プロが教えるわが家の防犯対策術!

ここ3年ほど海外にいたため、本を読む機会が激減していました。
そろそろ落ち着いたので、ここ数年で流行った作品とか、まだ読んだ事がない「作家(小説)」「漫画家」「心理学方面の人」を開拓したいと思っています。

私のこれまでの好みは・・・
村上春樹→あの独自の精神世界が好き。磨かれた言葉が秀逸でいつも満足度が一定以上だから。
よしもとばなな→春樹に比べれば文体がイマイチだけど、彼女の感性や人柄からにじみでるムードが好き。
夏目漱石→文章の美しさ、内面的な描写の繊細さは格別。
宮沢賢治→あの感性、透明で純粋な宗教的な境地を描くメンタリティがたまらない。
梨木香歩→親しみやすく「ちょい感動系」なのが好き

といったように、ファンタスティック・宗教心・心理・暗いメンタリティがキーワードになりそうな雰囲気を持った作家が好きです。(学生時代は遠藤周作にはまった)

マンガでは岡崎京子、手塚治虫、浦沢直樹、高橋留美子、小山ゆう、をよく読んできました。

心理学者では河合隼雄氏が大好きで、ほとんどの著作を読んでいます。
トリイ・ヘイデンやダニエル・キイスも大好き。

以前は職場が教育関係だったこともあり、周囲の人といつも本に関する話題があったのですが、現在妊娠中でヒマを持て余しているうえ、帰国後は専業主婦だったこともあり、ここ数年は文学・心理的な書籍のことを語り合える人がいなくて刺激がない日々になっておりました。

こんな私にお勧めの小説作品、心理学系の書籍、マンガ名作、あるいは育児関係の名著などを教えていただけたら嬉しいです。宜しくお願い致します。

A 回答 (5件)

こんばんは。


ぼくは池澤夏樹をおすすめします。
理系の大学を中退し作家になったというちょっと異色な経歴の持ち主です。
理系だなあ、という表現が文章中にもでてきます。
理系、という言葉には何かかたいイメージがあるかもしれませんが、文章と絶妙にマッチしています。
たとえば、「夏の朝の成層圏」という本がありますが、題名も中身もさわやかな感じです。

おすすめの本は「スティルライフ」です。
よんで欲しいと思います。
参考になったらうれしいです。
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この回答へのお礼

そういえば思い出しました。「南の島のティオ」を読んで感激したことを。
それ以外、彼の作品は読んでいませんでした。
きっと好きになれそうです。読んでみます。ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/10 12:54

村上春樹さんがお好きで女性であれば


 光野桃さんと斎藤薫さんがオススメです。
小説ではありませんが、心理学的側面があるエッセイです。

宮沢賢治氏系は
 ますむらひろし「アタゴオル」シリーズ
がおすすめです。漫画です。

またファンタスティック、宗教心、心理、暗い…というキーワードでは
 なるしまゆり「少年魔法士」(漫画)
 京極夏彦作品「姑獲鳥の夏」等
がいいと思います。

心理学系では、少し前のものですが
 「性格タイプの分析(エニアグラム)」
に私は最近ハマっています。
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この回答へのお礼

光野桃さんと斎藤薫さんなるしまゆりさん、いずれも知りませんでした。
早速探してみます。
ますむらひろしさん「アタゴオルシリーズ」は思いきりはまりました。大好きです。
そしてエニアグラムはただいま、まさにハマっている心理学系です。
ツボを突かれていて嬉しい回答でした。
ありがとうございました!

お礼日時:2005/09/04 20:40

吉本ばななや梨木香歩がお好きなら、


 村山由佳
 瀬尾まいこ
が近いかと思います。
下の方が挙げられている
 恩田陸
も、どの作品も私は好きです。でも質問者さまの好みから推測すれば、下の方のおっしゃるとおり「光の帝国」がもっとも好みに沿うかと思われます。この「光の帝国・常野物語」の続編にあたる「蒲公英草紙―常野物語」という本も最近出版されました。

あと、
 森絵都
も梨木果歩さんが好きならいけると思います。
梨木さんと同じく児童書出身の方です。
最近、児童書ではなく一般書も出されています。
「いつかパラソルの下で」は直木賞候補にもなりました。吉本ばなな氏や江国香織氏のタッチと少し似ている気がしました。
「永遠の出口」もキレのある文章でありながら郷愁を感じさせられます。おすすめです。

ちなみに、ご存知でしょうが梨木さんは第一回児童文学ファンタジー大賞受賞者です。(受賞作は「裏庭」)
この公募の選考委員に河合隼雄氏も名を連ねています。
第二回の受賞者および受賞作は
 伊藤遊の「鬼の橋」です。
伊藤氏はこの語「えんの松原」「ユウキ」など出されてますが、私は「鬼の橋」しか読んでません。「鬼の橋」は平安時代の小野篁の少年時代の話です。質問者様の好みからは若干ズレるかもしれませんが、おもしろいです。もしお時間があれば、読んでみて損はないと思います。
また、河合隼雄氏はちゅうでん児童文学賞という賞の選考委員も務めてらっしゃいます。
この賞から出版されているこれまでの受賞作は
 安藤由希「キス」
 小森香折「ニコルの塔」
です。これらはみんな深淵で透明感があります。
この系列でいくと、さらに
 草野たき「透き通った糸をのばして」(講談社)
なども雰囲気が似ているかもしれません。
(でも「透き通った~」は心理描写にかなりの重点を置いていて、裏を返せばストーリー性が少しうすいので、文学よりもエンタメを求めている気分のときはオススメできません)

ストーリー性よりも心情に重点を置いた作品ばかり挙げましたが、河合隼雄氏がお好きならこういう傾向のお話の方がお好みかと思い、選んでみました。

あと妊娠中でいらっしゃるのであれば以下のマンガはいかがでしょうか。

「ベビーシッター・ギン! 」大和和紀 (講談社コミックスKiss )
ご存知「あさきゆめみし」「はいからさんが通る」の作者の大和和紀のマンガです。メリーポピンズさながらのベビーシッターのギンが、さまざまな家庭で子守をする話です。なかなかおもしろいし、妊娠・育児中の女性ならきっと楽しく読めると思います。

「助産院へおいでよ」河崎 芽衣 (講談社コミックスビーラブ )
助産院で働きはじめた主人公の素子が、さまざまな妊婦さんの出産を通じていろいろなことを感じ、学びます。妊娠中に読むと、出産がますます楽しみになると思います。
同時に、出産に対する恐怖も少しやわらぎ、出産って自分だけでなく胎児や助産師さんもがんばってるんだ!と前向きな気持ちになれると思います。

「世界でいちばん優しい音楽」小沢真理(講談社)
最近TBSの昼メロでドラマ化されましたが、原作はドラマとはまるで別物です。あんなドロドロしてないし。
むしろ、絵柄からしてとてもやわらかく、やさしい雰囲気です。
これまた「育児が楽しみ!」という気持ちにさせてくえるマンガです。

最後に、妊婦さんにかなりオススメの絵本を紹介させてください。

「あなたが生まれるまで」ジェニファー デイビス

知り合いが妊娠するたびに私はこの絵本を贈っています。喜ばれています。
いつかお子様が大きくなったら読んであげるのもすてきだと思います。
参考URLに、この本のリンクを貼っておきます。

それでは。楽しいニンプライフをお送りください♪

参考URL:http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30508126
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございました!
瀬尾まいこ、恩田陸、森絵都、いずれも知りませんでした。ファンタジー大賞受賞した作家さんから探すのは面白いですね。早速読んでみます。
マンガもいずれも読んだ事なかったです。
「あなたが生まれるまで」も興味津々。
たくさん読みたく本が増えました!

お礼日時:2005/09/04 20:38

こんばんは。



好みがちらほらとかぶっていたので書かせて頂きます。村上春樹とよしもとばななの好きな理由が
まったく一緒です(笑)

小説家では本多孝好さんがおすすめです。
初めて読んだとき、どことな~く村上春樹を
感じたのですが、やはり少し似ているといわれているそうです。
文章がきれいで読みやすく、すらすらと入ってきます。読んだ後に心に残る作品を書かれる方だと私は思います。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087746 …

漫画だと吉田秋生さんの作品がおすすめです。
BANANA FISHが有名ですが、著作はどれも面白くて
良いです。

それ以外はわからなかったので、これだけで…
少しでも参考になればいいのですが…
すでにご存知でしたらすみません。
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この回答へのお礼

春樹とばななの好きな理由が全く一緒とのこと、なんだか嬉しいです。語り合いたいですね~。
本多孝好さん、知りませんでした。早速探してみます。
URLのレビューを読むと本当に面白そう。
吉田秋生さんのマンガにははまりました。面白いですね~。
やはり好みが似ているんですね。嬉しい回答でした。
ありがとうございました!

お礼日時:2005/09/04 20:34

大の春樹ファンです(笑


吉本ばなな、夏目漱石、宮沢賢治、梨木香歩、みんな好きです(それにしても、みごとにジャンルがバラバラですね)
そんな私がお勧めなのは…

吉本ばなな系列→
小池真理子:私の中で、最高峰にある恋愛小説家です。村上春樹さんの次に好きな作家さん。特に「水の翼」は、切ない純愛物語でありながら、全く安っぽさのない素晴らしい作品です。是非是非一冊は読んでみてください。
山田詠美:とってもクールな小説です。読みやすいですが、ちょっと毒気があるかな?
村山由佳:主に純愛モノが多いです。爽やかで、清々しい。「天使の卵」は有名ですね。おもしろいですよ。

夏目漱石系列→
谷崎潤一郎:狂気をもはらんだ愛とエロティズムでありながら繊細でかつ耽美的。日本人なら一冊は読んでおいたほうがいいでしょう。お勧めは「春琴抄」
三島由紀夫:村上春樹さんは毛嫌いなさっているようですが、「春の雪」から続く豊饒の海四部作は傑作です。読むのに気合がいりますが、じっくりと楽しめます。
宮本輝:人生のこと、愛のこと、そういう大きなテーマを書いていながら、しみじみと考えさせられる小説が多いです。お勧めは「月光の東」「愉楽の園」

梨木香歩系列→
江國香織:最近とても売れているのでご存知かもしれませんね。独特の、繊細な世界がとても好きです。特に「つめたい夜に」がお勧め。
恩田陸:ファンタジックであり、かつ大人な深みを持つ作品がずば抜けて素晴らしい作家さんです。特に「光の帝国」はお勧め。

ちなみに、村上春樹系列はありません。他に並ぶ人がいませんから(笑
お気に入りの作家さんが見つかるといいですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!
小池真理子氏はちゃんと読んだ事なかったです。パラパラめくると、軽っぽいのかな~なんて思ったりして。「水の翼」読んでみます。
山田詠美の「風葬の教室」は素晴らしかった。他の恋愛小説はだんだん飽きてきました。
村山由佳は1~2冊読みました。そこそこ満足。
谷崎潤一郎はいいですね。こうして書かれると読み返そうという気持ちでいっぱいになりました。
三島由紀夫は学生時代に読んだ後は近年、気合いが入った時に読み返しました。素晴らしいですね。
宮本輝、なぜかあまり好きになれません。なんでだろう。
江國香織、なぜか彼女の世界には浸れないのです。なんでだろう。
恩田陸、知りませんでした。これは読んでみます!

いろいろとありがとうございました。
なんか色々語り合いたくなっちゃいますね。

お礼日時:2005/09/04 20:30

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