
まず、仏壇の中心には、
「○○家先祖代々の霊位」のお位牌が必要です。
それと、それよりは小さめの、お母さんのお位牌を
仏具屋さんで造ってもらいます。
他には普通に、花を生ける花瓶とお水を供する湯のみがあればよく、
本来必要なものはこれだけで、他のものはいらないわけです。
しかし、各宗派や家族の意向との調和を図る意味で、
他の仏具が必要と感じられるのでしたら、
最小限のものを揃えられるのもいいかと思います。
何よりも大切なのは、
tibikurosanさんのご先祖やお母さんに対する
供養する心です。
人間が「死ぬ」ということは、
ただ肉体という古くなった上着を脱ぎ捨てるだけで、
心はそのまま持続します。
そうして、本来はこの世に未練を残さず、
すぐにあの世(霊界)に移行して
新たな生活を始めなければなりません。
しかし、死んだら終わり、と思っていた人は、
自分の意識が持続しているため、
死んだ(肉体を脱いだ)ことになかなか気づけないのです。
そして、この世に未練を残し、
この世の子孫に助けを求める人(お霊さん)がある訳です。
このようなお霊さんに一日でも早く気づいてもらい、
霊界に移行してもらうために、
仏壇に肉体に替わる位牌を置いて、慰安し、
気づいてもらうまで、供養する必要があるわけです。
先祖霊の中には、
霊位が高く、霊界の上層におられる方もあるでしょうが、
地上でまだ何十年と迷い続けている方もおられる訳です。
仏壇は先祖霊とテレパシーで交流する場だと思って下さい。
そして、地上から先祖霊に対し「感謝の心」を発信すると、
霊界上層の先祖霊はその幾十倍の愛念を
子孫に送り返して下さる訳です。
一方、地上で迷っている先祖霊にとっては、
地上より子孫が発信した感謝の心が一筋の光明となって、
救われの道が開かれることになるわけです。
思いつくまま述べましたが、
ご判読願い、参考にして頂けましたら幸いです。
No.3
- 回答日時:
仏壇や神棚の上(2階)に人がいるは失礼と感じて、天井に「空」と紙を貼る事もありますが、必ずしなければならない事ではありません。
真言宗では「六種供養」といい、インドでの接客方法を由来とします。「閼伽(あか/仏の足と口を洗う水の意味)」・「塗香(ずこう/体に塗るお香)」・「華鬘(けまん/花の意味)」・「焼香」・「飯食(ぼんじき)」・「灯明」の六種類であり、これらは順に布施・持戒・忍辱(にんにく)・精進・禅定(ぜんじよう)・智慧の六種類の修行を表します。
ですので、少なくとも三具足、つまり燭台(灯明)・香炉(焼香・塗香<線香の匂いを塗香に相当させます>)・花瓶(花鬘)と飯器(飯食)・湯飲み(閼伽)、それに鐘と経本は揃えてください。
三具足は自分から見て右側に灯明、左側に花瓶を置きます。仏教では右を智慧。左を慈悲とするからです。中央に香炉を置きます(智慧の火をともし、慈悲の香りをたなびかせる。つまり修行ですね)。
本尊は基本として大日如来を中心に、高野山真言宗では不動明王・弘法大師ですが、智山派・豊山派では興教大師を祀る場合もありますので、菩提寺の指導を仰いでください(仏壇の大きさに合わせて、仏像か掛け軸を選んでください。また小さな仏壇ならば本尊一体のみ、あるいは十三仏掛け軸をお祀りください)。
または一門別徳本尊、つまり大日如来の別のお姿として阿弥陀如来・観音菩薩・不動明王・弘法大師など、自分の縁のある仏様を本尊とする場合もあります。
仏壇の大きさに調和するような仏像・仏具をお選びください
No.2
- 回答日時:
3年前 父が他界し 仏壇を用意しました。
宗派は、同じく真言宗です。
実家は、マンションなので小さい仏壇にしましたが
ご本尊の大日如来は、木彫りの像で
両脇の不動明王と弘法大師は、
掛け軸です。
他には、お位牌の他に花立、蝋燭立て、高杯、
お線香立て、おりん等を用意しました。
お仏壇自体が小さかったもので お線香立ても合わせて小さいものを購入したのですが、
これは、使ってみると小さいので
安定が悪くお線香が途中で倒れてしまったりして
危ないので お線香を始めから立てないで寝かせて置く
タイプの長方形の物に買い替えました。
こちらの方が回りに灰も落ちないし、安全で使い勝手が良かったです。
「空」と書いた紙については、
詳しくわかりませんが
家では、そういったものはしませんでした。
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