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以下の例で、(1)は日本語として普通なのに、(2)は変なのは何故でしょうか?

(1)大人げない、危なげない、情けない
(2)悲しげない、苦しげない

A 回答 (2件)

(1)のうち、「情けない」は 「心ない」などと同類で、他と別のものです。

「なさけ」は名詞ですから本来「情ない」と書くべきなのです。「じょう」と誤読されないように「け」を送り仮名にするのでしょう。

「大人げ」「危(な)げ」の「げ」は「気」が当てられ、いずれも名詞です。
「大人気」が無い
「危な気」が無い
から来ています。

(2)の「げ」は「~そう」という意味の接尾語で、
「悲しげな」=「悲しそうな」
「苦しげに」=「苦しそうに」
ですから、
「悲し気」「苦し気」という名詞はなく、「悲し気が無い」>「悲しげない」とは言えないのです。

「得意げに」は上記(2)に該当しますので、「さも得意気に」と書くのは適切でないということになりますね。
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この回答へのお礼

「名詞」と「接尾語」の違いだったんですね。

わかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/01 15:32

#1さんもおっしゃっているように、(1)はすべて(名詞)が存在しない、といっているのです。


「ない」は無い、という動詞です。だから「~が、ない」の「が」を省略したものと考えられます。

(2)のほうは「げ」は#1さんの仰る「~そう」という意味の接尾語でもありますが、同時に形容動詞
「悲しげだ」「苦しげだ」の一部でもあります。この観点からすれば、形容動詞の活用形「だろ、だっ、で、に、だ、な、なら」の中に「ない」はありません、というだけの問題でもあります。
ない、という言葉は動詞ないし助動詞なので、連用形、「で」に続かないとおかしい、ということです。「かなしげでない」「くるしげでない」ということになります。
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この回答へのお礼

わかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/01 15:34

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