
日本人はなぜ引用が好きなのでしょうか?
最近で言えば、朝ドラのタイトルにもなっている「虎に翼」は、日本書紀における大海人皇子を吉野へ行かせてしまったことに対する記述「虎着翼放之」からの引用でしょうし、その主題歌を務める米津玄師さんの楽曲も種田山頭火の句「しぐるるやしぐるる山へ歩み入る」を引用しています。
古典の時代から和歌の世界では本歌取り、物語では漢籍からの引用はさかんに行われており、江戸時代には伊勢や源氏、徒然草のパロディが数多作られ、そういった古典を引いた作品はもう、わたつ海の浜の真砂の数ほどあります。先に挙げた例も、そういった精神性が現代においても続いている事のあらわれだと思います。
それにしても、ここまで古典を重んじて引用を行う精神性はどうして生まれたのでしょうか。
A 回答 (11件中1~10件)
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No.11
- 回答日時:
人間がゴキブリと違うのは文化の積み重ねができるということです。
1000年前の人の学んだことを現代に生かすことは良いことですよ。温故知新とは古いものを温めて新しいことを知るということなんです。貴方はピタゴラスの定理でも相対性理論でも全て最初からやらないと気が済まないんですか?好きにしてください。
No.9
- 回答日時:
キリスト教圏では、聖書の文言の引用は膨大に、毎日のように行われているでしょう。
たぶん シェークスピアの引用や名言、エリオットの悪霊にあるような古典引用も、古代の政治家や哲学者の名言などの引用も多いのではないでしょうか。
引用が好きなのではなくて、ぴったりの名言、表現方、音韻の見事さなどが好かれるので、結果として引用のように見えるだけでしょう。
No.8
- 回答日時:
学問とは知識の積み重ねです。
学問を勉強した人であれば、過去の文献を引用しつつ、新事実を加えた自説を論理的に展開して主張するのが当たり前です。
大学で卒論を書くとすれば、引用の記述の仕方を真っ先に教わります。それが学問の根幹なのです。
No.7
- 回答日時:
別に日本だけではないです。
ことわざや故事成語は海外にもありますよ。
自分の経験や学習だけでは知恵を選るのに限界があるわけで、先人たちの知恵を借りたり学んだりしてより多くの知恵を得ることに、世界中で変わりはないです。
学校教育だってそうじゃないですか?

No.4
- 回答日時:
日本の特徴ではありません。
海外文学では、ラテン語の警句、聖書からの引用、ダンテの神曲やバニヤンの天路歴程やシェイクスピアの引用、数多の詩人の作品の引用が、これでもかと出てきます。
古いものから新しいものを生み出すのは芸術の基本形なので、そういうものです。
また、それは教養の高さを示すものでもあるし、同じ教養の高さを持つ人にとってはかえってわかりやすい表現でもある。
No.3
- 回答日時:
精神性だけではなく
モノだって
今の時代のモノではなく
作られた時のモノから
発展、改良されたモノです
モノにも
歴史があり
目的の精神はそのままです
それと同じで
タイトルでも歌でも
日常のことでも
古典を重んじて
引用するのではなく
歴史の積み重ねから
今があります
これらは
日本だけではなく
世界中のすべての今は
どこでも
言葉を変えるなら
古典を重んじて引用しているのではなく
発明、発見を重んじて
それを引き継いでいると考えれば
理解できるのではないですか
No.2
- 回答日時:
古典引用は教養のある証です。
それを誇っている。どう教養の高い家柄よ。古いことしか頭の中にない創造性の無さの裏返しとも取れます。最近のドキューンネームは創造力すごいですね。名前だけというのが悲しいドキューン親。
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