No.11
- 回答日時:
やはりたくさんあるのですが、その中でも厳選に厳選を重ねた二曲を紹介します。
○トゥビン:交響曲第三番
トゥビンはバルト三国のうち一つ、エストニアの人で、この曲は第二次世界大戦中(1940-1942)に作られたものです。僕がオススメしたいのは一楽章。最初に低弦→木管→ヴァイオリンとメインテーマが提示され、その後このテーマは曲全体に回帰して現れます。金管の迫るような感じも最高で、特にこの曲はトロンボーンが活躍します。四番はまた雰囲気は変わりますが、なかなかの名曲です。
○ニールセン:交響曲第二番「四つの気質」
ニールセンも北欧、デンマークの生まれですが、トゥビンより20年くらい前の時代を生きた人です。この曲もやはり聞き所は一楽章で、北欧っぽい寒々とした感じがよく出ていて是非聞いていただきたい曲です。ニールセンは四番「不滅」が特に有名です。
結構偏った選曲ですが、鳥肌が立つこと間違いなしです。是非聞いてみてください。
No.10
- 回答日時:
それでは管弦楽の中から、絞りに絞って3曲だけ厳選してみます。
ブルックナーの交響曲第9番第3楽章冒頭の三分間。
苦悩を引きずるような出だし。すぐに、なんだか山の麓の、視野の開けたようなところへさまよい出ます。
と突然、地鳴りのように鳴り響く管楽器の大コラール。楽章がはじまって二分目の最初のクライマックス。
心理の虚を衝き、しかも理屈から割り出してきた挙動ではない。そしてどういう訳かとてもスマート。
ブルックナーにスマートはないだろう、の真っ当なご意見はこのさい無視。
あ、迫力系です。
メロディー系では、
セザール・フランクの交響詩「プシュケ」の第4部「プシュケとエロス」のエロスのテーマ。
官能的で憧れに満ち、やさしく柔らかに出てくるところ。男は女性にこうでなくちゃアカンのでしょう。
という余談はさておき、フランクは先の方が熱意をもって挙げておられたヴァイオリン・ソナタもそうですが、
聴いていて人間の尊厳を感じます。作曲者の心の高貴さ、気高さに触れる思いで、そこにまず感動させられてしまいます。
しばしばギュスターヴ・モローの絵を想起してしまうのですが、
同時代人でもあったことだし、お互い孤高だったし、何か気脈の通じるところがあるのかもしれません。
あと一曲はシューベルトのハ長調大交響曲(べームはよかった)と行きたいけど、
ここで協奏曲を出したいからシューマンのチェロ協奏曲がいいかな、随所に聴き所があるもの、
でも締め括りはやっぱりモーツァルトのピアノ協奏曲で手を打とう、
27番の第1楽章提示部の、おまけのように始まるあの第3主題ともいうべきところ、あれもいいが、
20番の第2楽章の終りかけ、ピアノがひとしきり歌ったあと、では皆さんさようならとでも言うように手を振って去っていくところ、
あそこもいいが、17番の第1楽章の、木管がご機嫌に相槌を打つ出だしもいい。
けれどもここは、あえて9番(ジュノム協奏曲)の第2楽章にします。鳥肌が立つというよりも涙が出てしまう。
以上。
3曲という自主規制は守れなかったみたいだけど、まあいいか。
勝手なことを書き連ねました。どうかご容赦を。
この回答へのお礼
お礼日時:2005/09/26 09:11
ブルックナーも感動系では人気なんですね。まだ私のキャパないでなはないですが、2番と4番しか持ってませんでした・・・。
他のも真剣に聴いてみます。
どうもありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
・コダーイ:『ガランタ舞曲』
・コダーイ:楽劇『ハーリ・ヤーノシュ』~「間奏曲」「募兵の歌」
・レスピーギ:交響的印象『教会のステンドグラス』~「大天使ミカエル」
・ヴォーン=ウィリアムズ:『A Cotswold Romance』~「The Men of Cotsall」
・ハチャトゥリアン:バレエ音楽『ガイーヌ(原典版)』~「綿花の採集」「山岳民族の踊り」
以上がエキサイティング系です。下記はどん底悲嘆系ピアノ曲です。
・メラルティン:組曲『悲しみの園』~「雨」「孤独」
No.7
- 回答日時:
ちょっとマイナーでも旋律が美しいのを中心に上げてみます。
・JSバッハ、トッカータBWV911
ほとんど録音がないですが、バッハのピアノ曲の中では一番好きです。ほとんど神のようなバッハの音楽が聞こえます。
・JSバッハ、ヴァイオリンのための無伴奏パルティータ第1番
:パルティータは2番のシャコンヌが有名ですが、1番のサラバンドなどもすごくきれいです。
・ブラームス、チェロとピアノのためのソナタ
:ブラームスの曲はなんともいえない味が合って好きです。特に2番の4楽章がおすすめ
・ドヴォルザーク、ヴァイオリンのためのロマンス
:静かな環境でしみじみと聞きたい曲です。ドヴォルザーク・イン・プラハというCDに入っています。
・シューベルト、アルペジョーネソナタ
:有名な曲ですが、アルペジョーネというほとんど廃れてしまった楽器を使った曲です。ロストロポーヴィッチの演奏が良いです。
・メンデルスゾーン、ピアノ三重奏1,2番
:1番が有名ですが、2番もかなりの出来です。1番は旋律が全体的にきれいですし、終楽章は爽快です。ボザールトリオの録音がお勧めです。
・フランク、ヴァイオリンソナタ
:これまたマイナーな曲ではないですが、これだけはあげておきたかったので。とにかく4楽章の美しさは絶品です。
思いついたのだけ上げてみました。
この回答へのお礼
お礼日時:2005/09/25 20:17
ありがとうございました。
だんだん私のキャパ外になってきました・・・・。
今までほとんど交響曲しか聴かなかったので、今後トライですね。
No.5
- 回答日時:
こんにちは。
マーラーの5番に激しく同意します(笑)イチ押しは,完全に独断で,
☆ブルックナー作曲 交響曲第五番 第四楽章
最後の最後,第四楽章の第一主題の中から,最強奏でコラール主題が再現する部分。その後,終結までは鳥肌立ちっぱなしです!
*マニアックすぎたらごめんなさい。
その他,思いつくままに。超メジャー級はご存知っぽいので除きました。
次点は,
☆R・シュトラウス 「四つの最後の歌」(感動系)
特に第三曲「眠りにつこうとして」,第四曲「夕映えの中で」の美しさは,とてもここでは表現できません。鳥肌が立つというか,涙が出ます。
☆ワーグナー 歌劇「ローエングリン」より
第一幕への前奏曲,エルザの大聖堂への行進(メロディ系⇒迫力感動系へ)
☆R・シュトラウス アルプス交響曲
どこか一ヶ所と言われれば,中間あたりにある「頂上にて」(迫力系)
☆ショスタコーヴィチ 祝典序曲
キャンディードと聞いてなぜか思い出しました。なんででしょう・・・?メロディ&迫力系ですね。
最後に,かなりの無名曲ですが,メロディー系の絶対のお薦めです。
☆ウォルトン 戴冠式行進曲「宝珠と王仗」
ウォルトンは,「威風堂々第一番」(これもよいですね)で有名なエルガーと同じイギリスの作曲家です。メロディーの美しさならばこっちが上ではないか,と勝手に思っています。
---
楽しかったです!
実を言えば,まだまだ言い足りないんですが・・・(笑)
No.3
- 回答日時:
【迫力系】
● ヴェートーベン 『交響曲 第7番』 第4楽章
● チャイコフスキー 『ピアノ協奏曲 第1番』 冒頭
● ショパン 『ピアノ協奏曲 第1番』 第1楽章
● モンテヴェルディ 『聖母マリアの夕べの祈り』 冒頭
【メロディ系】
○ ブラームス 『ヴァイオリン・ソナタ 第1番(雨の歌)』 第1楽章
○ ビゼー 『カルメン』 間奏曲
○ マスカーニ 『カヴァレリア・ルスティカーナ』 間奏曲
○ フォーレ 『ペレアスとメリザント』 より シシリエンヌ
...まだまだ たくさんありますけれど...♪
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