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ネットワークエンジニアを目指して独学で勉強中です。
WANについて色々調べてみたいのですが、よく分からない事が沢山あります。。

アクセス回線とは
閉鎖IP網・フレームリレー網・ATM網・インターネットなどのバックボーンネットワーク?に接続させるための回線の種類のことでしょうか?

図だとこのようなイメージで正しいのでしょうか?

端末-(アクセス回線)-(閉鎖IP網・フレームリレー網・ATM網・インターネット)-(アクセス回線)-端末

アクセス回線について調べたところ、
電話回線・ISND・専用線・ADLS・FTTHなど沢山あり、これらの線を私は
インターネットに接続する為のアクセス回線だと思っていたのですが、
ATM網やフレームリレー網などのパケット交換やセル交換などの網に
接続する時のアクセス回線というのはどういったものを使用するのでしょうか?

もともとの認識がすごく間違ってしまっているのかもしれませんが、
よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

> アクセス回線とは


> 閉鎖IP網・フレームリレー網・ATM網・インターネットなどのバックボーンネットワーク?に接続させるための回線の種類のことでしょうか?

厳密な定義はわかりませんが、概ね、その認識は正しいと思います。「アクセス回線」は、場合によっては「足回り回線」などとも呼びますが、あるネットワークが存在しているときに、そのネットワークに対しリモートにある端末が接続するための回線のことを指すように思います。

> 図だとこのようなイメージで正しいのでしょうか?
>
> 端末-(アクセス回線)-(閉鎖IP網・フレームリレー網・ATM網・インターネット)-(アクセス回線)-端末

こちらも概ね認識は正しいように思います。

> ATM網やフレームリレー網などのパケット交換やセル交換などの網に
> 接続する時のアクセス回線というのはどういったものを使用するのでしょうか?

物理的にどのような回線を使うかということと、その上にどのようなプロトコルが乗るかということを別に考えた方がわかりやすいでしょう。
ATMやフレームリレーはOSI参照モデルで言えば第2層のプロトコルです。これを運搬することの出来る第1層の回線は、ATMやフレームリレーに限らず定義可能です。逆に言えば、第2層と第1層のプロトコルが独立していないとするとOSI参照モデルとしては適合しない、ということになります。
とはいえ、ATMやフレームリレーがもてはやされた時代のメディアから言えば、ATMではT3(45Mbpsのデジタル回線)やOC3(150Mbpsのデジタル回線)がよく使われましたし、フレームリレーではT1 PRI(192Kbps~1.5Mbpsのデジタル回線)やBRI(64~128Kbpsのデジタル回線用インターフェース)が良く用いられました。

ただ、繰り返しになりますが実際にはそれに限ったということではありません。例えば急速に普及したADSLですが、第2層プロトコルはATMであることはよく知られています。家庭向けADSL回線は、第1層にITU-T G.993という物理回線を用いたATMアクセス回線だということが可能です。

この回答への補足

早速のご返信ありがとうございます。
大変分かりやすくご説明いただきありがとうございます。
少し分かりかけたような気がするのですが(私の理解力がなく大変もうしわけありません・・・)、よろしければ、追加で質問させて頂いてもよろしいでしょうか?

ATMやフレームリレーやPPPなどは第二層のプロトコルで、
OSI参照モデルのデータリンク層の内容というのは、直接接続されている機器間での通信する約束事だと本を読んで覚えていたのですが、
この直接接続されているというのは、上の図でいうと
端末-(アクセス回線)-(閉鎖IP網・フレームリレー網・ATM網・インターネット)
  ↑ここから      ↑ここまで
の接続の約束事という考えでいいのでしょうか?

その際に、接続する網の種類(ATM網やフレームリレー網やインターネット)によって端末(ルータのシリアルインタフェースやBRIやPRIやT3など)に設定する2層のプロトコル(PPPやATMやフレームリレーなどのプロトコル)が違ってくる。ただし、アクセス回線は何を使っても(専用線でもISDNでもADSLでも)OSI参照モデル上では問題ないということであってますでしょうか?
ADSLはATMアクセス回線ということなのですが、ATM網を経由してインターネットに接続しているだけで、端末ーADSL-(ATM網)-ADSLー端末で、支社間のネットワークを作る事は可能なのでしょうか・・?すごく的外れな質問でしたら申し訳ありません。

あと、もう一つありまして、
よく回線の種類として、回線交換型・パケット交換型・セル交換型・専用線型と分けられているのを見かけるのですが、この部分は、あくまでもアクセス回線より先のバックボーンネットワーク上での処理の違いだけで、端末側のルータを設定する側としては、第二層以下の部分に関しては、第二層のプロトコルの種類と、アクセス回線に接続する為の機材(DSUなど)を気にするだけで問題ないでしょうか?

WANについて沢山調べたつもりなのですが、断片的に調べてしまった為全体的なネットワークの仕組みや、伝送媒体などがまだ分かっていない部分が多々あり、的外れな質問でしたらもうしわけございません。
よろしくお願いいたします。

補足日時:2005/09/16 16:55
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> この直接接続されているというのは、上の図でいうと


> 端末-(アクセス回線)-(閉鎖IP網・フレームリレー網・ATM網・インターネット)
>   ↑ここから      ↑ここまで
> の接続の約束事という考えでいいのでしょうか?

OSI参照モデルのデータリンク層の定義はそれで間違っていないのですが、現実には、例え直接繋がっていなくても、上のレイヤのプロトコルから見て一つのリンクに見える機器間もデータリンク層で定義されます。例えばPPPというデータリンク層プロトコルは、直接接続されていない機器間でもコネクションを確立できます。

ATMスイッチからリモートにあるATM端末までを、例えばOC3やT3などのデジタル専用線でリンクしたとすると、そのネットワークにおいては、ATMスイッチとATM端末までがATMというデータリンク層のプロトコルで繋がっていると同時に、そのATMスイッチの向こうに広がっているATMスイッチ網とATM端末もデータリンク層プロトコルで繋がっているとすることが出来ます。厳密にはこのような解釈は問題なのかもしれませんが、実務上はあまり気にしたことがありません。

> その際に、接続する網の種類(ATM網やフレームリレー網やインターネット)によって端末(ルータのシリアルインタフェースやBRIやPRIやT3など)に設定する2層のプロトコル(PPPやATMやフレームリレーなどのプロトコル)が違ってくる。ただし、アクセス回線は何を使っても(専用線でもISDN でもADSLでも)OSI参照モデル上では問題ないということであってますでしょうか?

はい、その通りです。

> ADSLはATMアクセス回線ということなのですが、ATM網を経由してインターネットに接続しているだけで、端末ーADSL-(ATM網)-ADSLー端末で、支社間のネットワークを作る事は可能なのでしょうか・・?すごく的外れな質問でしたら申し訳ありません。

可能です。例えばフレッツADSLのように、接続形態が限られるADSLサービス(PPPoEの利用が前提となっている=バンドルで販売されている)では無理ですが、ベアのADSLを提供するタイプの業者(例えばアッカネットワークス)などでは、法人向けにADSLをATMプロトコルのまま提供するタイプのサービスがあると聞いたことがあります。

> よく回線の種類として、回線交換型・パケット交換型・セル交換型・専用線型と分けられているのを見かけるのですが、この部分は、あくまでもアクセス回線より先のバックボーンネットワーク上での処理の違いだけで、端末側のルータを設定する側としては、第二層以下の部分に関しては、第二層のプロトコルの種類と、アクセス回線に接続する為の機材(DSUなど)を気にするだけで問題ないでしょうか?

第2層のプロトコルからは、回線交換式などの区別の代わりに「ポイントツーポイント型」か「マルチポイント型」かなどというトポロジーが問われます。
実装によっては回線交換式か専用線かによって第2層以上の部分(インターフェース)においても設定の変更が必要になる場合がありますが、本質的には(OSI参照モデルの理想から言えば)そこは下位層が解決すべき問題であるでしょう(もっともそこまで理想的な実装の装置はあまり見かけませんが)。
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この回答へのお礼

詳しい説明をありがとうございました。
すごく勉強になりました。一つ一つのプロトコルや、回線などをまた勉強していくうちに疑問が出てくることがあると思うのですが、また新しく質問させていただきます。
よろしければまたお力を貸していただければと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/16 19:53

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