
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
ロジンは元々(10種類程度のアビエチン酸異性体の)混合物ですが、主成分はアビエチン酸だったと思います。
アビエチン酸(および、その異性体)は共役2重結合を持っていますので、そのままでは酸化劣化されやすいのです。
そこで、劣化が起こりにくくなるように処理を行います。
処理方法として、共役2重結合に水素を付加させてつぶしてしまう方法が水素添加、つまり水添ですが、これは工業的にも難しくコストもかかるので、別の方法として今回の質問にもあります不均化を行うのです。
(勿論、水添ロジンも工業化されています。)
不均化は2分子のロジンが反応し、1分子は2重結合が増えて3つになり(これは芳香族、ベンゼン環になります。)もう1分子は共役ではなく単独の2重結合となります。
水添ロジンに比べれば耐候性は劣りますが、共役2重結合を持った2分子のアビエチン酸が、一方は芳香族へ、もう一方は単独2重結合の分子に変化するわけですから、元のロジンに比べて耐候性を向上させることが出来るので、不均化ロジンは工業化されています。
アビエチン酸だけでなく、共役2重結合を持った他の異性体も、基本的には同じ反応をしますので、不均化ロジンは、それら生成物の混合物であると考えればよいと思います。
>不均化ロジンがデヒドロアビエチン酸などの樹脂酸の混合物だと知ったんですけど、そのいくつかの樹脂酸というのはロジンの不均化反応によってできたものなのですか?
というご質問に対しては、YESというのが答えだと思います。

No.1
- 回答日時:
ロジン分かりません。
(--;関税率表解説(平成13年財関第950号)
に解説があります。貼っておきます。
pp11付近です。
参考URL:http://www.customs.go.jp/tariff/kaisetu/data/38r …
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