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公務員試験で社会学の記述を使おうと思っています。そこでギデンズとその関連する概念を用いて説明しなさいという問題が出たときように質問させてください。

最帰的近代とは次の3つを主な特徴とする。
1時間と空間の分離、2脱埋め込み、3専門家システムである。
ここで、1は前近代においては、時間と空間は不可分のものであった。しかし、近代になると標準時が決められ、場所に関わらず時間は計算可能なものとなった。すなわち、同じ空間や場所にいない人々の間での相互行為を可能にしたのである。2は、人々の相互行為や社会関係がローカルな世界から切り離されることである。時間と空間が不可分な前近代では、場所によって生活や文化が異なっていたが、時間と空間が切り離されると、時間により、筋質的・画一的に再編成される。


近代社会以降、個人は家族・職業・移動・思想など様々な領域で自由を獲得した。しかし、そのことは同時に、選択の責任も個人のものになり、失敗のリスクも個人が引き受けることに繋がった。例えば、近代家族はイエ制度などから解放され、恋愛の自由化が進んだ結果生まれたものである。新たに家族を形成しようとする結婚自体、自由な意思のもと行われる、恋愛という自己実現の営みである。これは、個人は共同体との関係より一対一の配偶者・恋人との個別の関係を優先したことを示す。しかし、近代において個人は共同体の干渉を逃れることを求めたが、現代ではそれが自明のものとして獲得されている。そのような現代では、個人は自我の解放や自己実現の強い願望が、家族員との責務や関係と、葛藤を生む段階に至っている。また、個人として離婚のリスクを常に感得せざるをえないような状況になったといえる。これは、人々に独特の緊張を強い、また相当な重圧を課すものといえる
このように、近代化が進むことで意図せず近代化それ自体に起因する新たな課題が現出する。近代化は伝統社会を切り崩すとともに自らを近代化する点で再帰的な作用を見せるのである。

3冊くらいの本の内容をつぎはぎしたので理論的に繋がっていない気がします‥。

しかし、近代化→自由化→更なる近代化→自由化→自己責任という説明自体は間違っていないのかなとも感じております。

専門家システムの記述は時間の都合で飛ばしました。

勘違いしているところやたりない考えがあれば、教えて頂きたいです。

よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

ギデンズとその関連する概念を用いて[再帰性とリスク社会、家族の個人化を]説明しなさいという問題が出たときよう


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質問文の中に記載されている単語をみると、経済社会が国家の切り分け区分性を希薄化し、グローバルに視点をもつ存在ができていること、IT技術による空間距離と所要時間の無意味化、組織や所属集団の壁の霧散化、性差・学歴・資格・履歴の無意味化など取り上げていない感じがします。
ギデンズとその関連する概念を用いても、近代化がどのようなリスク、どのような個人化をもたらし、どのような方向に向かいつつあるのかを、もう少し、2020年代らしい視点で説明してはいかがでしょうか。
公務員試験というからには、公務員が社会問題を捉えるパースペクティブを示せた方がいいような気がします。
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1つ言えるのは、理想論と現実論は交わる事がないという事です。

。。

どんなに考えを巡らせても、思い通りにならない場合がほとんどで、

思想・理想は、現実にならない。。。

現実になる物事は、現実になりうる目標であり、理想ではない。。。
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