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軍事の質問魚雷の弾頭。
何故、魚雷の弾頭にHeat弾頭が用いられないのですか?

質問者からの補足コメント

  • 対艦ミサイルにはシーバスターがあり、日本は形成炸薬を用いた対艦ミサイルを開発しています。
    バンカーバスターは既に外国で開発されていますが対艦ミサイルではまだ開発されていないのです。
    命中時にメタルジェットを噴射し装甲に穴を空け内部の航空機や弾薬庫を、破壊し無力化させることを目的として亜音速でもかん通性能があるため開発が進められてる

      補足日時:2025/02/25 09:32

A 回答 (4件)

>対艦ミサイルにはシーバスターがあり、日本は形成炸薬を用いた対艦ミサイルを開発しています。



>命中時にメタルジェットを噴射し装甲に穴を空け内部の航空機や弾薬庫を、破壊し無力化させることを目的として

 違います。日本が開発中のシーバスター弾頭は成形炸薬(“形成”炸薬に非ず)のみで目標を破壊するものではありません。
 魚雷のように水中で爆発するものならば周囲に存在する水という密度の高い物質に爆圧が閉じ込められて、目標に強い圧力が加わる時間が長くなる事や、爆発により水が吹き飛ばれて生じる「液体の水が無い空洞」が周囲の水圧によって潰れる際に周囲から集まってくる水の流れが衝突する衝撃等によって船体構造に強烈な応力を加えて船体構造自体を破壊する事が出来ます。

【参考URL】
バブルパルス - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%96 …

 それに対して対艦ミサイルは魚雷とは異なり空気中で爆発すものなのですから、船体の外で爆発を起こしても爆圧は空中に拡散してしまい、船体に強い圧力を加えることは出来ません。
 そのため対艦ミサイルの場合は魚雷とは異なり、目標に直撃させる必要があります。
 鈍足の魚雷とは異なり、対艦ミサイルは艦船とは比較にならない程の高速で移動しますから、目標が回避する間も与えずに直撃する事が出来ます。
 但し、回答No.2で述べておりますように、弾頭と装甲との間の距離が特定の狭い範囲にある場合にしか貫通力は得られない成形炸薬弾頭では、内部が多数の部屋に分かれている艦船に対して大ダメージを与える事は期待出来ません。
 そのため対艦ミサイルの弾頭は、砲弾の徹甲榴弾のように、装甲との衝突時の衝撃に耐える強度を持つ厚い弾殻と、装甲を押し破れるだけの大きな質量を持ち、徹甲榴弾と同様に弾頭が持つ運動量によって装甲を貫通して目標の船体内部で爆発する方式の弾頭を使うのが大部分です。(船体内部で爆発すれば爆圧は船殻に閉じ込められますので、拡散せずに艦船を破壊する事が出来ます)
 日本が開発中のシーバスター弾頭は、徹甲榴弾式の弾頭の直前に小型の成形炸薬弾頭を持つ二段式の弾頭であるタンデム弾頭式の弾頭が使われています。
 その前部の成形炸薬弾頭は「装甲に小孔を穿つ事によって、後ろの徹甲榴弾式の弾頭が装甲を貫通しやすくなるようにする事」が目的であって、成形炸薬が艦船に対してあまり有効ではない事に加えて、小型で炸薬量が少ない事もあって、艦船を破壊するような威力はありません。艦船を破壊するのはあくまで徹甲榴弾式の弾頭の方なのです。

【参加URL】
対艦用二重貫通弾頭「シーバスター弾頭」の目的と構造 - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/fe245d0 …

誘導弾用弾頭技術の新たな可能性! - 防衛省・自衛隊
https://www.mod.go.jp/atla/research/ats2024/pdf_ …
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この回答へのお礼

解決しました

すごい論理的に説明頂き有り難うございました。

お礼日時:2025/03/01 08:06

Heat弾頭なんて分厚い装甲の戦車やトーチカを撃破するために特化された弾頭です。


特徴は装甲に穴をあけて一挙に内部を燃焼させるものなんですよ。
威力そのものは戦車の内部等の敵を殺せばすむ程度でたいしたことはありません。

なお魚雷についてはNo1さんのおっしゃるようにバブルパルスで攻撃するのが多数です。Heat弾頭なんて威力の小さいものでは役に立ちません。

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この回答へのお礼

確か、対艦ミサイルにHeat弾頭のタイプがありませんでしたか?

お礼日時:2025/02/25 09:17

Heat弾頭は炸薬が持つ破壊エネルギーの3割ほどを弾頭の真正面等の特定の方向に一点集中させる事により、絶大な装甲貫通力を発揮する弾頭です。

(破壊エネルギーの残りの7割は弾頭の側方などに拡散してしまい、目標の破壊には使われません)
 特定の方向にしか貫通力を発揮しないため、例えば敵艦の傍をすれ違う際に爆発しても敵艦の装甲を破る事は出来ませんし、たとえ直撃した場合であっても、斜めに当たってしまった場合には貫通力が半減してしまいます。
 また、凸レンズで日光を集めて紙を焼く事が出来るのは紙とレンズの距離が焦点付近の一定の距離に限られているのと同様に、Heat弾頭の場合も弾頭と装甲との間の距離が特定の狭い範囲にある場合にしか貫通力は得られないため、装甲を二重にして弾頭に対する内側の装甲の距離を、Heat弾頭の貫通力が得られる範囲から外れるようにしたスペースドアーマー(空間装甲)に対してはHeat弾頭はほぼ無力です。
 戦車などと違い、艦船の内部は多数の部屋に分かれている上、それらの部屋も戦車の車内に比べれば格段に広いため、もしHeat弾頭が艦の装甲を貫徹出来た場合でも、被害を被るのは直撃を受けた一部屋だけで、他の部屋には殆ど被害がおよばないため、Heat弾頭が命中した部屋が偶然にも弾薬庫や機関室等の重要な部屋でもなければ撃沈は期待出来ません。
 加えてHeat弾頭の破壊力は一点集中なので、広い面積を持つ艦の装甲の中のその一点に比較的小さい穴しか開かないため、貫通孔からの浸水速度も大したものではなく、被弾した敵艦は命中箇所の船室の扉を閉めてポンプで排水すれば浸水によって沈没するおそれもあまりありません。

 このように、装甲面に対して真正面から直撃しなければ装甲を貫通出来ず、たとえ装甲を貫通したところで大した被害を与えられないHeat弾頭を使うよりも、ある程度量の多い炸薬を(空気の千倍も密度の高い)水の中で爆発させた方が、艦体の広い面積に亘って爆圧を加える事で、艦体構造自体をへし折るように変形させて撃沈する事が出来るので、Heat弾頭よりも単なる爆雷のような構造の弾頭の方が効果的なのです。
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魚雷は近接爆発のバブルパルスで攻撃するものであって、


指向性弾頭を用いたら、ターゲットに垂直に直接当てなきゃモンローノイマン効果が出ません。
そんなもの当たらん。
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